Enterprise Postgresにおけるアプリケーションの性能遅延について

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アプリケーションの性能が遅延した場合に採取が必要な資料を教えてください。
統計情報を取得してください。取得方法は、以下を参照してください。
 FUJITSU Software Enterprise Postgres 12
  運用ガイド
   第7章 定期的な運用操作
    7.6 データベース活動状況の監視

ただし、サーバプロセス情報、トランザクション情報、ロック情報は、データベースの再起動や処理の進行によって消えてしまう可能性があります。そのため、トラブル発生後も確認できるように、以下に示す取得方法にて、運用中に常時取得するようにしてください。

  1. サーバプロセス情報
    [取得内容の詳細]
     サーバプロセスへのクライアント接続に関する統計情報を取得します。
    [取得方法]
     SELECT * FROM pg_stat_activity;

  2. トランザクション情報
    [取得内容の詳細]
     トランザクション(クエリ)の継続時間を取得します。
    [取得方法]
     SELECT pid, wait_event_type, wait_event, state, (current_timestamp - xact_start)::interval(3) AS duration, query FROM pg_stat_activity WHERE pid<> pg_backend_pid();

  3. ロック情報
    [取得内容の詳細]
     ロック待ちとなっている処理内容と対象テーブルを取得します。
    [取得方法]
     SELECT l.locktype, c.relname, l.pid, l.mode, a.query, (current_timestamp - xact_start) AS duration FROM pg_locks l LEFT OUTER JOIN pg_stat_activity a ON l.pid=a.pid LEFT OUTER JOIN pg_class c ON l.relation=c.oid WHERE NOT l.granted ORDER BY l.pid;
製品・サービス区分 Enterprise Postgres
製品・サービス情報
プラットフォームWindows,Solaris,Linux
アンサー種別 運用/保守
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