タクソノミーエディタ ユーザーズガイド
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第6章 その他の機能

6.14 URIマッピング

URIで指定されたネットワーク上のファイルの読み込み時に、ネットワーク上のファイルの代わりにローカルシステムのファイルから読み込むことができます。ファイルメニューから読み込むファイル、および読み込むファイル中から参照されているファイルについて適用されます。URIと代わりに読み込むローカルファイルの対応付けをURIマッピングで指定します。

ツールメニューのオプションを選択すると『オプション』ダイアログが開きます。『オプション』ダイアログの『URIマッピング』画面で、ネットワーク上のファイルの代わりに使用するローカルファイルを対応付けることができます。

[図:『URIマッピング』画面]

対応付けの指定は一覧で表示されます。タクソノミーの解析でインポートが見つかると対応付け一覧で上から順にマッチする指定を探し、最初にマッチした指定に従って、代わりのローカルファイルを読み込みます。いずれの指定にもマッチしない場合は、インポートで指定されているファイルを読み込みます。

対応付けの指定はNamespace URI、Remote System Id、Local System Idからなり、それぞれは以下の意味を持ちます。

[表:対応付け指定]

意味

Namespace URI

インポートで指定される名前空間名(namespace属性の値)を指定

Remote System Id

インポートで指定されるファイルのURI(schemaLocation属性の値)を指定

Local System Id

代わりに使用するローカルファイル名を指定

代わりに使用するローカルファイルは以下の順で判定されます。

  1. インポートで指定された名前空間名がNamespace URI指定にマッチすれば、Local System Idで指定されたファイルを代わりに使用します。
  2. Namespace URI指定が空の場合、インポートで指定されたファイルのURIが Remote System Id にマッチすれば、Local System Idで指定されたファイルを代わりに使用します。
  3. Namespace URI指定が空で、Remote System Id にパスが指定されている場合、このパスがインポートで指定されたファイルのURIの先頭にマッチすれば、URIの残りの部分をLocal System Idの指定に加えたファイルを代わりに使用します。
  4. 上記のいずれにもマッチしない場合は、インポートで指定されたファイルのURIからファイルを読み込みます。

なお、『URIマッピング』画面の『URIマップを使用する』チェックボックスを外すことで、URIマッピングの適用を行わなずにファイルの読み込みを行うことが可能です。

新しく対応付けを指定するには、『追加』ボタンを押します。既に追加されている対応付けの内容を編集する場合は『編集』ボタンを、対応付けを解除するには『削除』ボタンを押します。対応付けの追加・編集・削除をした後、『了解』ボタンを押すと設定が反映されます。

『追加』ボタンを押すと、『URIマップの新規作成』ダイアログが現れて、Namespace URI、Remote System Id、Local System Idを指定できます。

[図:『URIマップの新規作成』ダイアログ]

また、ファイルメニューからURIを指定してファイルを読み込んだり、読み込み中のファイルからURIを参照している場合に、ファイルが存在しないなどの理由で読み込めないと『URIマップの新規作成』ダイアログが開きます。代わりに読み込むローカルファイル名を『Local System Id』に指定して『了解』ボタンを押すと、指定したファイルが代わりに読み込まれます。『取消』ボタンを押した場合、ファイルの読み込みは中止されます。


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