Interstage Application Server(V9以降)のCORBAサービスについて、period_client_idle_con_timeoutの詳細を教えてください。

CORBAサービスのタイマーについて、period_client_idle_con_timeoutの詳細を教えてください。
period_client_idle_con_timeoutでは、クライアント側無通信監視時間を設定します。

クライアント側無通信監視時間とは、リプライ受信後、サーバへのリクエスト送信がない状態をクライアント側で監視する時間です。この時間を超えてもサーバへのリクエスト送信がない場合、クライアント側無通信監視のタイムアウトが発生します。タイムアウトが発生した場合の動作は、クライアントアプリケーションのモードによって異なります。

  • スレッドモード
    タイムアウトが発生したタイミングで、サーバとのコネクションを切断します。次回リクエスト送信時に、サーバとのコネクションの再接続を行います。

  • プロセスモード
    タイムアウト発生のタイミングではコネクション切断は行いません。次回リクエスト送信時に、サーバとのコネクションを一度切断します。その後、再接続を行いリクエストを送信します。


サーバ側からのコネクション切断をクライアント側で検出できなかった場合、次回リクエスト送信はエラーとなります。クライアント側無通信監視時間を適切に設定することで、このエラーを防げます。

クライアント側無通信監視時間は、period_client_idle_con_timeout×5(秒)に設定されます。period_client_idle_con_timeoutに0を指定すると、クライアント側無通信監視を行いません。デフォルト値は96(480秒)です。

サーバ側無通信監視とクライアント側無通信監視については、以下の大小関係を保持してください。

 サーバ側無通信監視時間>クライアント側無通信監視時間

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 技術サポート
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