Interstage Java EE 6のWebコンテナのスレッドプールのキューに格納されたリクエストは、スレッドプールが空くまで、ずっとキューに格納されたままになりますか?

Interstage Java EE 6のWebコンテナのスレッドプールのキューに格納されたリクエストは、スレッドプールが空くまで、ずっとキューに格納されたままになりますか?
Interstage Java EE 6のWebコンテナのスレッドプールのキュー(HTTP接続キュー)にはタイムアウトがあり、キューに格納されたままにはなりません。
リクエストをキューに格納後、スレッドで処理が開始されるまで接続を維持する時間を監視しており、その時間を経過してもスレッドプールで処理されない場合にはタイムアウトとなり、キューに格納されたリクエストは、処理されずにクライアントに返却されます。
その際、エラーメッセージの出力はありません。
Webサーバを経由する運用の場合、HTTPステータスコード500が返却されます。

タイムアウトは以下の定義項目で設定され、asadminコマンドを使用して変更できます。
詳細は「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」の以下を参照してください。
    「ネットワーク設定の定義項目」
     V11.1まで:「キープアライブのタイムアウト(timeout-seconds)」
     V11.2以降:「HTTP接続のタイムアウト(timeout-seconds)」

注1)本定義項目の値は、V11.0以前では変更できません。
注2)本定義項目の値は、以下のタイムアウト値に同時に適用されます。
      ・キープアライブ接続:Webコンテナがレスポンスを返したあと、次のリクエストが来るまでの間、キープアライブ接続を維持する時間
      ・HTTPの接続:HTTP接続後、リクエストがスレッドプールのキューに格納されるまで接続を維持する時間
      ・HTTP接続キュー:スレッドプールのキューに格納後、リクエストがスレッドで処理を開始されるまで接続を維持する時間
注3)本定義項目の値は、ネットワーク設定の定義項目:max-connectionsでキープアライブを"無効"とした場合でも、10以下の値を設定しないようにしてください。
製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V11
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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