特別支援携帯スマホアプリ
特別な支援が必要な子どもたちは、時間の理解、コミュニケーションや見通し、書字(字を書くこと)、感情の表現などにおいて支援を必要としています。
そこで富士通では「タイマー」「絵カード」「筆順 ひらがな」「筆順 教育漢字」「感情」の5つのスマートフォン(Android OS)用アプリケーションを開発しました。これらのアプリケーションは、「時間の経過」、「伝えたいことやスケジュール」、「漢字・ひらがな・カタカナ・数字の筆順」、「表現したい気持ちやその度合」を視覚化して表示します。
スマートフォンの視覚的な表現の多様性を活用し、概念的な情報を視覚化することで子どもたちの理解を助けます。またタッチ操作で簡単に利用できることで利用可能な対象者を広げました。
※現在、アプリの提供は行っておりません。
本アプリは当社が開発し、ICTを活用した教育と支援を実践している香川大学教育学部(坂井研究室)と共同で、生活・学習支援の有効性について実証実験を行い、機能や操作性を改善したものです。
実証実験では、筆順アプリケーションのなぞり書きを使用したことで、書字の誤りが減少し、書字に対する自信や意欲が向上した事例や、感情アプリケーションを使用したことで表現の幅が広がり、従来はどの様な場面でも「楽しい」と言う表現しかできなかった子どもが、「疲れた」や「嬉しい」など適切な感情表現ができるようになった事例などの効果が得られました。
教師向けに操作を説明 | 「感情」アプリで気持ちを伝達 | 特別支援学校での活用 |
共同研究:国立大学法人香川大学
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