Interstage Application Serverにおいて、Java VMオプション「-Xloggc」により、ガーベジコレクションのログをファイルに出力して問題ありませんか?

Java VMオプション「-Xloggc」により、ガーベジコレクションのログをファイルに出力して問題ありませんか?
JDK/JRE 1.4以降でJava VMオプション「-Xloggc:file名」により、ガーベジコレクションのログだけを別のファイルに出力できますが、以下の問題があるため推奨しません。
  • 保守上の問題
    ほかの事象のログと分離することになるため、時系列な事象の判別ができません。

  • 単一ファイルの問題
    ワークユニット運用では、プロセス多重度の定義ができるため、同一のファイルに対して複数のJavaプロセスから情報を書き込むことになります。そのため、ログの内容が保証されません。

  • 世代管理の問題
    「-Xloggc:file名」で指定されたファイルは、ログローテーションなどの世代管理がなく、ガーベジコレクションのログがjavaプロセスの終了まで、1つのファイルに書き込まれるため、ファイルが巨大化する可能性があります。また、同一ファイル名指定の場合は、プロセス再起動時に上書きされるため、以前の出力結果が残りません。

したがって、「-Xloggc:file名」ではなく、「-verbose:gc」オプションによるコンテナ情報ログ(info.log)への出力を推奨します。

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9, V8, V7, V6
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 技術サポート
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