Linux環境でLD_LIBRARY_PATHに製品同梱のライブラリを追加した際、他製品を実行すると「/opt/FFSTaplus/FFSTpgr/Analyze/EPOM/lib/xxxxx.so.xx: version ‘XXXXX_x.x.x’ not found」というエラーになる場合について

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Linux環境でLD_LIBRARY_PATHに製品同梱のライブラリを追加した際、他製品を実行すると「/opt/FFSTaplus/FFSTpgr/Analyze/EPOM/lib/xxxxx.so.xx: version ‘XXXXX_x.x.x’ not found」というエラーになります。対処方法を教えてください。
[原因]
Linux環境ではコマンドの実行に以下のライブラリを使用しています。他製品のライブラリと競合した場合にエラーが発生します。
 - libstdc++.so.6.0.8
 - libstlport.so.5.2.1
 - libgcc_s.so.1

[対処]
以下の両方の対処を実施して適切なライブラリを読み込むように設定してください。
※記載しているパスは Agile+ Relief のデフォルトインストールパスです。環境に合わせて指定してください。

  • LD_LIBRARY_PATHの優先度の見直し
     - 他製品のライブラリを優先的に使用するように記述順を見直してください。
     - 例)export LD_LIBRARY_PATH= 他製品のライブラリパス:/opt/FFSTaplus/FFSTpgr/Analyze/EPOM/lib

  • 誤って呼び出されているAgile+ Reliefのライブラリのシンボリックリンクを削除
     - /opt/FFSTaplus/FFSTpgr/Analyze/EPOM/lib 配下にある該当するライブラリのシンボリックリンクを削除してください。
    ※競合したライブラリのシンボリックリンクのみを削除してください。

本対処は、他の製品のインストールがすべて完了後に実施願います。各製品のインストールが完了し本対処を実行したあとに、OSの追加パッケージのインストールや他製品の追加インストールを実施した場合は、そのタイミングで再度確認してください。
また、Agile+ Relief同梱のライブラリと互換のあるライブラリが環境に存在することが条件となります。互換のないライブラリをご利用の場合は同一の環境ではご使用になれません。
製品・サービス情報
対象製品Agile+ Relief C/C++
PGRelief C/C++
言語C/C++
アンサー種別 設定編
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