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事例紹介 医療法人社団 誠馨会 新東京病院様

医療法人社団 誠馨会 新東京病院様

フィールド・イノベータによる第三者の視点を交え、
部門間での話し合いから、業務のあるべき姿を導き出す

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新東京病院様(千葉県松戸市)は、循環器内科・心臓血管外科領域では全国でも有数の実績がある急性期病院です。2005年からはセコム提携病院の一つとなり、安心・安全を伴った質の高い医療を提供できるよう経営改革を進めています。こうしたなか、同病院ではフィールド・イノベータ(以下、FIer:エフアイヤー)を導入し、理学療法室の部門業務の効率化に取り組みました。

実施背景 実施内容 効果・展望 お客様概要 FIer

実施背景

患者様から日本一信頼される病院となり、グループのフラッグシップに育てる

総院長 原崎 弘章 氏新東京病院様では、健全な経営体質の構築や、質の高いサービスの提供の実現、救急医療の充実などをテーマに、改革に取り組んでいます。
「大事なことは病院のすべての部門が一つの企業体として有機的に機能するようにし、共通の目標を持ち、価値を共有できるようにしていくことです。そのことで、患者様から日本一信頼される病院となり、セコムグループ17病院のフラッグシップにすることを目標にしています」と、総院長の原崎氏は病院の目指すべき姿を語ります。
2012年12月には新病院の開院が予定されています。原崎氏が26年間勤めた全米有数の医療機関であるクリーブランドクリニックの良さを取り入れ、新病院では入院機能を優先し「先進的な医療の提供」と「成長と変化に対応した急性期病院の実現」に向け機能を充実させるとともに、医療ITの活用により外来診療部門、予防医学部門とも有機的に充実させるシステムを構築する予定です。スペースが確保できるため、設備を整えやすい新病院に本院の入院機能を移転し、交通の便がよい現在の駅前の場所には外来部門のクリニックを置くという日本では珍しい体系へのチャレンジもされようとしています。

実施内容

業務の見直しには部門の現状把握と実態の理解が必要だった

企画推進室課長 佐藤 雅也 氏同病院では、経営体質の健全化を進め、業務の効率化、医療の質の向上をはかるために、原崎氏をリーダーに企画推進室のなかにプロジェクトを立ち上げ、各部門や業務の見直しに取り組んできました。
「いいものは維持し、変えるべきものは見直していきたい。そのためには、各部門の現状を把握し、実態を理解して、客観的な数値で定量化 していくことが必要だと考えていました。そこで一緒に業務改革を手伝っていただける協力者と考えたのが、富士通のFIerでした」と、企画推進室課長の佐藤氏は、FIer導入の経緯を語ります。
同じ時期に、2010年1月稼働を目指して、富士通の電子カルテシステムの導入を進めていたこともあり、システムの導入前後での効果の見える化も含めてFIerの活動が始まりました。

新東京病院様におけるフィールド・イノベーション活動手順

ワークショップを通じ、問題点を絞り込み、今後の目標を見つけていく

病院側とFIerとの話し合いのなかでまず取り組むことになったのが、リハビリ部門の現状把握でした。当時のリハビリ部門では電子カルテと部門システムの導入に伴う運用の見直しをおこなっており、理学療法士1人当たり1日のリハビリ単位数(注1)では他のグループ病院と比較し、数値に大きな隔たりがありました。数字の裏に潜んでいる真の原因は何なのか。FIerは現場の理学療法士にインタビューをおこない、1日中理学療法士に張り付いて現場を観察し、現場で使用されている帳票を分析しました。そこで浮かび上がってきたのが、医師や看護師との部門間のコミュニケーション不足や、入院患者様のスケジュール管理の不徹底でした。
例えば、病棟ではリハビリ部門から送付された予定を把握していなかったため、リハビリを予定していた時間に透析や点滴などの処置を入れてしまい、リハビリが実施できないということもありました。FIerは、活動のなかで、病院スタッフと一緒に他病院を見学し、施策立案の参考にするという試みをおこなうとともに、理学療法士のメンバー全員にアンケートをとり本音を聞き出したりしました。さらに病院経営層を含めたワークショップを開催し、分析のなかから出てきた問題点を絞り込み、話し合いを重ね、今後の目標を見つけていきました。

効果・展望

リハビリ部門のロードマップを作り、経営方針として織り込む

理学療法室長 嶋野 保 氏「理学療法室では以前から、処方、実施、請求まで含めて、あるべき形でリハビリのシステムを提供できる体制をつくっていきたいと考えていました。今回、FIerという第三者の視点が入り、帳票分析による客観的な指摘ができたことで、自分たちだけで声をあげているよりも、他の部門の方々や経営陣に説得力をもって、私たちが描いている姿を理解していただくことができました。実際にリハビリ部門のあるべき姿としてのロードマップを作り、経営の方針として了承してもらえたことは、今回の大きな成果だと思っています」と、理学療法室長の嶋野氏。
医師とのコミュニケーション不足を解消するため、リハビリテーション科専門医を雇用し、患者様へのリハビリをスムーズにおこなえるようにする。看護師との連携は、リハビリ前日に連絡票を作り、当日の朝には情報が手に入るようにする。間に合わない時はPHSで個別の連絡を取るなどの病棟全体でのルールができました。また、新病院建設に向け、診療報酬アップにもつながる心臓リハビリの実施や、段階的な施設と人員の増強計画ができました。理学療法室では他部門間とのコミュニケーションの強化をはかるため、院内にオープンに呼びかけ、月1回の勉強会を開催し始めました。
「FIerの方々には非常にいい仕事をしていただきました。皆さんと仕事ができたことを光栄に思っています。今後も、ビジネス・リレーションシップを継続していただき、他部門でもお手伝いいただければと願っています」と、今回の成果に大きな評価を寄せる原崎氏。現在は、グループ病院での看護部門の業務効率化にFIerを導入していただき、フィールドイノベーション活動は広がりを見せています。

お客様概要

医療法人社団 誠馨会 新東京病院様 概要

設立:1968年4月
病床数:234床
職員数:752名(常勤592名、非常勤160名)(2010年8月現在)
医師数:130名(常勤61名、非常勤69名)(2010年8月現在)
URL: http://www.shin-tokyohospital.or.jp/Open a new window

FIer

医療法人社団 誠馨会 新東京病院様を担当しての感想

写真左から、千葉広隆、松本芳明、田村光徳今回のFI 活動で特徴的だったのは、現場観察やデータ分析を元に業務内容を定量化することにより、病院経営層の皆様に説得力をもったご提案ができたことです。また、現場の理学療法士(PT) 様には我々が現場に入ることを快く受け入れていただき、インタビューや現場観察をスムーズに実施することができたことに感謝しております。
さらに、原崎総院長以下プロジェクトメンバー全員がワークショップに対し大変真剣に取り組んでいただき、短時間で多くの施策を立案することができました。今後は、新病院に向けて作成したリハビリテーションのロードマップを着実に推進していただけると思います。

営業

写真左から、片桐久道、山中一男新東京病院様はセコム提携病院の中核として我々にとって重要なお客様です。
今回FIer の活動がお客様の課題解決につながりお客様からは大変高い評価を頂きました。
現在は新病院に向けてのプロジェクトがスタートしており、今後は病院の方々が使い易い電子カルテシステムをご提供していきたいと考えております。

【導入事例(PDF版)】

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注記

(注1) リハビリ単位数とは :
診療報酬算定のための基準値。
1人の患者様が20分リハビリをすると、1単位となる。

[2010年9月 公開]

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