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導入事例 公益財団法人ときわ会 竹林貞吉記念クリニック様

公益財団法人ときわ会 竹林貞吉記念クリニック外観写真

モバイルカルテや訪問看護システムとの連携により質の高い在宅医療をめざす


BCP対策、多職種連携、モバイル運用を可能にするクラウド型システムを導入

福島県いわき市は、東日本大震災により沿岸部を中心に大きな被害を受け、400名以上の透析患者を県外に移送するなど、医療が正常に機能しない状態となりました。2016年10月、竹林貞吉記念クリニックは、いわき市の中心部で訪問診療に特化した診療所として診療を再開。クラウド型の診療所向け電子カルテシステムFUJITSU ヘルスケアソリューションHOPE LifeMark-SXを導入し、モバイルカルテ機能を活用して、訪問診療の業務効率化や多職種連携、医療の質の向上を図っています。

  施設の背景とシステム導入の経緯 | システム導入後の評価 | 今後の展望

 施設の背景とシステム導入の経緯

BCP、多職種連携、モバイル運用で選定

東日本大震災の経験からBCP対策は不可欠

Q:施設の特徴をお聞かせください。

松田氏:東日本大震災から6年が経ち、堤防や団地の造成も進みましたが、地域医療としては提供体制の整備が十分ではなく、連携にも課題が残っています。当クリニックは2011年にいったん休診しましたが、2016年10月から訪問診療特化型の医療施設として再スタートしました。復興住宅として建設されたマンション内に開業し、住人の皆さんのために予約制で外来も行っています。また、クリニックではありますが、医師や看護師だけでなく、社会福祉士(MSW)、薬剤師、保健師など多職種のスタッフを擁して、内容の濃い医療を提供できることも大きな特徴です。

公益財団法人ときわ会 竹林貞吉記念クリニック集合写真

左から、吉川正宏MSW、木村智紀氏、園田友紀保健師、松田徹院長、西山美恵子看護師、岡崎佳織氏

Q:被災の経験は、システム選択にも影響しましたか。

木村氏:震災の経験から、BCP対策は必須だと考えていました。LifeMark-SXは、院内サーバにデータを蓄積すると同時に、クラウドセンターにバックアップをとっており、いつでも復旧が可能です。このことは、機種選定の大きなポイントになりました。

訪問看護ステーションとの連携とモバイル運用を重視

Q:そのほかLifeMark-SXの選択理由があれば教えてください。

木村氏:機種選定では、BCP対策を含め3つの項目を重視しました。2つ目は看護や介護のシステムとの連携です。隣接する訪問看護ステーション「きゅあ」の訪問看護システムとの双方向連携や、医療SNSなどを活用した多職種連携も視野に入れており、それらが実現できることでした。3つ目は、訪問診療に特化したクリニックですので、院外で使用できるモバイル機能が必要でした。さまざまな製品を検討して、最終的に3つの条件をすべて兼ね備えたLifeMark-SXを採用しました。

松田氏:多職種連携による質の高い医療を提供するためにも、それに応えられるシステムが必要でした。富士通は地域包括ケアシステムにも力を入れているので、このようなメーカーと一緒に成長していければよいと考えました。クリニックにはノートPCを4台導入し、医師、看護師、事務、薬剤師で使用しています。

機種選定からわずか1か月の短期間で導入

Q:導入作業や操作教育についてお聞かせください。

木村氏:LifeMark-SXの導入が決定したのが、2016年9月でした。それからの1か月でマスタ整備などをすべて行っています。電子カルテ自体はグループ病院で使っていたので、日常業務の中で使い込んでいった印象です。

岡崎氏:以前に使っていた医事会計システムが、富士通製品でした。LifeMark-SXの医事機能は従来製品の操作性を踏襲しており、初めから問題なく使えました。

 システム導入後の評価

業務負担の軽減や情報共有促進に有効

モバイル運用により医療の質の向上を実現

Q:モバイルカルテ機能について、評価をお聞かせください。

西山氏:更新したカルテデータは、自動でクラウド上にアップロードされるため院外からのカルテ作成が可能です。山間部などネットワークの状況に備えて、現在は事前に患者さんのカルテをノートPCに用意して持ち出して、訪問先で閲覧・記録する運用をとっています。モバイルプリンタも持参し、処方せんなどはプリントアウトして渡します。訪問先で直接入力するので、手書きでメモをとり、戻ってから入力し直すような二度手間がないのは便利です。

安井氏:訪問診療特化型クリニックのため、退院後の患者さんを受け持つことが多いのですが、退院前カンファレンスにノートPCを携えて参加することで、その場で患者さんの情報を詳細に記録することができます。これにより、初回訪問時に多くの情報をカルテに取り込んだ状態で臨むことができるわけです。
  もちろん、訪問先で患者さんを診ながらその場でカルテに記載できることは最大の利点で、SOAPのS(Subject)である、患者さんの言葉をしっかりと拾えるようになりました。患者さんの言葉の変化に気づくことは大切ですし、システム連携により「きゅあ」の訪問看護師も情報を見ることができます。カルテの充実と情報共有により、医療の質の向上につながっていると思います。また、口頭説明では患者さんに伝わりにくいことも、事前に説明文書を作成しておいて、必要に応じてプリントアウトして渡すこともできます。

訪問先で詳細にカルテ記載できることで、患者さんの声を多職種で共有でき、ひいては医療の質の向上につながります。

訪問先で詳細にカルテ記載できることで、患者さんの声を多職種で共有でき、ひいては医療の質の向上につながります。

Q:特に利便性を感じる機能は?

松田氏:画面に患者さんの顔写真を表示できるのはよいと思います。施設利用者も含め200人近い患者さんがいますので、名前だけでは思い出せないこともありますが、顔写真により認識しやすく、円滑なコミュニケーションと医療安全の面で役立っています。

岡崎氏:患者登録で「受給者証がある」などとコメントを入れておくと、会計を開くたびに表示されるので注意喚起になります。また、訪問診療では外来のように“受け付けして当日に会計”という流れではないため、会計の漏れが懸念されますが、取り込みされていない会計を後から確認できる機能もあり、とても便利です。

 今後の展望

職種の垣根を越えた双方向連携が目標

多職種連携強化のため医療SNSも視野に

Q:今後の展望をお聞かせください。

木村氏:「きゅあ」との連携は、現時点では訪問看護師側は閲覧するだけの状態ですが、近く双方向で見られる予定なので、より情報共有が進むと期待しています。また「きゅあ」では、SNSを活用した情報共有も始めています。このSNS に当クリニックはもとより、介護サービス事業者や自治体も加わっていただき、迅速・簡便で、強力な情報共有ツールとして活用したいと思っています。

松田氏:多職種連携は医師からの一方通行では意味がなく、相互に情報交換があってこそ生きてくると思います。その意味においても、即時に多職種で情報共有できる医療SNSには大いに期待しています。富士通は企業力がありますし、地域包括ケアや医療連携について真剣に考えてくれるので、ユーザーが電子カルテとSNSを一つのシステムで簡単に利用できるように、取り組んでもらいたいと思います。
  将来的には、富士通やユーザー同士で意見交換し、LifeMark-SXをより多機能なシステムへと一緒に育てていければと考えています。匿名化した情報をデータベース化し活用できれば、例えば、PT・OTの介入によってADLがどう変わったか、歯科がチームに参画することで肺炎の転帰が改善したかなど、きわめて有用なデータがとれるはずです。今後そのような仕事の一端を担えれば、うれしく思います。

クラウドを用いた連携イメージ
クラウドを用いた連携イメージ

竹林貞吉記念クリニック様のHOPE LifeMark-SXの導入については、株式会社エフコム様 新規ウィンドウが開きます にご協力をいただきました。

施設概要

公益財団法人ときわ会 竹林貞吉記念クリニック様

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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