インスタンスクリエータ ユーザーズガイド
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第1章 インスタンスクリエータの概要> 1.5 ペインおよび画面

1.5.3 入力テーブルペイン

[図:入力テーブルペイン]

入力テーブルペインには、次の選択ボックスと入力ボックスがあります。

フィルタ選択ボックス

この選択ボックスは要素ラベル列に表示する要素を選択するボックスです。

プルダウンリストに表示される選択肢を、次の表で説明します。

[表:フィルタ選択ボックス]

選択肢

説明

全項目

フィルタリングしません。全項目を表示します。

入力値のみ

値が入力されている項目のみ表示します。

数値項目

数値項目のみ表示します。

非数値項目

非数値項目のみ表示します。

計算エラー

計算リンクに従った計算でエラーとなった値が入力されている項目のみ表示します。

レポート

レポートに適したフォーマットで項目を表示します。抽象要素、親要素に加えて値のある全項目を表示し、要素が正しくインデントされるようにします。

カスタムフィルター

ユーザ独自のフィルタ条件を設定することができます。

列選択ボックス

この選択ボックスは表示する列を選択するものです。プルダウンリストに表示される選択肢を、次の表で説明します。

[表:列選択ボックス]

選択肢

説明

ユーザ設定

ユーザの設定した内容に従って列が表示されます。

値のみ

入力値のみ表示します。

値、計算値

入力値と計算リンクに基づく計算結果がそれぞれの列に表示されます。

値、単位

入力値と入力値にリンクされた単位がそれぞれの列に表示されます。

値、言語

入力値と入力値にリンクされた言語がそれぞれの列に表示されます。

値、コンテキスト

入力値と入力値にリンクされたコンテキストがそれぞれの列に表示されます。

値、コンテキスト、単位

入力値と、入力値にリンクされたコンテキストと、入力値にリンクされた単位がそれぞれの列に表示されます。

値、コンテキスト、言語

入力値と、入力値にリンクされたコンテキストと、入力値にリンクされた言語がそれぞれの列に表示されます。

値、主な属性

入力値と、入力値にリンクされたコンテキストと、入力値にリンクされた単位と、入力値にリンクされたdecimalsと、入力値にリンクされたdecimalsと、入力値にリンクされた言語がそれぞれの列に表示されます。

サーチ対象選択ボックス

この選択ボックスでは要素と値のどちらをサーチするか選択します。

サーチ語入力ボックス

この入力ボックスにはサーチする文字列を入力します。ワイルドカードまたは正規表現を使った検索が可能です。ワイルドカードでは複数の任意の文字にマッチする"*"(アスタリスク)と任意の一文字にマッチする"?"(クエスション)が使用できます(ワイルドカードで"*"や"?"を検索する場合は、前にバックスラッシュをつけて、それぞれ"¥*"、" ¥?"と指定して下さい。ワイルドカードと正規表現のいずれを利用するかはツールメニューの『オプション』からオプションダイアログの検索タブで指定できます。

 

入力テーブルには以下のボタンがあります。

[表:入力テーブル上のボタン]

ボタン

説明

ユーザ設定

クリックすると『列の設定』ダイアログが開き、列選択ボックスのプルダウンリストに表示されている列表示の組み合わせ以外の組み合わせを指定できます。

コンテキストのグループ化

クリックすると『コンテキストのグループ化』ダイアログを開きます。詳細は"2.20. コンテキストのグループ化"を参照してください。

タクソノミーツリー画面で項目かタプルが選択されている場合、入力テーブルで当該データが強調表示されます。また、入力テーブルで要素のデータが選択された場合は、タクソノミーツリー画面で該当する項目かタプルが強調表示されます。

値のセルをダブルクリックするか、値のセルが選択されているときに値を打ち込むと値を入力できます。入力を終えるにはエンターキーを押下します。項目の値のセルにデータが入力されない場合は、削除されたものとみなします。項目は、そのセルが選択されているときにDeleteキーを押下すると削除できます。

フィルタ選択ボックスと列選択ボックスはテーブル上に表示する要素と列をフィルタリングするためのボックスです。"値、計算値"が列選択ボックスで選択されている場合に入力値と計算結果とが矛盾すると、計算結果の列が赤で表示されます。"2.5.4. 計算リンクに基づいた値のチェック"を参照してください。

ユーザは表示する列の組み合わせを自分で指定することもできます。「ユーザ設定」ボタンをクリックすると『列の設定』ダイアログが開き、ユーザ定義の列表示設定が作れます。表示する列の内容を選び、了解ボタンをクリックし、列選択ボックスで「ユーザ設定」を選択してください。『列の設定』ダイアログで使われている以下の言葉の意味は次の通りです。
Value: 入力値
Calc Value: 計算リンクに基づいた計算結果
Context: 値にリンクされたコンテキスト
Unit: 値にリンクされた単位
Tuple: 値が属するタプル
Precision: 値がリンクされたPrecisions
Decimals: 値がリンクされたDecimals
Lang: 値がリンクされた言語
Nil: nil属性の要素の場合Trueを表示

列を追加または削除するには、入力テーブルの列ヘッダの青い字の部分を右クリックするとコマンドメニューがポップアップしますので、「列を追加」または「この列を隠す」を選んでください。選択されていた列の横に新しい列が追加、あるいは、選択されていた列が削除されます。

入力テーブルに表示するコンテキストまたはコンテキストグループを選択する方法は4種類あります。"6.1. 入力テーブルペインに表示するコンテキスト/コンテキストグループの変更"を参照してください。

入力不可な値セルは色つきで表示され、それらのセルへのデータ入力は受け付けられません。要素がデータ入力可能か、またタプルが入力値のある要素をいくつ持たなければならないか、は、スキーマで定義されています。値セルの色とデータ入力不可な理由を次に説明します。

[表:セルの色とメッセージの意味]

色とメッセージ

理由

要素は抽象要素です。

要素はタプル要素です。

コンテキストが定義されていません。

単位が定義されていません。(数値要素のみ)

コンテキストのperiod型と要素の属性が不一致です。

タプルの内容モデル制約によりこの要素への入力が認められておりません。

コンテキストや単位のような、値セル以外のセルのデータは、入力テーブル上でそのセルをダブルクリックすると変更できます。

要素のbalance属性およびperiodType属性の値は、入力テーブルのElement Label列の隣の列に表示できます。詳細は、"6.15 入力テーブルでの要素定義の属性表示"を参照してください。

入力テーブル上のデータをコピー、または入力テーブル上にデータをペーストするには、"2.5.2. 入力テーブルのデータのコピー"および"2.5.3. 入力テーブルへのデータのペースト"を参照してください。

タプルはこのペイン上で追加・削除できます。"2.13.2. 入力テーブルペインでタプルを追加"および"2.14.2. 入力テーブルペインでタプルを削除"を参照してください。


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