************************************************************************** ** ** ** FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX700 ** ** ファームウェア版数: HCP2300 ** ** ** ************************************************************************** 富士通株式会社 -------------------------------------------------------------------------- [高度な安全性が要求される用途への使用について] 本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を 想定して開発・設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制 御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、 生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極 めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・ 身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に 使用されるよう開発・設計・製造されたものではありません。 お客さまは本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフテ ィ用途に使用しないでください。また、お客さまがハイセイフティ用途に本製品 を使用したことにより発生する、お客様または第三者からのいかなる請求または 損害賠償に対しても富士通株式会社およびその関連会社は一切責任を負いかねま す。 -------------------------------------------------------------------------- 本書は、「HCPファームウェアアップデート」について記述したものです。 本書の構成は、以下のようになっています。 [目次] 1. ご使用にあたって 2. 対象機種 3. サポート環境 4. 改版履歴(修正項目) 5. 使用方法 6. 商標および著作権 -------------------------------------------------------------------------- 1. ご使用にあたって 本ソフトウェアのご使用にあたっては、下記のご使用条件をお守りください。 ご使用条件を遵守できない場合には、本ソフトウェアは使用しないでください。 ご使用条件 1) 本提供物は、下記の対象機種に対して使用できることを確認しております。 2) 本提供物の再配布はできません。 3) 本提供物を改造したり、リバースエンジニアリング、逆アセンブル等を行う ことはできません。 4) 本提供物に関するいかなる著作権表記も変更できません。 5) 本提供物を使用した結果、損害が発生しても弊社は一切の責任を負いません。 -------------------------------------------------------------------------- 2. 対象機種 FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX700 -------------------------------------------------------------------------- 3. サポート環境 - ディストリビューションとカーネル版数のサポート状況については、下記 サイトを参照してください。 日本の場合 https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/supercomputer/downloads/ 海外の場合 https://www.fujitsu.com/global/products/computing/servers/supercomputer/documents/ -------------------------------------------------------------------------- 4. 改版履歴(修正項目) HCP1200(20/02/21) 初版 [各ユニットの版数] CPU: 01.03.0000 BMC: 01.10.8640 SBC: 03.05.0000 IPF: 01.02.0007 HCP1300(20/04/27) [各ユニットの版数] CPU: 01.03.0000 BMC: 01.11.8649 SBC: 03.05.0000 IPF: 01.02.0007 [不具合修正] ・CMUの電源情報の履歴ログの奇数Node情報が、正しく採取されない不具合を 修正しました。 ・SPI-FMEMとしてMacronix製"MX25L51245G"を搭載しているとき、BMCの リブートを行った場合、BMCが正常に起動しないことがある不具合を修正 しました。 ・Pilot4搭載のARM Cortex-A9のキャッシュコヒーレンシの問題により、BMC Self Rebootが発生する不具合を修正しました。 HCP1400(20/07/20) [各ユニットの版数] CPU: 01.04.0000 BMC: 01.12.8657 SBC: 03.06.0000 IPF: 01.02.0007 [不具合修正] ・CMU Node UE Reset Request発生時に、Node故障ステータスがUERRに変わらな い不具合を修正しました。 ・AC On後のChassis Power ONでHAP Program Logic Errorが発生する不具合を 修正しました。 ・OSコンソール上で大量のデータを出力中に、OSコンソールを切断すると、 データ出力が停止する不具合を修正しました。 ・UERR/CERRの事象が起きてもREMCS通知されない不具合を修正しました。 (SNMP Trapは通報されるため影響なし) HCP1600(20/10/26) [各ユニットの版数] CPU: 01.04.0000 BMC: 01.14.8667 SBC: 03.06.0000 IPF: 01.02.0007 [機能追加] ・変更したBoot Script NumberをAC Off後も保持する機能を追加しました。 ・OEMコマンドの"Set Boot Script Number"と"Get Boot Script Number"を サポートしました。 [機能改善] ・Spurious Unit Interruptのエラーレベルを変更しました。 HCP1700(20/11/24) [各ユニットの版数] CPU: 01.04.0000 BMC: 01.15.8679 SBC: 03.06.0000 IPF: 01.02.0007 [機能追加] ・Control PortのDHCP機能を追加しました。 [不具合修正] ・Spurious Unit Interruptのエラーを誤検出する不具合を修正しました。 ・CPUの周波数低下を誤検出する不具合を修正しました。 HCP1800(21/04/28) [各ユニットの版数] CPU: 01.05.0000 BMC: 01.16.8719 SBC: 03.06.0000 IPF: 01.02.0007 [機能追加] ・HCPアーカイブファイルダウンロード時のHTTPをサポートしました。 [機能改善] ・HBMエラーを軽減するための改善をしました。 [不具合修正] ・UEFI shellで不正文字を入力したときの不具合を修正しました。 HCP1900(21/08/17) [各ユニットの版数] CPU: 01.05.0000 BMC: 01.20.8748 SBC: 03.06.0000 IPF: 01.02.0007 [不具合修正] ・SIGSEGVが発生する不具合を修正しました。 HCP2000(21/11/04) [各ユニットの版数] CPU: 01.07.0000 BMC: 01.22.8784 SBC: 03.06.0000 IPF: 01.02.0007 [機能追加] ・Web GUI対応ブラウザとしてGoogle Chromeを追加しました。 ・システムイベントログをダウンロードする機能を追加しました。 ・Speculative Store Bypass Disableを有効化する機能を追加しました。 [機能改善] ・Boot Script Number 02hを指定し、起動失敗したときの動作を変更しました。 ・起動不可NodeのWeb GUI操作性を改善しました。 ・CMUのエラーレベルを変更し、運用継続性を改善しました。 ・Software watchdog timeout発生時の動作を変更しました。 ・Arm Architecture Calls Functionをサポートするため、SMCCC 1.1に準拠 しました。 HCP2100(22/01/18) [各ユニットの版数] CPU: 01.08.0000 BMC: 01.23.8793 SBC: 03.06.0000 IPF: 01.02.0007 [機能追加] ・2.6GHz/24コアに対応しました。 [性能改善] ・InfiniBandの双方向通信性能を改善しました。 HCP2200(22/03/31) [各ユニットの版数] CPU: 01.09.0000 BMC: 01.23.8793 SBC: 03.06.0000 IPF: 01.02.0007 [機能改善] ・POSTでInfiniBandのLink degradeを検出した際の動作を変更しました。 HCP2100以前: Reserved Alarmとなり起動不可 HCP2200以降: Link degrade状態で起動可 Link状態の確認方法や、degradeしたときの対処方法は「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX700 オペレーティングマニュアル」「5.4.13 InfiniBandのパフォーマンス低下が疑われる場合」をご参照ください。 HCP2300(22/05/31) [各ユニットの版数] CPU: 01.09.0000 BMC: 01.24.8799 SBC: 03.06.0000 IPF: 01.02.0007 [不具合修正] ・BAREBONE(ベアボーン)故障時にBMCの設定が消失することがある不具合を修 正しました。 -------------------------------------------------------------------------- 5. 使用方法 ダウンロードしたtarballファイルは展開せずに適用してください。 「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX700 BMCユーザーズガイド」「3.5.2 Firmware Update」の流れに従って、ファームウェアのアップデートを行って ください。 -------------------------------------------------------------------------- 6. 商標および著作権 Red Hat、Red Hat Enterprise Linuxは米国およびその他の国において 登録されたRed Hat, Inc.の商標です。 Linux(R)は米国及びその他の国におけるLinus Torvaldsの登録商標です。 その他すべての商標は、所有する各社の商標です。 Copyright FUJITSU LIMITED 2020, 2021, 2022 --------------------------------------------------------------------------