Interstage Application Serverにおいて、CORBAワークユニットの要求メッセージ振り分け方式に推奨値はありますか?

CORBAワークユニットの要求メッセージ振り分け方式(Request Assignment Mode)に推奨値はありますか?
推奨値はありません。LRU方式(「LIFO」を設定した場合)とラウンドロビン方式(「FIFO」を設定した場合)では以下の違いがあります。これらの違いを考慮して設計を行ってください。

LRU方式では、クライアントからの要求数が少ない場合は、特定のプロセスだけに要求メッセージが振り分けられます。
ラウンドロビン方式では、クライアントからの要求数が少ない場合は、各プロセスに均等に要求メッセージが振り分けられます。ただし、その時点で要求を受信できる状態のプロセスに対してラウンドロビン方式で振り分けを行うため、完全に均等に振り分けられるわけではありません。

LRU方式では、最後に動作したプロセスに対してリクエストを振り分けます。ラウンドロビン方式では要求待ちのプロセスのなかで最も過去に動作したプロセスに対してリクエストを振り分けます。このため、LRU方式の方が割り当てられたプロセスがメモリ上にロードされている可能性が高く、ラウンドロビン方式では割り当てたプロセスがスワップアウトされている可能性があります。そのためLRU方式の方が、疎通性能がよい場合があります。

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9, V8, V7, V6, V5
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 設計/開発
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