Interstage Application Serverのフレームワークのアプリケーション実行時、システムログに「od60003:OD-Java runtime received exception IDL:CORBA/StExcep/COMM_FAILURE:1.0 (minor = 0x464a0000) com_fujitsu_CORBA_Request.cpp [1563] 」のエラーが出力されます。

Apcoordinatorの機能を使用してセションBeanオブジェクトを作成した場合、セションBeanオブジェクトの削除をApcoordinatorが自動で行ってくれるため、アプリケーションではEJBのremove処理を実装していません。
しかし、Exceptionが発生し、「null object reference: remove」がログファイルに出力されます。
原因と対処を教えてください。
[原因]
Interstage Interaction ManagerのApcoordinator連携機能を使用していることが考えられます。
Interstage Interaction ManagerのApcoordinator連携機能ではApcoordinatorコア機能を使用しないため、セッションBeanオプジェクトの自動削除機能は動作しません。このため、EJBCallFactoryクラスのfinalize処理でremove()を実行し、結果として例外が発生しています。

[対処方法]
Apcoordinator以外のアプリケーションからApcoordinatorで作成したセションBeanを呼び出す方法でEJBクライアントを実装してください。
Apcoordinator以外のEJBクライアントとの連携の詳細は、以下のマニュアルを参照してください。

  • V9、V8、V7、V6、V5
    Apcoordinator ユーザーズガイド
     第25章 セションBeanの開発
      25.3 セションBeanとクライアントとの連携
       25.3.5 Apcoordinator以外のEJBクライアントとの連携

    V7、V6、V5については、該当するマニュアル箇所を参照してください。

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9, V8, V7, V6, V5
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 設計/開発