お客様、社員、お取引先、株主・投資家、国際社会・地域社会など、多様なステークホルダーの皆様とのコミュニケーションに努めています。
富士通グループは、社会の変化やニーズを反映した環境経営を推進していくために、幅広いステークホルダーの皆様と対話する機会を持ち、確かな信頼関係を築いていくことが重要であると考えています。
その一環として、「環境ダイアログ」を2011年度より開始。NPO、大学、メディアなど様々な分野から有識者をお招きし、「環境」を軸とする様々なテーマで対話を重ねています。これまでダイアログの開催は31回(2019年7月現在)を数え、延べ89名の有識者の方々と対話を進めてきました。
回 | 開催日 | テーマ |
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第31回 | 2018年6月19日 | 再生可能エネルギー ~RE100とグローバル動向~ |
第30回 | 2018年2月8日 | サーキュラー・エコノミー ~企業への影響と必要性~ |
第29回 | 2017年12月1日 | TCFD提言を踏まえた環境戦略の策定 |
第28回 | 2017年3月24日 | 世界の環境ファイナンスのトレンド |
第27回 | 2017年1月24日 | 再生可能エネルギーの導入シナリオ |
第26回 | 2016年10月6日 | ゼロエミッション実現可能性について ~技術的視点から~ |
過去の開催実績一覧はこちら (115 KB)
2016年度の環境ダイアログでは、2017年5月に発表した中長期環境ビジョンの策定に向け、情報収集や策定したシナリオについて有識者の方々と意見交換を行いました。ビジョンの策定にあたっては、「パリ協定」を踏まえ、2050年に向けて自らの事業所でどのようにしてゼロエミッションを実現するかを最大のテーマと位置付けました。
ゼロエミッションの実現可能性については、省エネ、再生可能エネルギー(再エネ)の動向、日本政府の長期技術戦略について有識者と対話し、今後の鍵となる要素技術や地域と連携したエネルギーの有効利用の方法などアドバイスをいただきました。また、低炭素から脱炭素(=ゼロエミッション)への移行には、省エネに加え、再エネやクレジットの活用が重要になると考えられることから、世界の再エネの導入状況、導入促進制度、JCMなどクレジット制度の動向などについて情報を伺い、意見交換を行いました。
これら外部の有識者からいただいたご意見や議論も参考にしながら、富士通グループとして中長期で実現すべきターゲットとして、2050年に向けた自らのゼロエミッションを実現するビジョンシナリオを策定しました。今後は、中長期ビジョンの実現を目指すとともに、ICTを最大限活用して社会に貢献していきます。