XBRL Dimensionsサポート機能 ユーザーズガイド
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第1章 概要

1.1 特徴

XBRL Dimensions仕様とは、多次元(Multi-Dimensional)のデータをXBRL2.1の仕様に基づいて表現するためのタクソノミーおよびインスタンス(コンテキスト)の定義方法を規定したものです。この規定により、例えばインスタンスのセグメントやシナリオにおける記載方法が統一され、財務データの再利用が一層効率的に行えるようになります。本機能では、XBRL Dimensions仕様に基づいたタクソノミーファイルやインスタンスファイルの作成・編集・表示を行うためのサポート機能を提供しています。

XBRL Dimensions仕様の規定している内容の概略は以下のとおりです:

XBRL Dimensions仕様に準拠したタクソノミー・インスタンスを作成することにより、多次元構造で表されたデータ(例えば利益のデータを製品の品目別と地域別のマトリックスであらわす等)の表現方法が仕様で統一されたものとなります。

XBRL 2.1の基本仕様ではコンテキストのセグメント/シナリオの中での記述方法が規定されていないため、このようなデータをアプリケーションで汎用的に処理することが困難でしたが、XBRL Dimensions仕様に準拠することで、それが可能となります。


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