クラウド型運行支援サービス
ITP-WebService V3



掲載日 2021年7月8日

安全な交通社会の実現を目指して

ネット通販の伸長や経済のグローバル化などにより物流が爆発的に増大している中、輸送業界には、ドライバーの高齢化、過労に起因する事故の増加、乗務員不足による時間外労働の増加、サービスに対する顧客の要求レベルの高まりといった課題が山積しています。

ITP-WebService V3は、こうした課題の解決に向けてさまざまな機能を搭載したクラウド型運行支援サービスです。日報や運行管理情報の管理、車両の状態や渋滞・工事・天候などの環境情報を運転者と管理者間で共有するといった基本的な機能に加え、AIがドライバーの運転状況を分析したり、次の操作を予測して管理者をサポートします。また、スマートスピーカー搭載の車載機によって道路情報を音声で提供したり、OPEN-APIを活用して外部サービスと連携することもできます。



アクセスしやすく、思い通りに使える

ITP-WebService V3のUIデザインにおいては、多機能化によって煩雑になったメニュー構成を刷新し、地図エリアを十分に確保することで広く見やすい操作エリアを提供。必要な情報を見つけやすく、使いたい機能に少ない操作でたどり着けるように設計しました。また、カメラ映像やグラフなどグラフィカルな要素を見やすく配置したり、ユーザーごとのカスタマイズ機能を持たせるなど、情報を把握しやすく、次の操作に迷わせないための工夫も大きな特徴になっています。



見やすい、状況の変化に気づきやすい

さまざまな属性の情報を整理し、変化に気づきやすくするために、グラフィック表現やカラーリングにも配慮しました。明るく柔らかいトーンを基調としながら、重要な情報のみ目立つようにメリハリをつけることで、長時間の業務でも疲れにくく、高齢者や色弱の方にとっても見やすい配色となっています。また、カスタマイズできるタイルメニューや選べるテーマカラーの提供により、ユーザーの業務スタイルや好みに応えつつ、輸送の安全につながる効率的で使い心地のよいUIを構築しています。




色覚特性の方の見え方をシミュレーション


安全な交通社会のために

輸送業界の課題を多角的な支援で解決し、働く人の負荷軽減と安全な交通社会の実現を目指して、富士通のデザインセンタ―はこれからもITP-WebService V3の発展に尽力します。

デザインセンター申 洪碩
 金子 一英


左から金子、申

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