解析エラーになり解析できない場合について

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解析エラーになり解析できません。
解析エラーの中には、設定によって回避できる場合があります。
「設定」-「プロジェクト固有オプションの設定」メニューで、以下の設定を見直してから、解析し直してください。
  • コンパイラ設定
    適切なコンパイラ種別が設定されているか確認してください。コンパイラ種別を設定すると、そのコンパイラの持つANSI 規格外の固有構文の回避設定が行われます。
    コンパイラ種別に設定する内容については、FAQ:コンパイラ種別の指定について を参照してください。
    コンパイラ種別を設定する詳細な手順については、下記のヘルプトピックを参照してください。
     [PGReliefを使う]-[高度な使い方]-[オプションの設定をする]-[コンパイラ種別を設定する]

  • インクルード設定
    以下のメッセージが表示される場合、インクルードパスの設定が足りないことが考えられます。
    「pgr0401 ファイル "xxxxx" が見つかりません。」 インクルードファイルが存在するパスがすべて設定されているか確認してください。また、実コンパイル環境と同じ順序でディレクトリが検索されるよう、上下ボタンを利用して検索順序を変更してください。
     参考: 自作のヘッダーファイルが格納されているディレクトリを「私用インクルード」に、コンパイラ提供のものは「標準インクルード」に設定してください。

  • マクロ設定
    適切なコンパイラ種別を設定しても解析エラーが発生する場合は、処理系に依存する記述(定義済みマクロやキーワードなど)が回避しきれていないことが考えられます。コンパイラ付属のドキュメントなどをご参照のうえ、処理系に依存する記述をマクロ定義で回避し、解析を行ってください。
    1. 組み込み型の追加
      独自に追加された組み込み型(基本データ型)を、ANSI規格で定義されている 基本データ型に読み替えることにより回避します。
       例:#define XXXX yyyy の場合
        XXXX=yyyy というマクロの定義を追加します。
       例:ZZZZ キーワードを読み飛ばす場合
        ZZZZ="" というマクロの定義を追加します。
    2. マクロ定義の追加
      コンパイラが自動的に付加するマクロ定義を、明に指定することにより回避できます。
      マクロ定義の詳細な手順については、下記のヘルプトピックを参照してください。
       [PGReliefを使う]-[高度な使い方]-[オプションの設定をする]-[マクロを設定する]

  • #if
    以下のようにソースプログラムを変更し、エラーとなる部分を解析対象から除外することで解析できる場合があります。
    #if !defined(__PGRELIEF__)
    ・・・解析エラーとなるコンパイラ固有の構文
    #else
    ・・・代替え構文
    #endif
    あらかじめマクロ設定で __PGRELIEF__を設定してください。

それでも解決しない場合には、サポート窓口までご連絡ください。その際には、お使いのコンパイラの名称・バージョンをお知らせください。
製品・サービス情報
対象製品Agile+ Relief C/C++
PGRelief C/C++
言語C/C++
アンサー種別 解析編
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