Enterprise Postgresのデータベース多重化運用におけるMCA00019(監視対象において異常検出:無応答:ping timeout)エラーについて
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- Enterprise Postgresのデータベース多重化運用において、「WARNING: 監視の対象"サーバ(xxx)"において異常を検出しました: 無応答:ping timeout (MCA00019)」というエラーになりました。原因と対処方法を教えてください。
- [原因]
データベース多重化運用(Mirroring Controller)の、OS/サーバの生死監視(ハートビート)でタイムアウトを検知しました。OS/サーバがダウンしていなければ、ネットワークやサーバなどの一時的な負荷が原因の可能性があります。
[対処方法]
データベース多重化運用のサーバ定義ファイルのheartbeat_timeoutパラメータに指定する、生死監視のタイムアウト時間(秒数)を見直してください。
詳細は以下のマニュアルを参照してください。
FUJITSU Software Enterprise Postgres 12
クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)
第1部 データベース多重化運用
第2章 データベース多重化運用のセットアップ
2.11 チューニング
2.11.4 最適な異常監視による縮退運転を行うためのチューニング
付録A パラメータ
A.4 サーバ定義ファイル
なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
[補足]- 生死監視が、データベース多重化運用のサーバ定義ファイルのheartbeat_retryパラメータに指定した回数+1回以上連続してタイムアウトした場合、データベース多重化運用は、プライマリサーバの切り替えやスタンバイサーバの切り離しを自動的に行います。
- MCA00019エラーは、生死監視がタイムアウトを検知した回数分だけ出力されます。
製品・サービス区分 | Enterprise Postgres | ||
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製品・サービス情報 |
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アンサー種別 | 運用/保守 |