中学生向け教育支援プログラム
デザイン思考で考える富士通SDGsプログラム
ねらい
学校現場で求められている「社会のつながり」を学ぶことができます。
富士通が商品開発や社会課題解決に活用しているデザイン思考を使い、社会課題の解決方法を考えることによって、未来の社会を創造する力を養います。
対象
- 中学1~3年生
所要時間・人数
- 6時限(1~2時限目:事前学習及び発表準備、3~4時限目:富士通との授業、5~6時限目[推奨]:事後学習)
- 1学年単位
関連単元
- 総合的な学習の時間
プログラムの流れ
本プログラムは、学校による事前学習授業(2時限)、事後学習授業(2時限)と富士通とのオンライン授業、または、出前授業(60分)との構成になります。
富士通との授業では、生徒の発表に対して弊社の講師がコメントするとともに、富士通の事例を解説しながら、授業を進めていきます。
本プログラムは、「株式会社キャリアリンク」社と協働で開発しました。
オンライン授業のイメージ
教材、機材等の送付
富士通との授業実施の1~2カ月前を目途に、授業に必要な教材を送付します。
事前学習(学校側で対応)
デザイン思考の考え方を学びながら、社会課題の解決策について考え、そのアイデアを提案して頂きます。
- 当社が提供する教材を使って授業を実施します。
- 個人ワークおよびグループワークを実施して頂き、発表用ワークシートを完成させます。
富士通との授業当日
- 各校の代表者からアイデアを発表して頂き、講師がコメントします。
- 講師より、富士通の事例の解説を行います。
事前学習について(学校側で対応)
授業に必要な教材をお送りします。
事前授業プログラム(2時限)
内容 | 時間 | ||
---|---|---|---|
1時限目 | 導入 | 『ミッション~デザイン思考でソリューションに挑戦~「その人のだったらいいな!」を実現する』を理解します
| 10分 |
展開 | デザイン思考ツール(ワークシート)を使って「その人」のことをとことん考えます〈個人ワーク〉
| 35分 | |
まとめ | 次回の授業内容を確認します | 5分 | |
合計時間 | 50分 |
内容 | 時間 | ||
---|---|---|---|
2時限目 | 導入 | 「その人のだったらいいな!」を実現する具体的なアイデアを考えます | 5分 |
展開 | グループでアイデア出しを行い、アイデアを絞ります
〈グループワーク〉 | 35分 | |
まとめ | 各グループに発表させ、オンライン授業の発表者を決めます
| 10分 | |
合計時間 | 50分 |
事前授業の様子
富士通との授業について
富士通との授業プログラム
内容 | 時間 | |
---|---|---|
準備 | 「オンライン授業」の場合、「回線接続テスト」授業開始の30分前より、学校ごとに回線接続確認を行います | 30分 |
導入 | アイスブレイク挨拶、講師自己紹介等 | 5分 |
展開 | 発表&コメント「その人のだったらいいな!」を実現する具体的なアイデアについて、「3グループ×5分」の持ち時間で代表生徒に発表して頂き、発表者に対して講師がフィードバックを行います | 25分 |
富士通の事例解説富士通が開発したソリューションはどんな想いに注目してニーズをとらえたのか、テクノロジーがどのように社会課題の解決に役立っているかを説明します | 25分 | |
まとめ | 各自で授業の振り返りを行い、ワークシートに記入し、考えを整理します | 5分 |
合計時間 | 90分+α |
事後授業プログラム[推奨](2時限)
授業を通してわかったことや興味をもったことを追究し、自分たちの身近な課題や問題をテーマに、デザイン思考を使って解決してみてください。
講師の声・先生の声・生徒の声
【デザイン思考で考える富士通SDGsプログラム】
先生の声
生徒は一人一台端末を使用し、映像教材をQRコードで読み取りSDGsの取組を知ることができ、使いやすかった。
このプログラムは、アイデアを生み出すことは大変でエネルギーがいるが、まず自分で考えて、メンバーで共有して、話し合いをする中で、自分たちで考える大変さと同時に生み出せる楽しい経験をさせることができた。
単に学ぶだけの講義型でないというところ、学ぶ前に自分達の知識をしぼりだしてアイデアを考え、普段出会わない人(他校、講師)に発表する機会を与えてもらえることに価値があるし、教員自身も学びになる。
生徒の声
人の考えていることや感じていることを考えることは、凄く楽しいことだと初めて気づき、誰もが安心安全で暮らしたり、過ごしたりできるように考えることを大切にしたい。
相手の気持ちを考えることや自分の気持ちを伝えることは大切だと改めて感じた。これからの人生でもこれらを大事にして生きていこうと思った。
色々な人の話を聞き、自分にない考えを知ることで一人で考えるよりよい案が出ると分かった。今後も色々な人と意見交換し、自分の考えや視野を広げていきたい。
「誰一人取り残さない社会を創る」という言葉が印象に残り、自分も大切にしていきたいと思った。今まで見て見ぬ振りをしていたことを1つずつ解決していき、 そういう社会を実現していきたい。
利用する人、関わる人が互いの気持ちにより添い、共感することで思いやりや人と人の関係性が成長していくと思う。
社会をつくるには、人の助け合いが必要なので、AI等の力も借りるけれど、人と人が支え合うことも大事にしたい。
講師の声
【デザイン思考で考える富士通SDGsプログラム】
私は「スーパーの店長」が「お客様に喜ばれ、いつまでも愛されるお店づくりをする」というテーマの講師を担当しました。
私も中学生の皆さんも、スーパーマーケットではいつもはお客さんの立場ですが、「デザイン思考」を使って、スーパーの店長の立場になってとことん考え、店長の「だったらいいな!」を設定して、それを実現する具体的なアイデアを考えてもらいました。
同じテーマですが、発表グループごとに、いろいろな「だったらいいな!」や「実現するアイデア」が飛び出します。
他校や他グループで発表しあうことで、自分では考えつかないような、モノの見方や捉え方、アイデア、その地域ならではの課題、などを肌で感じることができたのではないでしょうか。
ここでの体験や気づきを大切にして今後に生かして頂くことで、これからの未来を創る中学生の皆さんにとって、成長の一助になれば幸いです。
また、私たちにとっても、中学生の皆さんの発表から多くの気づきや新しい発見があり、視野が広がる良い機会となっています。
今後も、たくさんの中学生の皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
講師
富士通株式会社 ジャパン・グローバルゲートウェイ エンタープライズアプリケーションDivision
赤坂英貴
※授業の詳細、お申し込みは【小中学生向け教育支援プログラム】からご覧ください
お問い合わせ
小中学生向け授業に関するお問い合わせはこちらのメールアドレスでお送りください。
fj-env-demae-offer@dl.jp.fujitsu.com