Systemwalker Centric Manager IPCOM運用管理ガイド スケーラブル運用 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 概要

1.1 目的

IPCOMを用いたWebサーバのスケーラブル運用環境に対して、Systemwalker Centric Managerによる管理概要について説明します。

IPCOMとは、負荷分散、帯域制御を行う専用装置です。

スケーラブルモデルとは、負荷分散や信頼性の向上を目的として、同一のWebサービスを複数サーバで稼働させるシステム構成のことです。

IPCOMは、Webサーバへのリクエストによる通信負荷を平準化することで、サーバ能力を最大限に活用することができ、通信障害や、サービス異常を自動検出し、サービスレベルを維持することができます。

このようなWebサーバのスケーラブルモデルを、Systemwalker Centric Managerを利用して運用させることにより、運用管理作業の効率化、および信頼性の向上が実現できます。

 

■ローリングアップデート(資源配付)

Systemwalker Centric Managerの資源配付機能を使って、ローリングアップデート(資源配付)することができます。

Webサービスを止めずに、負荷分散対象のWebサーバに対して資源配付のIPCOM制御機能により順次、プログラム/データの修正、適用(活性保守)や、Webサーバのセキュリティパッチの更新を行うことができます。

Linux for Itanium版では、ローリングアップデートは使用できません。

■IPCOMの監視

IPCOMの異常をSystemwalker Centric Managerで監視することができます。

Systemwalker Centric Managerに、IPCOM管理コンソールを登録することにより、IPCOMで異常が発生した場合、IPCOM管理コンソールで異常の対処ができます。

■性能監視/性能評価

IPCOMのWebサーバに対するリクエスト負荷などの性能をIPCOMのMIBによって、Systemwalker Centric Managerで監視および評価することができます。


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