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取り組み(事例)紹介

粉体塗装の技術確立と導入により、1コート当たりのPRTR平均排出量を削減

富士通化成株式会社では、一部の製品(機種)のパソコン筐体部の下塗りにあたって、溶剤を使用しない粉体塗装を導入しました。粉体塗装することで通常のプライマー(下塗り塗料)2~3コート分の膜厚を得ることができ、PRTR平均排出量を1コート当たり従来の7.0gから5.7gへと18.6%削減することができました。また、塗装プログラムを見直したほか、粉吐出量の調整と塗着効率の向上のため治具に直接アースを取り付けるなどの技術的な施策を実施することで、無駄な塗料の使用を抑制しました。

2017年度の化学物質取扱量(および排出量)は、内製増産対応と品質確保のために重要な工程である塗装治具洗浄頻度を高めたことから、洗浄シンナー使用量が増加しました。その結果、PRTR排出量は前年度より増加となりましたが、粉体塗装の導入による溶剤塗料使用量抑制効果は大きかったものと評価しています。なお、生産量比較では、2016年度の81万コートに対し、2017年度は120万コートの生産実績(148%)となっています。

2018年度は、増加要因となっている塗装治具洗浄用シンナーの削減を目指し、再生利用を含む施策を講じることでPRTR排出量削減に向けた活動を展開していきます。

パソコン筐体(粉体塗装)
パソコン筐体(溶剤を使用しない粉体塗装)

一般溶剤と粉体塗料
一般溶剤と粉体塗料

[2018年8月掲載]

生産性歩留まり向上と原材料の見直しによるPRTR排出量の削減

富士通化成株式会社では、2016年度、パソコン筐体部の母材品質向上と工程内の作業環境の改善によって、塗装工程における生産歩留まりの向上を実現するとともに、使用塗料が削減したことで塗料内に含有するPRTR物質取扱量の減少にもつながりました。

PRTR物質含有量が少ない塗料原料への変更および、塗装コート膜厚の改善などの技術的施策により、化学物質管理においてトルエン(0.9トン)、キシレン(0.2トン)、エチルベンゼン(0.2トン)、PRTR排出量全体として1.4トン(7.0トン→5.6トン)削減することができました。

年度初めに、歩留まり向上による塗料使用量削減を目標として解決すべき課題を抽出し、改善策を実践したことによる効果と評価しています。2017年度もさらなる課題解決を目指し、PRTR排出量削減効果を実現していきます。

(左)パソコン筐体塗装 品質改善の写真、(右)塗装工程 作業環境改善の写真(左)パソコン筐体塗装 品質改善、(右)塗装工程 作業環境改善

[2017年8月掲載]