Interstage Application Serverにおいて、予兆監視メッセージEXTP4368(またはISJEE_OM3204)が出力されます。

Interstage Application Serverの運用中に、予兆監視メッセージEXTP4368(またはISJEE_OM3204)が出力されました。詳細メッセージは「It takes long time to do the garbage collections many times」となっています。このメッセージがCPU負荷の高い状態が続いている場合に該当するかどうかの切り分け方法を教えてください。
この詳細メッセージは、ガーベジコレクション(GC)に長い時間かかる状態が何回も発生していることを示します。オブジェクトの数が多い場合などには、ヒープ領域内のメモリを操作する処理に時間がかかります。JavaVMのヒープサイズを変更することで、ガーベジコレクションの処理時間を調整できる場合があります。
また、CPU負荷の高い状態が続いている場合にも、メッセージが出力されることがあります。
GCに長い時間がかかっているのか、または、CPU負荷の高い状態が続いているのかの切り分けは、以下の手順で行うことができます。
  1. まず、メッセージが出力された時間帯の、GC処理の結果ログを参照してください。長い時間がかかったGC処理があれば、それがメッセージ出力の原因と考えられます。
  2. 次に、原因となったGC処理前後のオブジェクトの量を調べてください。そして、ほかのGC処理から、処理前後のオブジェクトの量が同じ程度のものを探し出してください。処理前後のオブジェクトの量が同じ程度で、原因となったGC処理よりも処理時間が短いものが多く存在すれば、メッセージが出力された時間帯に、CPU負荷が高まったと推測できます。その場合は、システム全体の負荷状況を確認してください。
製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V10, V9, V8, V7, V6
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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