Interstage Application Serverにおいて、CORBAアプリケーションの処理が遅延しました。

CORBAアプリケーションの処理が遅延しました。原因と対処方法を教えてください。
[原因]
CORBAサービスのチューニングが誤っている可能性があります。また、ユーザー論理で遅延が発生している可能性があります。


[対処方法]
イベントログ(Windows)またはシステムログ(Solaris/Linux)に、CORBAサービスのメッセージ(odXXXXX)が出力されていないか確認してください。メッセージが出力されている場合、メッセージに応じた対処を行ってください。

メッセージが出力されていない場合、ユーザー論理で遅延が発生している可能性があります。ユーザーダンプ、coreファイル、pstackの結果などにより、原因を確認してください。
処理遅延の原因事例としては、以下のようなものがあります。

  • アプリケーションの論理で停止している
    sleepによる停止やユーザー論理の排他獲得待ち、ファイルIOの処理遅延などが発生している可能性があります。また、データベース連携を行っている場合、データベースで遅延が発生している可能性があります。

  • JavaアプリケーションでGCが発生している
    GCが発生することにより、ユーザー論理の処理が一時的に停止する場合があります。

  • OSが過負荷状態となっている
    CPU不足やメモリ不足が発生している可能性があります。また、メッセージキュー(IPC資源)の枯渇によりOSがスローダウンしていた事例もあります。

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9, V8, V7, V6, V5, V4, V3, V2
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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