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A*STAR

持続可能な都市の構築に向けて
産業、政府、大学・研究機関が協力

シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)様
シンガポールマネジメント大学 様

CoEの目的はシンガポールの社会課題の解決ですが、その解決方法は世界中の都市へ展開可能です。富士通は共同研究および成果の商用化で重要な役割を担っています。

Dr. Hazel Khoo, Deputy Executive Director of the Science and Engineering Research Council, A*STAR

Human Centric Innovation Human Centric Innovation

シンガポール科学技術研究庁、シンガポールマネジメント大学、富士通は持続可能な社会の共創に向け、先端研究組織(以下、CoE(注1))を設立。CoEの研究者は、富士通の高速・大規模計算科学技術(HighPerformance Computing、以下、HPC)とデータ分析基盤、シンガポールで発生するデータを活用し、社会課題解決のためのソリューションを開発。

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Smart Nationに向かって

シンガポール科学技術研究庁(以下、A*STAR)は、経済発展と、知識とイノベーションがけん引する国を目指すための科学研究と人材育成を担う研究機関です。通商産業省の一機関として、都市化などの社会や経済の課題について研究しています。シンガポール政府は、技術によって市民生活の向上やコミュニティの強化を実現する世界初のSmart Nationを目指しており、A*STARは、中心的な役割を担っています。

都市工学に関する研究組織の設立

A*STARは、企業や大学と多くのプロジェクトを実施しています。富士通もパートナーの一つであり、HPC分野で協調しています。A*STARはシンガポールマネジメント大学(SMU)とも協力しており、SMUは富士通とも協調関係を築いています。

この3者が、社会課題の解決について協議し、5,400万シンガポールドルを出資して、都市が直面する課題の研究とソリューションの開発を目的とする先端研究組織(CoE)を設立することに合意しました。本CoEは、シンガポール国立研究財団(NRF)からも支援を受けています。研究のテーマとして、大都市などにおける交通渋滞や混雑を取り扱うダイナミック・モビリティ・マネジメントと海上輸送をデザインする海事・港湾最適化に取り組んでいます。

SMUの情報システム学部長であるSteven Miller教授は、「3者は社会課題を解決するという目的で意気投合しましたが、3つの異なる組織が各々の役割を理解して、効率良く作業を行うことが大きな課題でした」と述べています。

A*STAR、SMU、富士通が持つ異なるミッションと文化が、当初は協調の妨げとなっていました。しかし、共通のゴールと責任を共有したことで、メンバーが団結し、モチベーションが向上しました。さらに、3者が有する異なった専門性や強みを理解し、お互いを評価するようになりました。

Miller教授は続けます。「富士通は先進的なコンピューティングのノウハウを活かして、コンピューティングプラットフォームの設計をリードしてくれました。我々は、解決する課題を見定め、社会のニーズを理解するために外部とコミュニケーションすることに、力を合わせて取り組みました。」富士通は、ビッグデータ、モビリティ、HPCに関するノウハウで、A*STARはビッグデータ、シミュレーション、行動科学の分野で、SMUは、人工知能をベースとしたプランニングや意思決定支援システムで課題解決に貢献しました。

シンガポールをLiving Labとして利用

このCoEには、多様な経歴とスキルを持ったメンバー約80人が所属しています。また、複雑な分析を実行するために、CoEはPRIMERGYサーバとPRIMEFLEX for Hadoopによる、外部パートナーとの大規模実証実験も可能なHPC環境を構築しました。富士通のSPATIOWL(スペーシオウル)上で稼動する分析エンジンが、膨大な量の時空間データを分析します。CoEはその結果から、人々の行動にどのような影響を与えれば、混雑を緩和できるかについての新しいアルゴリズムを開発しています。そのために、シンガポールをLiving Labとして、交通、地理データを収集し、活用しています。Miller教授によれば、「混雑した交通は、天候のようにリズムや突然の変化があり、交通量を予測するのは困難です。例えば、道路やインフラをつくらずに短期間で交通量を最適化するには複数の要素を考慮する必要があります。リアルな情報をもとに、富士通のHPCとCoEの研究開発力で、増加し、かつ変化するトラフィックにどう対応できるかを研究しています。」ショッピングセンター、コンベンションセンター、タクシーライドシェアリングのフィールドテストデータを採取し、システムにインプットしてモデルを作成しています。このモデルを活用して、政府や企業が人の移動や交通量を改善する施策を実施します。開発されたソリューションは、他の国や組織でも利用できるようになります。

海事・港湾最適化では、海上での衝突リスクや港湾業務における問題の発生を予測することにより、シンガポール湾において船舶が最適航路を取れるよう支援し、稼動率の向上につなげます。さらに、港における貨物の流れや作業の最適化を支援し、シンガポールハブ港としての地位を強化したいと考えています。

A*STARのHazel Khoo様は、「全てはSmart Nationにつながっており、技術を社会課題の解決に活かそうとしています。CoEでの活動は、私達の生活やビジネスがどう変わるかに直接関係しています。」

プロジェクトの第1フェーズは順調で、近く第2フェーズが始まります。CoEは既に、都市が直面する課題の具体的な解決策を導き出しています。

Miller教授は、CoEを企業、大学の研究機関、政府の研究機関が一体となったすばらしい事例として、また、富士通をパートナーとして高く評価しています。「都市問題には、複数の関係者と管轄政府が存在します。CoEは、この複雑さに如何に対処するかを示唆してくれました。」

  • (注1)CoE:The Urban Computing & Engineering Centre of Excellence

お客様情報

シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)

シンガポールマネジメント大学

URL http://www.smu.edu.sg/Open a new window

[ Published in 2016 ]

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