FUJITSU
GUI Next Plus
誰もが公平にソフトウェアを
使える社会に向けて

About
誰もが公平・安心・安全に
FUJITSU GUI Next Plus(FGNP)は、文化・身体・性別・働き方の違いをカバーし、
より多くの方に使っていただけるソフトウェアを開発するためのGUI デザイン基盤です。
富士通はソフトウェア全体の品質を高めることで、社会全体におけるシステム・インフラの発展や安定性を高め、
誰もが公平・安心・安全にソフトウェアを使える豊かな社会の実現を目指しています。
- (注)GUI(Graphical User Interface):パソコンやスマートフォンの操作画面を指します。

Infrastructure
GUIデザイン基盤
富士通はソフトウェアの提供を通じて、ユーザー一人ひとりの業務効率を高め、
さらに、業務に対するモチベーションを高めることを目指しています。
そのためには多様なユーザーの利用シーンやユーザビリティ、アクセシビリティへの配慮、業種ごとの目的に合わせた
カスタマイズ性が重要であり、FGNPはそれらに柔軟に対応することができます。その仕組みをご紹介します。
- CONCEPT設計思想・コンセプト
ソフトウェア全体で守ることを規定。
- DESIGNUI・スタイルの指針
画面構造、共通要素、各種ガイドラインなどの指針を基にデザインを検討。
- DEVELOPMENTツール利用 + 最適化
HTML・CSS ベースのテンプレートとライブラリを用いて、デザインの適用を効率化。
CONCEPT
体験を重視したデザインコンセプト
Human というコンセプトワードと、Clear・Trust・Motivative の3つの提供価値がFGNP の根幹です。
機能・性能面の使いやすさだけでなく、美しさ、心地よさ、使い続けたくなるといった体験を重視することは、
社会全体のシステム・インフラの発展や安定性を高めることに直結します。
DESIGN
使いやすさや心地よさにこだわったデザイン
先のコンセプトを軸に、多様なユーザーや利用シーンに対応するための設計ノウハウをガイドライン化しました。
使いやすさや心地よさにこだわったその内容は、画面構造・スタイル・一貫したユーザー体験を生む仕組みなど
多岐に渡ります。ここではその一部を紹介します。
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デバイス間で一貫性のある操作性
グリッドシステムに従って、各デバイスにおける画面構造とエリア分けを定義し、一貫性のある操作性を提供。 -
目に優しいカラーパレット
アクセシビリティ(WCAG2.0 AA)に準拠し、長時間の業務でも疲れにくい独自のカラーパレットを用意。
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色弱に配慮したグラフ
明度差を付ける、境界線の明示、線の種類を増やす、引出しの表現など、色のみの識別に頼らないグラフを実現。 -
共通化したアイコン
業務向けのソフトウェアで使用頻度が高いアイコンを共通化し、操作ミスを防止。
DEVELOPMENT
ツールを活用し、高品質なGUIを組み上げる
開発の際は、最新技術を用いたライブラリやテンプレート集などのツールを活用し、製品毎に最適化します。
これらのツールを活用することで、効率良く高品質なGUIを組み上げます。
- FGNP UIライブラリ(画面部品集)
HTML5 を始めとしたモダンなWeb技術で作られたUI コンポーネント。主要画面パーツを網羅している。 -
業務向けソフトウェア専用のテンプレート
業務向けソフトウェアをパターンに分類し、それを雛形として展開。最適化したカラーテーマも備える。
OUTPUT
GUIデザイン基盤を活用し、高品質なソフトウェアを創出します。
Effect
社会の課題に対応するソフトウェア
FGNPを活用することによって、ソフトウェアの対象ユーザーや利用環境の幅をより広いものにすることが出来ます。
そして、そのようなソフトウェアは様々な社会の課題に対応します。
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長時間操作に適した配色で疲れにくい
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日差しが強い屋外でも文字が見やすい
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操作ミスが許されない現場でも重要な情報を見落とさない
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モバイル(タッチ操作)にも対応し、 移動中でも使いやすい
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わかりやすい情報表示で 業務に集中できる
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デバイス間で一貫性があり シーンに合わせて使い分けが可能
スマートデバイスの普及による
様々な場面でのICT活用利用対象者の拡大に伴う
ユニバーサルデザインへの配慮グローバル化をはじめとした
異なる文化背景への対応
Future
FGNPを活用したソフトウェア製品は、様々な業種で展開され、
今この瞬間も、世界の各地で多様なユーザーを支えています。
富士通は、これからもFGNPを進化させ、誰もが公平・安心・安全にソフトウェアを
使うことができる、快適で豊かな社会の実現を目指していきます。
Award
ユニバーサルデザインへの取り組みが評価され、 IAUD アウォード 2016 大賞(最高賞)を受賞しました。
審査員は、ユーザーの問題、そして「すべての富士通のソフトウェアに共通するひな形として、 ユーザーの問題についてシステムレベルでどのように取り組むか」に配慮されていることを歓迎しました。
ー IAUD アウォード2016 審査委員会