Interstage Application Serverにおいて、1つのCORBAクライアントアプリケーションからの接続に複数のコネクションが使用されます。

1つのCORBAクライアントアプリケーションからの接続に複数のコネクションが使用されます。原因と対処方法を教えてください。
コネクションは、ホスト名およびポート番号と関連付けて管理されます。別のホスト名や別のポート番号を使用して接続を行った場合には、別のコネクションが使用されます。
また、例えばhostAのIPアドレスが192.168.1.1の場合、192.168.1.1はhostAとは別のホスト名として扱われます。このため、通信相手が単一のサーバでも、ホスト名とIPアドレスが混在した場合は複数のコネクションが使用されます。

1つのCORBAクライアントアプリケーションからの接続に複数のコネクションが使用される原因としては、例えば以下が考えられます。

  • 原因1
    イニシャルサービスにおけるホストの設定と、サーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスにおけるホストの設定に差異がある可能性があります。
    例えば、イニシャルサービスにはホスト名を設定しており、サーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスにはIPアドレスを設定している場合などが該当します。この場合、ネーミングサービスへの接続にはホスト名が使用されますが、サーバアプリケーションへの接続にはIPアドレスが使用されます。このため、別コネクションが使用されます。
    ホストの設定を統一することで、コネクションを1つにできます。


  • 原因2
    サーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスにSSL情報が付加されている可能性があります。
    CORBAサービスでは、非SSL通信とSSL通信では別のポート番号が使用されます。ネーミングサービスとの通信は常に非SSL通信で行われます。このため、サーバアプリケーションとの通信がSSL通信となった場合、別コネクションが使用されます。
    対処方法はありません。

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9, V8, V7, V6, V5, V4, V3, V2
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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