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NTT DOCOMO, Inc.

柔軟性に富んだシステムで経営の革新力と競争力を強化

株式会社NTTドコモ様

迅速なシステム改修が可能になり、新規サービスの追加が驚くほど速くなりました。市場や競争環境の変化に俊敏に対応できる新システムは、何年経っても陳腐化しないと自負しています

情報システム部 担当部長 式見政則様

Human Centric Innovation Human Centric Innovation

NTTドコモは、約6,500万件の契約情報を統合管理する顧客情報管理システム「ALADIN」を刷新。機能追加・変更を繰り返してもアプリケーションの構造を壊さないフレームワークを富士通と共同開発し、アプリケーション改修にかかる期間を30~70%削減。変化の激しいモバイル市場でお客様のニーズを的確に捉え、経営を支援するシステムを手に入れることに成功。

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サービス拡充と事業拡大に不可欠な顧客情報管理システムの機能強化

株式会社NTTドコモ様(以下、ドコモ)は、約6,500万件の契約数を誇る国内最大手のモバイル通信事業者です。「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」というビジョンの実現に向けて、iモードを皮切りにモバイルインターネットの市場を先行して開拓し、2001年には世界で初めて第三世代携帯電話(3G)のサービスも開始しました。

このような革新的なサービスを生み出してきたドコモのICTもまた、国内有数の性能を誇ります。最たる例が、顧客情報管理システム「ALADIN(アラジン)」です。ALADINは全国のドコモショップとインフォメーションセンターをつなぐ顧客情報管理システムであり、顧客情報入力や与信チェックなど契約と販売に関するあらゆる業務を担っています。加入者ごとに異なる利用状況や料金プラン、割引サービスの適用状況を統合管理し、国内最大規模のデータ量を処理しています。

ドコモは長年にわたり、サービス拡充と事業拡大に不可欠なALADINの機能追加・変更を、富士通と一体になって推進してきました。そして2006年には2代目ALADINを開発するプロジェクトに乗り出しました。携帯電話事業者の乗り換えを容易にする新たな制度が導入される中、ALADINがドコモの競争力を阻害しかねない状況になってきたためです。

大規模システムは往々にして、時間の経過と共に複数のプログラムが複雑に絡み合う状態になっていきます。ALADINも例外ではありませんでした。度重なる機能追加・変更によってプログラムが肥大化し、システム改修に支障が出始めていたのです。年4回のメジャーリリースでは、設計から開発、テストに4カ月以上要していました。メジャーリリースの合間にリリースする緊急案件でも2カ月強を要し、経営が求めるスピード感に追従できなくなりつつありました。

柔軟かつ堅牢なフレームワークで経営のスピードを獲得

ALADINの刷新にあたり、「リリースにかかる期間とコストを半減する」という目標を掲げました。ポイントは、機能強化の影響範囲を明確にし、設計工程で改修資産の影響を特定しきれなかったため、長期化していたテストを効率化すること。加えて、改修を重ねてもアプリケーションの構造が壊れないようにすることです。そのためにドコモはALADINの基盤となるフレームワーク「xFramework」を富士通と共同開発しました。

xFrameworkには大きく二つの特徴があります。一つは、変化への柔軟な対応力です。BPM(注1)やBRMS(注2)の機能を担うビジネス層をシステムの中核に据えることにより、設計・追加したビジネスフローやルールを迅速にプログラムに反映。新規サービスの提供に必要な機能を短期間でALADINに実装できるようにしています。もう一つは、論理的なデータオブジェクトに基づく高い堅牢性です。料金プランや使用している携帯電話の機種など、あらゆる情報をお客様に紐付けた形で構造化したデータオブジェクトを定義。これをALADINの設計担当者と開発担当者が共通に用い、システムの改修を繰り返してもアプリケーション構造が崩れないようにしました。

こうして2代目ALADINでは、設計情報からアプリケーション構造が自明になり、改修時の不要なプログラム開発やテストが一掃されました。その結果、主要案件の開発期間が3割削減でき、3カ月を切りました。緊急案件にいたっては、従来より6~7割も短い約3週間まで短縮することに成功しました。ドコモは2014年6月に国内初の音声通話完全定額制と、データ通信の容量を家族で分け合える新たな料金プランを開始。業界に先駆けて魅力的なプランを市場に投入できるほど、圧倒的なスピードを手に入れたわけです。

また、従来と比較して開発の工数が40%削減されるようになったにも関わらず、1.5倍の開発要望に対応できるようになり、生産性が2.5倍アップしました。新規サービスの開始にあたっては、パンフレットの作成やCM作成、ショップ店員への教育などその他の準備作業よりも案件開発の方が早く完成するといった驚くべき成果が見られるようなりました。これまでボトルネックとなっていたITがビジネスを迅速にサポートするシステムに変革を遂げました。

ALADINの成功を他の戦略的システムに展開

お客様のライフスタイルに合わせた新しい料金プランや施策の立案実行に対応できるよう、ALADINの強化に継続して取り組んでいます。モバイルの可能性は無限に広がっており、ドコモはスマートフォンやパソコンのユーザー向けのクラウドサービス「dマーケット」や新しいサービスを展開しています。そのようなシステムの基盤にもxFrameworkを採用。携帯電話事業の枠を越えた総合的なサービスプロバイダーとしてビジネス領域を拡大し、競争力強化を図っています。

  • (注1)BPM(Business Process Management):複数の業務プロセスや業務システムを見直し、最適なプロセスに統合・制御・自動化しながら、継続的に改善・最適化していくこと
  • (注2)BRMS(Business Rule Management System):業務上の規則や条件、判断基準、経験的な対処パターンをビジネスルールとして定義・登録し、その組み合わせから複雑な業務判断を自動的に行うコンピュータ・システムのこと

お客様情報

所在地 東京都千代田区永田町2丁目11番1号
設立 1991年
従業員数 2万4,860人(連結)
URL http://www.nttdocomo.co.jpOpen a new window

[ Published in 2015 ]

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞などは掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。また、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


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