Enterprise Postgresクライアントにおけるエンコーディングについて

Enterprise Postgres の技術情報はこちら

WindowsOSで動作するEnterprise PostgresクライアントのエンコーディングにSJISを設定したときのCREATE CONVERSIONの効果範囲を教えてください。
クライアントからサーバへの入力および、出力のそれぞれに対して、セッションごとのクライアント符号化方式(client_encoding)の設定に従いCREATE CONVERSIONで定義された変換による文字コード変換の処理が実行されます。
ただし、利用するクライアントアプリケーションによってclient_encodingの値に関して以下の注意事項があります。
  • Npgsqlの場合
    接続時のclient_encodingはClientEncodingパラメータで指定します。
    client_encodingに「SJIS」を設定した場合、.NET側のEncodingパラメータの指定も必要となります。
    Npgsqlでのclient_encodingのデフォルト値は「UTF-8」となります。
    環境変数(PGCLIENTENCODING)の設定を変更してクライアント符号化形式を変更することができます。

  • psqlの場合
    標準入力および標準出力の両方が端末である場合、psqlのクライアント符号化方式のデフォルト値はOSのロケール設定から決定されます。
    標準入力または標準出力が端末でない場合、psqlのクライアント符号化方式のデフォルト値はサーバのpostgresql.confファイルで指定されたclient_encodingに従います。
    環境変数(PGCLIENTENCODING)の設定を変更してクライアント符号化形式を変更することができます。

  • pgAdmin4の場合
    接続時のclient_encodingの値は「Unicode」固定となります。
    デフォルトでclient_encodingを「SJIS」に固定することはできませんので、別タブごとにsetコマンド(set client_encoding to sjis)を実行する必要があります。
製品・サービス情報
対象製品Enterprise Postgres
プラットフォームWindows,Solaris,Linux
アンサー種別 運用/保守
このページの先頭へ