Enterprise Postgresでバックアップをリストアした際の領域不足エラーについて
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- pg_dumpコマンドでバックアップしたバックアップデータをpg_restoreコマンドでリストアしたところ、サーバのドライブの空き領域が足りず、エラーとなりました。原因と対処方法を教えてください。
- [原因]
pg_restoreコマンドはSQLコマンドを使用してデータをリストアするため、WALが採取されます。これにより以下のファイルが多く作成され、領域不足が発生する場合があります。
・トランザクションログファイル
・二重化WALファイル
・アーカイブログファイル
[対処方法]
postgresql.confにおいて以下の2つのパラメタが設定されている場合、pg_restoreコマンドを実行する前にこれらのパラメタをコメントアウトし、データベースインスタンスを再起動してください。
この対処によって、二重化WALファイルとアーカイブログファイルが作成されなくなります。
・backup_destination
・archive_mode
pg_restore コマンドでリストアが完了した後は、上記手順でコメントアウトしたパラメタの設定を戻して、データベースインスタンスを再起動してください。
パラメタの詳細は、以下を参照してください。
・backup_destination:
Fujitsu Enterprise Postgres 15 SP2
Enterprise Postgres 運用ガイド
付録A パラメータ
・archive_mode:
Fujitsu Enterprise Postgres 15 SP2
PostgreSQL 15.5 Documentation
Server Administration
Server Configuration
Write Ahead Log
なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
製品・サービス区分 | Enterprise Postgres | ||
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製品・サービス情報 |
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アンサー種別 | 運用/保守 |