導入事例キーワード | |
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設計品: |
インクジェットプリンター
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ソリューション: |
PLMソリューション
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製品: |
VPS(仮想試作)
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「実機(試作機)による検証に勝るものはない」と頑なに思っている技術者は多い。セイコーエプソン様ではこうした通念に一石を投じた。富士通のVPS(Virtual Product Simulator)を導入し、バーチャル試作による設計検証の前倒し、設計初期段階からのコスト把握、海外各地の現地法人における量産の垂直立ち上げなどを実現。製品化のスピードアップを図り事業利益拡大と企業体質強化を推進している。
PM-A900の開発にはVPSが威力を発揮。設計以外の技術者に業務効率の向上を実感してもらうことで利用者が増加、業務の効率化が図れた。
2004年に約2か月間試行した際、最初のトライアルだけでも1200万円程度のコスト削減が図れた。
利用し始めた生産技術者の大半が、もうこれがないと仕事ができないと言うようになりました。将来的には開発・設計だけではなく、マーケティングから製品企画、製造や保守などすべての製品ライフサイクルを含めた業務改革を目標にしており、VPSはこの面でも適しています。社内横断的に製品情報を共有できる環境を提供してくれるからです。最終目標は、設計での品質作り込み・コスト把握を100%にまで持っていくことです。さらに、夢は完全実機レスによる量産一発立ち上げです。