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  7. 7.1.1.1 非テキストコンテンツに関する達成基準:CAPTCHA

7.1.1.1 非テキストコンテンツに関する達成基準:CAPTCHA

利用者に提示されるすべての非テキストコンテンツには、同等の目的を果たす代替テキストを提供しなければならない。ただし、次の場合は除く。

e) CAPTCHA
非テキストコンテンツが、コンピュータではなく人間がコンテンツにアクセスしていることを確認する目的で用いられているとき、代替テキストは、その非テキストコンテンツの目的を特定し、説明している。なおかつ、他の感覚による知覚に対応して出力するCAPTCHA の代替形式を提供することで、様々な障害に対応している。

引用元:JIS X 8341-3:2010「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」

解説

非テキストコンテンツ」を使用する際には、「代替テキスト」を提供しなければなりません。

ユーザーアカウントの新規登録やブログのコメント送信などのフォーム画面で使われている「CAPTCHA」の画像は、「非テキストコンテンツ」です。「CAPTCHA」は、"Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart"(コンピュータと人間とを判別する完全自動化されたチューリングテスト)の頭文字語で、フォーム送信などをロボット(プログラム)が機械的に処理しようとしているのではなく、人間が操作していることを確認するために用いられています。例えば、画像の「CAPTCHA」の多くは、数字やアルファベットの文字列を変形するなどして不明瞭にしたものを提示し、人間のユーザーにそれを読みとらせて文字を入力させるものが一般的です。

本達成基準では、複数の感覚による知覚に対応するように、複数の形式で「CAPTCHA」を提供することが求められています。例えば、視覚に対応した画像版と聴覚に対応した音声版というように、複数のバージョンを提供する必要があります。

画像の「CAPTCHA」を用いる場合、「CAPTCHA」画像にある文字を代替テキストとして記述すると、ロボット(プログラム)が読みとることができるため、本来の目的を果たせなくなってしまいます。そのため、代替テキストには画像にある文字ではなく、例えば alt="入力する文字列。この後に音声版もあります。" というように、その目的と別形式の「CAPTCHA」もあることの説明を記述します。

なお、「CAPTCHA」については、アクセシビリティ確保のための議論が長く続いています。本達成基準の最低限の要件を満たすために「CAPTCHA」を複数の形式で提供したとしても、利用できないユーザーがいることに留意する必要があります。そのため、W3CのWCAGワーキンググループでは、可能な限り次のような対策を講じることを推奨しています。

  • 「CAPTCHA」を3つ以上の感覚に対応した形式で提供する
  • 「CAPTCHA」を使用しないでも済むように、カスタマーサービスなどの担当者への連絡手段を提供する
  • 事前に許可したユーザーには「CAPTCHA」を要求しないようにする

事例と実装

良い例:画像版と音声版の提供

スクリーンショット:音声によるCAPTCHAへのリンクも提供している画像のCAPTCHA

画像の「CAPTCHA」に加えて、音声による「CAPTCHA」も提供しています。画像を見ることができないユーザーは、音声再生のボタンを押して再生される数字や文字を聞き取って、テキストフィールドに入力することができます。

参考情報

関連する達成基準

関連する達成基準はありません。