***************************************************************************** ** ** ** 対象機種名 PC/AT互換機 ** ** システム名 Windows 7/8.1/10 ** ** Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016 ** ** ** ** Japanist 2003 アップデートパック U013 ** ** (V3.0L10 rel.318) ** ** ** ** ◇◆アップデートパック適用手順書◆◇ ** ** ** ***************************************************************************** 本アップデートパックは、既知障害情報を集約して提供する修正情報です。 ■商標について ・Microsoft、WindowsおよびWindows Serverまたはその他のマイクロソフト製品の名 称および製品名は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における 登録商標または商標です。 ・その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の登録商標もしくは商標です。 本文中の記載内容は予告なしに変更される場合があります。 ■略語表記について 本書では、各製品を次のように略記しています。あらかじめご了承ください。 ・Windows(R) 7 Ultimate Windows(R) 7 Enterprise Windows(R) 7 Professional Windows(R) 7 Home Premium Windows(R) 7 Starter を"Windows 7"と略しています。 ・Windows(R) 8.1 Windows(R) 8.1 Pro Windows(R) 8.1 Enterprise を"Windows 8.1"と略しています。 ・Windows(R) 10 Home Windows(R) 10 Pro Windows(R) 10 Enterprise を"Windows 10"と略しています。 ・Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) を"Windows Server 2008"と略しています。 ・Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Fundition Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise を"Windows Server 2008 R2"と略しています。 ・Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenter Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Foundation を"Windows Server 2012"と略しています。 ・Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Datacenter Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Foundation を"Windows Server 2012 R2"と略しています。 ・Microsoft(R) Windows Server(R) 2016 Datacenter Microsoft(R) Windows Server(R) 2016 Standard を"Windows Server 2016"と略しています。 なお、複数のWindowsを併記する場合、Windowsを省略して表記しています。例えば 「Windows 8.1またはWindows 10」をWindows 8.1/10、「Windows Server 2012 R2ま たはWindows Server 2016」をWindows Server 2012 R2/2016と表記しています。 Copyright FUJITSU LIMITED 2001-2019 ┌──────────※アップデートパックご使用のまえに※─────────┐ │アップデートパック実施に際しては、必ず事前に適用システムのバックアップを取│ │得し、問題発生時の復旧に備えてください。                 │ │本アップデートの作業領域として、以下の空き容量が必要です。       │ │           必要ディスク容量:10MB(x86)             │ │            :90MB(x64)             │ │           必要メモリ量  :ありません            │ │           適用時間   :5分            │ └─────────────────────────────────────┘ 本書で説明する制限やマニュアル訂正等は、OS、キーボードドライバ等の改版やマ ニュアルの増刷時修正等により、すでに修正済みの場合があります。 親指シフトキーボード及びキーボードドライバの説明については、製品に添付された "Drivers.txt"や、ダウンロード版の"Readme.txt"など、ご利用になるドライバの説明 をご覧ください。 2019年05月 0.アップデートパックについて(必ずお読みください) (1) アップデートパックでの提供情報 ・NOTE.TXT・・・・・・・アップデートパック説明書 ・README.TXT・・・・・・実施時の留意事項、製品固有の説明(本書) ・UPDATE.TXT・・・・・・障害修正一覧内容、修正モジュール一覧 ・Update・・・・・・・・Japanist アップデータ一式 \UPDATE_x64.EXE・・・64ビットOS向け修正適用コマンド \UPDATE_x86.EXE・・・32ビットOS向け修正適用コマンド \UPDATE.INF・・・・・修正適用の処理情報 \JPNSTUPD_x64.DLL・・修正適用の補助機能 \JPNSTUPD_x86.DLL・・修正適用の補助機能 \修正ファイル・・・・修正モジュール(圧縮形式) ・Tools Japanist ・・・・・・64ビット版Japanist 2003アップデートパック (2) アップデートパック適用時の注意事項 ・アップデートパックで提供される修正ファイルは全て適用してください。 ・適用システムに「固有の修正を適用」している場合は、アップデートパックの適 用可否について、「固有の修正」を入手した部門にご確認をお願いします。 ・JEF拡張漢字をサポートするアプリケーションでJapanistを利用される場合は 「9.その他の留意事項」の(3)をご覧ください。 (3) 修正内容 アップデートパックで修正される障害内容および修正ファイル一覧については、 添付のUPDATE.TXTをご覧ください。 (4) 互換情報 修正を適用することにより、システムに影響を及ぼす可能性があります。 「9.その他の留意事項」の「(1) 互換情報」を参照の上適用してください。 1.適用条件 本修正は、Japanist 2003に対する修正データです。Japanist 2003に対してのみ使 用できます。Japanist 2003に対して、すでに公開済みの修正を適用済みであるかど うかにかかわらず、本修正を適用可能です。ただし、"Rel.114 x64"の場合には、 「2.適用方法」の「(2) 64ビット版の適用手順」を一旦実施した後に適用してくだ さい。 なお、すでに本修正(rel.318)よりも新しい修正を適用済みの環境では、本修正は 使用しないでください。 Japanist 2003の版数(リリース番号)は「動作環境」の「便利な玉手箱」の「本体 バージョン情報」で確認できます。リリース番号は数字と英大文字1文字で構成され、 同一バージョンでは、数字が大きいほど、また英字のアルファベットの並び順が後の ものほど新しい版数であることを示します。 対応OS Windows 7 Windows 8.1 Windows 10 Windows Server 2008 *1,*2 Windows Server 2008 R2 *1 Windows Server 2012 *1 Windows Server 2012 R2 *1 Windows Server 2016 *1 *1: Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016ではServer Coreの環境 は除きます。 *2: 64ビットOSには対応していません。 2.適用方法 以下の作業は、エクスプローラで行ってください。 ※ウィルス検索ソフトウェア(例:Norton AntiVirus、ウィルスバスターなど)が 動作中の場合、アップデート中にエラーが発生することがあります。その場合は、 一時的にウィルス検索ソフトウェアを終了させてから、再度アップデートプログ ラムを実行しなおしてください。 ※Administratorsグループに所属するユーザー名でログオンしてから、アップデー トしてください。 ※Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016へアップデートは、ローカル でログインして実行してください。 ※アップデート適用後に再起動する際、下記のメッセージ("〜"部分は英数字)が 表示されることがあります。その場合は、[OK]ボタンを押して続行してください。 「プロシージャ エントリ ポイント 〜 がダイナミック リンク ライブラリ FJICMN30.DLL から見つかりませんでした。」 (1) 適用手順 32ビット版のJapanist 2003をお持ちであり、新規に64ビットOSにおいて使用す るためには、事前に64ビット版Japanist 2003アップデートパックを適用する必要 があります。「(2) 64ビット版の適用手順」を参考に設定してください。 1) 使用しているOSに従って、次に示すUpdateフォルダ内の修正適用コマンドを実行 してください。 なお、修正適用コマンドは「管理者として実行」により起動してください。 - 32ビットOSの場合 : UPDATE_x86.EXE - 64ビットOSの場合 : UPDATE_x64.EXE 2) 表示される画面に従って、完了するまで進めてください。 Windowsシステムの再起動を行いますので、実行中のアプリケーションは、必ず 終了してください。 ユーザーアカウント制御ダイアログが表示された場合は、「続行」ボタンをク リックしてください。 3) 「アップデートするファイルが使用中のため、Windowsの再起動時にアップデー トを行います。」のメッセージが表示される場合、アップデートはシステムの再起 動時に行われます。「はい」をクリックして、処理を継続してください。 アップデートの準備が完了すると、システムの再起動を確認する画面が表示されま す。動作中のアプリケーションを終了してシステムを再起動してください。 4) システムを再起動するとJapanistのアップデートが開始されます。ログオン画面 が表示される場合は、修正適用コマンドを実行した時と同じユーザーでログオンを 行ってください。(環境によっては、開始までに時間がかかる場合があります) (注)リモートデスクトップ接続で、ホストにインストールされているJapanist 2003 をアップデートする際、再起動後に以下のメッセージが表示される場合は、 アップデートができません。 [表示メッセージ] 「ファイルが使用中のためコピーできません。処理を終了します。」 対処方法として以下を実施し、再度アップデートを行ってください。 1)クライアントの既定の言語をMicrosoft IMEに変更します。 2)ホストへ再接続し、Japanist 2003のアップデートを実行します。 3)ホスト環境でJapanist 2003が既定の言語に設定されていた際には、既定の 言語が変更されています。手動にてJapanist 2003を既定の言語に変更して ください。 (2) 64ビット版の適用手順 32ビット版のJapanist 2003をお持ちの場合、以下の手順を実施することで、 64ビットOSにて使用することができるようになります。 1) 32ビット版のJapanist 2003を64ビットOS環境にインストールしてください。 インストールする際にはカスタムセットアップを選択し、既定の言語を設定する 画面で「Japanist 2003を既定の言語(標準の言語)として使用します」のチェック ボックスからチェックを外してインストールしてください。 2) Tools\Japanistフォルダ内の「setup.exe」を実行して、Japanist 2003をインス トールしてください。 3) 表示される画面にしたがって、完了まで進めてください。 4) システムの再起動画面が表示されますので、再起動を実施してください。 (注)リモートデスクトップ接続で、ホストにインストールされているJapanist 2003 をアップデートする際、再起動後のsetup.exe実施後に以下のメッセージが表示 される場合は、アップデートができません。 [表示メッセージ] ------------------------------------------------------------------- Japanistを64ビット版にアップデートするために、既定の言語に設定・関連 ファイルが使用中ですので、システムの再起動が必要です。 再起動後に、再度setup.exeを実行することで、アップデートが実行されま す。 直ちに再起動をおこないますか? [はい]:直ちに再起動を行う。 [いいえ]:再起動せずに終了する。 ------------------------------------------------------------------- 対処方法として以下を実施し、再度アップデートを行ってください。 1)クライアントの既定の言語をMicrosoft IMEに変更します。 2)ホストへ再接続し、Japanist 2003のアップデートインストールを実行しま す。 3.Windows 10、Windows Server 2016での留意事項 Windows 10、Windows Server 2016での動作につきましては次の制限・注意事項があ ります。 (1) Microsoft EdgeなどのWindows ストア アプリ、タスクバーの検索ボックスでは 日本語入力できません。 日本語入力をする際には、Windowsキーを押したままSpace キーを押すことで日本語 入力ソフトを変更してください。(親指シフト入力には対応できません) 4.Windows 8.1、Windows Server 2012/2012 R2での留意事項 Windows 8.1、Windows Server 2012/2012 R2での動作につきましては次の制限・注意 事項があります。 (1) デスクトップで動作するアプリケーションのみサポートします。Modern UIで動作 するアプリケーションでは利用できません。 5.Windows 8.1/10、Windows Server 2012/2012 R2/2016での留意事項 Windows 8.1/10、Windows Server 2012/2012 R2/2016での動作につきましては次の制 限・注意事項があります。 (1) Japanist 2003のインストール時に既定の言語になるように指定した場合でもシス テムの既定の言語として利用できないことがあります。 この場合は、サインインし直してください。 (2) 「既定の入力方式の上書き」に表示される情報と既定の言語として使用される入 力方式が異なることがあります。 この場合、「既定の入力方式の上書き」にて、再設定し保存することで設定に表示 される内容と動作を一致させることができます。 6.Windows 10での留意事項 Windows 10での動作につきましては次の制限・注意事項があります。 (1) 一部のユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリでの動作について 一部のUWPアプリ(プレインストールの一部のMicrosoft Office 2016など)上で、 Japanist 2003の各機能を使用する場合には、次の制限があります。 1) 次の条件で登録した単語は、かな漢字変換の候補として表示されません。 - 一部のUWPアプリ以外のアプリ上で文字入力中に登録した単語 - 辞書ツールキットのユーザ辞書に登録した単語 これらの環境で登録した単語を使用する場合は、単語を登録したオプション辞書 を作成し、そのオプション辞書を使用状態にしてください。 オプション辞書は、単語を登録したユーザ辞書を流用して作成します。 1. 辞書ツールキットを起動し、利用中のユーザ辞書を選択します。 2. [ツール]−[抽出ファイルへ単語を出力]を選択して、ユーザ辞書の単語抽 出ファイルを作成します。 3. 「オプション辞書(40個まで使用可)」を選択し、[ファイル]−[辞書の新規 作成]を選択して、ファイルの選択画面で作成した単語抽出ファイルを開く と、オプション辞書を作成できます。 4. 作成したオプション辞書の辞書名の前にチェックを付けます。 2) かな漢字変換や入力予測の学習結果は、一部のUWPアプリ以外のアプリケーショ ンでJapanist 2003を使用した際の学習結果と互いに独立したものとなります。 7.Windows 7/8.1/10での留意事項 Windows 7/8.1/10での動作につきましては次の制限・注意事項があります。 (1) Internet Explorerの保護モードでの動作について 保護モードが有効になっているInternet Explorer上で、Japanist 2003の各機能 を使用する場合には、次の制限があります。 1) 入力モードやショートカットキーから次の機能を起動することができません。 - 動作環境ダイアログ - 辞書ツールキット - 単語登録 - 郵便番号辞書 - ヘルプ 2) 入力予測、ブリッジメニューから次の機能を起動することができません。 - 機能辞書 - クリップアートの挿入 - 各種辞典の検索 - 串刺し検索 - 郵便番号辞書検索 - インターネット検索 3) Internet ExplorerのツールバーのJapanistバーからのホームページ登録/ 単語一括登録は起動することができません。 4) 次の条件で登録した単語は、保護モードが有効になっているInternet Explorer で、かな漢字変換の候補として表示されません。 - 文字入力中に登録した単語 - 辞書ツールキットのユーザ辞書に登録した単語 これらの環境で登録した単語を使用する場合は、単語を登録したオプション辞書 を作成し、そのオプション辞書を使用状態にしてください。 オプション辞書は、単語を登録したユーザ辞書を流用して作成します。 1. 辞書ツールキットを起動し、利用中のユーザ辞書を選択します。 2. [ツール]−[抽出ファイルへ単語を出力]を選択して、ユーザ辞書の単語抽 出ファイルを作成します。 3. 「オプション辞書(40個まで使用可)」を選択し、[ファイル]−[辞書の新規 作成]を選択して、ファイルの選択画面で作成した単語抽出ファイルを開く と、オプション辞書を作成できます。 4. 作成したオプション辞書の辞書名の前にチェックを付けます。 5) タスクトレイ形式の入力モードは正しく動作しません。 6) かな漢字変換や入力予測の学習結果は、保護モードが有効になっているInternet Explorer以外のアプリケーションでJapanist 2003を使用した際の学習結果と互いに 独立したものとなります。 7) 入力モードのサイズや位置は、保護モードが有効になっているInternet Explorer 以外のアプリケーションでJapanist 2003を使用した際のサイズや位置と互いに独立 したものとなります。 8) 保護モードが有効になっているInternet Explorerで使用するJapanist 2003につ いて、動作環境の設定を変更したい場合は、スタートメニューまたは他のアプリ ケーションで使用しているJapanist 2003の入力モードから動作環境ダイアログを起 動して設定を行ってください。 9) 言語(日本語入力IME)としてJapanist2003をお使いの場合は、手書き入力パネル から送信した文字がInternet Explorerに入力できません。 10) 入力中の文字を俊敏辞典で即時検索することができません。 11) 俊敏辞典のクイックナビゲーション機能が使用できません。 12) 拡張保護モードが有効な環境ではJapanist2003が利用できないことがあります。 (2) 入力可能な文字はUCS2の範囲内の文字です。各機能では、UCS2の範囲外の文字を扱 うことはできません。 例えば、クリップボードのデータに、UCS2の範囲外の文字が格納されている場合 に、単語登録を起動すると、「登録単語またはよみの指定に誤りがある」旨の メッセージが表示されます。この場合には、メッセージに[OK]ボタンで応答した後 に、文字列のコピー操作などでクリップボードのデータをUCS2の範囲内の文字に変更 してから、再度、単語を登録する操作を行ってください。 (3) デスクトップ上でJapanist 2003を使用している場合に、入力モードが他のアプリ ケーションのウィンドウに隠れてしまうことがあります。 (4) 入力モードをタスクトレイ型にした場合、アイコン表示が見えにくくなります。 (5) 既定の言語がJapanist 2003以外の場合、辞書ツールキットを起動した際に、言語 がJapanist 2003に切り替わりません。 (6) Windows メールのメッセージの作成で、ブリッジメニューを表示した場合、次の 注意事項があります。 1) ブリッジメニューをキャンセルすると、メッセージの作成を閉じる動作も同時に 実行されます。 2) よみ入力の状態でブリッジメニューを表示すると、入力したよみ情報が確定され ます。 3) ブリッジメニューからクイック単漢字等のクイック変換機能は使用できません。 (7) エクスプローラの右クリックメニューからおてがる登録を行うことはできません。 (8) "管理者として実行"での動作について アプリケーションに対して"管理者として実行"を行う場合、以下の動作となりま す。 なお下記の説明では、"管理者として実行"をしていない通常の実行を"標準 ユーザーで実行"と表記します。 1) メモ帳などのアプリケーションが"管理者として実行"されている場合 以下に示すJapanistの各機能が"標準ユーザーで実行"されている場合には、次の 動作となります。 - メディアパネルの場合は、メディアパネルからアプリケーションへの入力がで きません。 - 手書き入力パネルの場合は、"アプリへ送信"や"Enter"による入力ができませ ん。また、手書き入力パネルで文字を入力する場合に、最前面に表示されてい るメモ帳などのアプリケーションが切り替わる場合があります。 - 動作環境の場合は、変更した設定が起動済のアプリケーションに反映されませ ん。 - 入力モードの表示形態をタスクトレイ型に設定している場合は、入力モードの 左クリックで表示されるメニューによるモード(半角/全角、英数/ひらがな/ カタカナ)の切り換えが反映されません。 - "USB親指シフトキーボードの接続/切断を自動判定する"の機能を使用している 場合は、自動判定の結果が起動済のアプリケーションに反映されません。 2) メディアパネルが"管理者として実行"されている場合 Japanistを使用しているアプリケーションが"標準ユーザーで実行"されている 場合には、ブリッジメニューから次の機能による検索ができません。 - 各種辞典の検索 - 串刺し検索 - クリップアート検索 - 郵便番号辞書検索 3) 俊敏辞典を使用する場合 - 俊敏辞典及びメモ帳などのアプリケーションに対して、互いに異なる指定 ("管理者として実行"または"標準ユーザーで実行")を使用して起動した場合に は、クイックナビゲーションが動作しません。 - 俊敏辞典を"管理者として実行"した後、"標準ユーザーで実行"するような使い 方はできません。このような使い方をした場合には、メッセージ「俊敏辞典の ための領域を空けてください。領域が確保できない間は非表示状態になりま す。」が表示されます。 8.Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016での留意事項 Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016での動作につきましては次の制限 ・注意事項が有ります。 ここでは、Windows Server 2008のTS RemoteApp、Windows Server 2008 R2/2012/ 2012 R2/2016のRemoteAppを総称して「RemoteApp」と呼びます。 (1) Internet Explorerの保護モードでの動作について 詳細は、「7.Windows 7/8.1/10での留意事項 (1)Internet Explorerの保護モー ドでの動作について」を参照してください。 (2) Server Core環境には、インストールできません。 (3) RemoteApp環境で使用されているアプリケーションでは、入力モード表示のウィン ドウをマウスで移動できないことがあります。 (4) RemoteApp環境で使用されているアプリケーションにおいて、入力モードの表示形 態でタスクトレイ型が選択されているときは、入力モードは表示されません。 (5) RemoteApp環境で使用されているアプリケーションで、変換候補リストが表示され たときボタンの表示が見にくいことがありますが、そのままお使いいただいて問題 ありません。 (6) RemoteApp環境のメディアパネルから、ローカルのアプリケーションに対してド ラッグ&ドロップすることはできません。 (7) RemoteApp環境では、メディアパネルを起動した後、起動したアプリケーションに マウスを移動すると閉じますが、ローカルのアプリケーションにマウスを移動して も閉じません。 (8) "管理者として実行"での動作について 詳細は、「7.Windows 7/8.1/10での留意事項 (8)"管理者として実行"での動作 について」を参照してください。 (9) Windows Server 2008のターミナルサービス上、Windows Server 2008 R2/2012/ 2012 R2/2016のリモートデスクトップサービス上で製品を運用する場合には、ログ オンユーザー分のライセンスが必要です。 (10) Japanist 2003の動作は、それぞれWindows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/ 2016に対する仕様に準拠します。ただし、次に示す固有の注意事項や制限がありま す。 1) 辞書ツールキットの以下の機能は使用できません。ただし、(※)の機能に ついては、Administrator権限ユーザーがコンソールで使用する場合に限り、 オプション辞書についてのみ使用できます。 ・辞書の新規作成(※) ・辞書の複製作成 ・辞書の名称変更(※) ・辞書の削除(※) ・辞書の取り込み ・辞書の取り出し(※) また、単語登録時の辞書拡張は行われません。 2) 辞書ツールキットの各機能で、複数のログオンユーザーが同じ辞書を同時に 使用することはできません。 9.その他の留意事項 (1) 互換情報 ・ユーザーデータ互換情報 ユーザーデータに副作用を及ぼす情報はありません。 ・環境定義ファイルの互換情報 定義ファイルに副作用を及ぼす情報はありません。 ・その他の互換情報 - オンラインヘルプに記事を集約するためコントロールヘルプ機能は削除となり ます。 - Japanistバー 64ビットのInternet Explorerに対応しておりません。 32ビットのInternet Explorer上のJapanistバーから実行するか、Japanist バーの代替として、辞書ツールキットのおてがる登録機能をご利用ください。 - 俊敏辞典 64ビットアプリケーションには、対応しておりません。 俊敏辞典の代替として、メディアパネルの辞書検索をご利用ください。 (2) メディアパネル使用時の注意事項 メディアパネルの辞書検索を実行し、「Internet Explorer下に表示されている Webサイトから来ているこのアプリケーションのコンテンツは、Internet Explorer セキュリティ強化の構成によってブロックされています。」と表示された場合、 [追加]ボタンをクリックして、信頼済みサイトのゾーンに "about:security-MediaPanel.exe"を追加して[追加]ボタンを押して信頼済みサイ トとして登録してください。 (3) JEF拡張漢字をサポートするアプリケーションでJapanistをお使いの方へ JEF拡張漢字をサポートするアプリケーション(以下「JEFアプリ」という)で使 用する場合は、アップデートパック適用後、「Japanist 2003 JEFアプリ用コード 変換テーブル」を設定する必要があります。 JEFアプリ上での変換候補について、Japanistでは「Japanist 2003 JEFアプリ 用コード変換テーブル」の設定内容に従って表示します。 「Japanist 2003 JEFアプリ用コード変換テーブル」はJapanistインストール先 の「CMD」フォルダ配下の「jefcode1.tbl」ファイルになります。テキストエディ タにて「jefcode1.tbl」ファイルを編集し、必要に応じてテーブルの設定内容を 変更してください。テーブルの使用方法については、テーブルの先頭にコメント として記載しておりますので、そちらを参照ください。 - 標準的な設定方法 標準的な変換テーブルを「jefcode3.tbl」として用意しています。 「jefcode3.tbl」の内容を「jefcode1.tbl」としてコピーすることで簡単に 標準的な変換がご利用いただけます。 ただし、既に「jefcode1.tbl」の内容を変更されてご利用の場合は、その設 定内容が失われてしまいますので、コピーの際にはご注意ください。 - OAK V6.0互換の変換候補を表示する場合の設定方法 OAK V6.0におけるJEFアプリ上での変換候補表示と互換のあるテーブルを 「jefcode2.tbl」として用意しています。 「jefcode2.tbl」の内容を「jefcode1.tbl」としてコピーすることで簡単に OAK V6.0互換の変換がご利用いただけます。 ただし、既に「jefcode1.tbl」の内容を変更されてご利用の場合は、その設 定内容が失われてしまいますので、コピーの際にはご注意ください。 ※標準ユーザーによる書き込みが禁止されているフォルダ(デフォルトのイン トール先フォルダなど)にJapanistをインストールした場合、「jefcode1.tbl」 はユーザーアカウント制御(UAC)により書き込みができません。 「jefcode1.tbl」を編集、保存する場合はテキストエディタ(メモ帳など)を 管理者として実行してください。 (4) おてがる登録機能で利用できるMicrosoft Office文書について Microsoftが公開している「Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック」を、対応するOffice製品に加えてインストー ルした環境では、おてがる登録機能でdocx形式やxlsx形式の文書を扱うことはでき ません。 (5) Japanistをインストールすると、Windows Defenderの履歴に次の内容が「警告レ ベル:不明」として記録されることがありますが、そのままお使いいただいて問題 ありません。 ・Japanist 2003 (fjiWiz.exe) へのショートカット ・Japanist30_FJIUSBCK.EXE (FJIUSBCK.EXE)の起動レジストリ ・MpStart.EXE (MpStart.exe)の起動レジストリ ・シェルへの機能登録 (FjiShell.dll) ・IEへの機能登録 (FJIIE.DLL) 10.OASYSキーボードドライバについて 本アップデートパックには、「OASYSキーボードドライバ」を添付しておりません。 別途、OASYSキーボードドライバを入手してください。 11.親指シフトキーボード(USB)を使用する場合の注意事項 以下の項目の他、製品のReadme(README.TXT、Drivers.TXT)にも注意事項が記述さ れていますので、合わせて参照してください。 (1) FMV-KB232、FKB7628は、次のOSで使用できます。 - Windows 7 - Windows 8.1 - Windows 10 また、Japanistが動作可能な環境が必要です。 (2) FMV-KB232、FKB7628に対する動作環境の制限 動作環境の快速親指シフトの設定画面において、表示されるキー割り当てを示す 図は、FMV-KB232、FKB7628のキー配列と対応していません。 (3) FMV-KB232、FKB7628による動作環境の設定について 次の操作を行った場合は、動作環境の快速親指シフトの設定が変更されます。 ・操作 - FMV-KB232、FKB7628キーボードをPCに接続した場合 - 動作環境のキーボード指定で"親指シフトキーボード(USB:KB232,FKB7628)" を選択した場合 ・快速親指シフトの設定 +−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ |項目 |かなモード |英字モード|IME Off | +−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ |親指左シフト|親指左/無変換 |無変換 |無変換 | |親指右シフト|親指右/変換 |空白入力 |空白入力 | +−−−−−−+−−−−−−−+−−−−−+−−−−−+ 設定を変更したい場合には、動作環境で快速親指シフトの設定を変更してくださ い。 (4) 親指シフトキーボード(USB)は、VM(バーチャル・マシン)またはターミナルサー ビスで使用できません。また、快速親指シフトも使用できません。 −以上−