Interstage Application Serverにおいて、Javaアプリケーションの実行速度の低下、またはハングアップが発生します。

Javaアプリケーションの実行速度の低下、または、ハングアップが発生します。原因と対処方法を教えてください。
[原因]
ガーベジコレクション(GC)が頻繁に発生していることが、原因として考えられます。
Javaヒープサイズに小さい値を指定している場合は、GCが頻繁に発生することがあります。GCが発生するたびにJavaアプリケーションの実行は一時停止するため、実行速度の低下に繋がっています。特にFull GCの実行は、New世代領域だけを回収対象とするNewGC処理と比較し、その処理時間が長くなる傾向にあります。過度にFull GCが発生している場合は、Javaアプリケーションがほとんど実行されず、外部からはハングアップ状態に見えることもあります。

[対処方法]
まず、-verbose:gc -XX:+UseFJverbose オプション指定などで、Javaヒープの状態とGCの発生頻度を確認してください。GCの発生頻度が高い場合は、Javaヒープサイズのチューニングを行ってください。

Javaヒープのチューニング方法については、以下のマニュアルを参照してください。

  Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド V10
    第8章 JDK/JREのチューニング
      8.4 チューニング方法
        8.4.1 Javaヒープのチューニング

なお、上記以外の製品バージョンについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V10, V9
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
このページの先頭へ