Interstage Application ServerのJDK/JRE 6における、Javaヒープ領域の見方について

JDK/JRE 6でスレッドダンプを取ると、最後に以下のようなヒープ領域の情報が出ます。この情報の見方を教えてください。
Heap
PSYoungGen  total 7168K, used 5158K [0x0fd60000, 0x10470000, 0x10470000)
 eden space 7104K, 72% used [0x0fd60000,0x102658f0,0x10450000)
 from space 64K, 25% used [0x10450000,0x10454000,0x10460000)
 to space 64K, 0% used [0x10460000,0x10460000,0x10470000)
PSOldGen  total 4096K, used 162K [0x0c470000, 0x0c870000, 0x0fd60000)
 object space 4096K, 3% used [0x0c470000,0x0c498870,0x0c870000)
PSPermGen  total 16384K, used 2103K [0x08470000, 0x09470000, 0x0c470000)
  object space 16384K, 12% used [0x08470000,0x0867dd40,0x09470000)
それぞれ以下のヒープ領域の情報を示しています。
  • パラレルGC使用時
    - PSYoungGen:New世代領域
    - PSOldGen:Old世代領域
    - PSPermGen:Permanent世代領域

  • シリアルGC使用時
    - def new generation:New世代領域
    - tenured generation:Old世代領域
    - compacting perm gen:Permanent世代領域

  • CMS付きパラレルGC(注)使用時
    - par new generation:New世代領域
    - concurrent mark-sweep generation:Old世代領域
    - concurrent-mark-sweep perm gen:Permanent世代領域

    なお「Old世代領域」および「Permanent世代領域」における「object space」についての情報は出力されません。

    (注)コンカレント・マーク・スイープGC付きパラレルGC。Interstage Application Server V9.3.0から、Enterprise EditionのJDK/JRE 5.0および6に限定してサポートされた機能。


なお、パーセントで示されている値は、情報出力時点でJava VMがJavaヒープ用に利用可能な状態にしている(コミットしている)メモリ量に対する比率です。利用可能な上限値に対する比率ではありません。そのため、パーセントで示されている値は参照せず、K(キロ)単位で表示されているメモリ使用量の値(各世代領域の情報出力において「used ???K」の形式で表示された値)と、オプション(-Xmxオプションや-XX:MaxPermSizeなど)で指定された値(デフォルト値を含む)とを比較する方法で各値を利用してください。また、この出力結果は、スレッドダンプ出力時点での状態です。Javaヒープの使用状況の推移は、-verbose:gcなどガーベジコレクションのログ出力を有効にして得た結果を元に、評価を行ってください。

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 設計/開発
このページの先頭へ