Interstage Application Serverにおいて、JDK/JRE 5.0を使用すると、-Xmsで指定した値よりもJavaのヒープ領域サイズが小さくなります。

JDK/JRE 5.0使用時に、GCのログを採取してJavaのヒープのサイズを確認すると、Javaの起動オプションで-Xmsに指定したサイズより、ヒープサイズが小さくなっているように見えます。原因を教えてください。
JDK/JRE 5.0ではデフォルトでパラレルGCを利用する設定になっています。JDK/JRE 5.0でパラレルGCを使用した場合、パラレルGC処理のエルゴノミクス機能(メモリ割り当てプール内の各世代領域サイズの動的変更機能)により、Javaアプリケーションの実行状況や負荷/GC処理にかかる時間などの情報から、GC処理としての最適動作状態になるように、メモリ割り当てプール内の各世代領域サイズが自動的に調整・変更および最適化されます。その際、メモリ割り当てプールの使用量が、-Xms値(メモリ割り当てプールの初期値)よりも小さくなる場合があります。JavaVMの動作として問題はありません。
なお、GC処理としての最適動作状態は、GC処理実行時にJavaプロセスに対して割当てられるCPU資源量やGC処理間隔などを考慮した総合的な動作状態をもとに動的に推移するため、外部からの特定な設定で変更されるものではありません。
製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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