Interstage Application ServerのIJServerワークユニット上で動作中のアプリケーションがスローダウンします。

Interstage Application ServerのIJServerワークユニット上で動作中のアプリケーションがスローダウンします。 アプリケーションはデータベースにアクセスします。 サーバのシステムログに以下のメッセージが出力されています。 extp: エラー: EXTP4365: アプリケーションの処理時間が監視時間を超過しました。 原因と対処方法を教えてください。
【原因】
アプリケーションが最大処理時間を経過しても処理が終了しなかったため、強制停止されたことが原因です。

【対処方法】
アプリケーションが強制停止(注1)されると、IJServerワークユニット上で使用中またはコネクションプールで保持しているデータベースとのコネクションは回収されません。この影響で以下のようにアプリケーション(注2)がスローダウンします。

  • データベースにアクセス中(コネクションを使用中)にアプリケーションが強制停止されるとデータベース上のロックが回収されず、新たなリクエストがロック獲得待ちに入る場合があります。
  • 回収されないコネクションのため新たなコネクションが獲得できずに、コネクション獲得待ちに入る場合があります。

このような状況を防止するために、データベース側でのセッションの回収設定をしてください。

(注1)
Interstageは、IJServerワークユニットのプロセスのうち、最大処理時間を超過したアプリケーションが実行されているプロセスを強制停止します。
IJServerワークユニットが複数のプロセスで構成される場合、同一IJServerワークユニットのほかのプロセスは動作し続けます。

(注2)
以下のアプリケーションがスローダウンする可能性があります。

  • 強制終了したプロセスを含むIJServerワークユニット上のアプリケーション 
    (強制終了後、再起動したアプリケーションを含みます)
  •  強制終了したプロセスが接続していたデータベースへアクセスするアプリケーション
製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V11, V10, V9, V8, V7, V6
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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