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導入事例 日本赤十字社 名古屋第二赤十字病院様

日本赤十字社 名古屋第二赤十字病院外観写真

6インチスモールタブレット端末で患者認証やカルテの情報参照など院内業務を支援


Windowsベースのタブレットで電子カルテと親和性の高い操作性と機能を実現

名古屋第二赤十字病院は、1914年の創立から100年を超える病院運営の中で、地域の基幹病院として近隣医療機関との連携強化や災害に強い病院作りに取り組んでいます。同院では、1999年から病院情報システムの構築をスタートし、2010年に富士通の電子カルテシステム FUJITSU ヘルスケアソリューションHOPE EGMAIN-GXを導入しました。今回、医療安全や業務効率の向上を目的として、Windowsタブレット端末の6インチスモールタブレットを300台導入し、2017年2月から使用しています。

  病院の特徴とICT化の変遷  | タブレット導入の経緯 | 今後の展望

 病院の特徴とICT化の変遷

地域医療連携や救急医療で基幹病院の役割を担う

地域医療支援病院として救急搬送は全国第5位

Q:病院の特徴を教えてください。

岸氏:当院が位置する名古屋市東部地区は、2つの大学病院を筆頭に大規模病院が多い地域です。その中で当院は、812床、27の診療科を有し、地域の基幹病院、災害拠点病院としての役割を担っています。地域連携への取り組みとしては、2013年4月から地域医療ネットワークHumanBridgeを用いた地域医療連携ネットワークシステム「やごとクロスネット」の運用を開始し、現在では名古屋市医師会の共通ネットワークにも接続しています。紹介元の医師は、やごとクロスネットを使って紹介患者の診療情報を24時間いつでもインターネット回線で安全に閲覧でき、より質の高い共同診療を実現するための基盤となっています。

日本赤十字社 名古屋第二赤十字病院集合写真

左から、小笠原智彦第二呼吸器内科部長、岸真司第二小児科部長、寺西美佐絵看護副部長、尾崎式美看護師長

寺西氏:救急医療への取り組みも当院の特徴で、1988年には救命救急センターに指定され、2016年度の救急搬送は1万件以上でした。これは全国第5位の搬送数です。入院も予約と緊急がそれぞれ半分ずつという状況です。近隣の大病院なども視野に入れながら赤十字病院として地域住民の健康・医療に携わっています。

Q:ICT化の経緯をお聞かせください。

岸氏:1999年からオーダエントリシステムを段階的に導入して、多くの業務のペーパーレス化を進めましたが、カルテだけは紙ベースという運用がしばらく続いていました。しかし、院内の情報共有のためにはどうしてもカルテ本体を電子化する必要があり、2010年にHOPE EGMAIN-GXを導入しました。
  電子カルテでの業務には、十分な数の端末が必要です。当院は、患者さんの療養環境を優先して病室や廊下に空間を確保した関係で、スタッフステーションにスペースの余裕がなく、十分な台数のノートPCを病棟に配備することが困難でした。そこで病棟看護師一人ひとりが常に持ち運ぶ端末として、ベッドサイドで点滴や注射を行う際の利用者・患者・製剤の3点認証の使いやすさを重視してPDAを導入しました。

 タブレット導入の経緯

スモールタブレットで省スペースを実現

医療安全を確保する認証業務を維持するために

Q:スモールタブレットの導入経緯をお聞かせください。

寺西氏:それまで使っていたPDA端末の製造およびサポートが終了するとわかり、PDAに代わるツールを探していました。

尾崎氏:医療安全の面から、患者さんと薬剤の確認はきわめて重要です。バーコード認証を継承できるツールはヒューマンエラー防止のためにも外すことはできませんでした。

岸氏:ちょうどそのころ、電子カルテフォーラム「利用の達人」新規ウィンドウが開きます の事例発表会で携帯端末である院内外モバイルソリューションのPocketChartユーザーの話を聞き、当院でもPocketChartを導入する方向で検討を始めました。一方、HOPE EGMAIN-GXに処方カレンダー機能が追加され、ベッドサイドに持ち運べる携帯端末で処方カレンダーを使いたいという要望が現場から上がっていました。残念ながら、PocketChartにはその機能が搭載される予定はないとのことでしたが、別途開発中のスモールタブレットならバーコード認証や処方カレンダーのほか、HOPE EGMAIN-GXのさまざまな機能も動くようになると聞き、看護業務に限らず、チーム医療、部門業務でも活用できると考え、具体的な導入検討を進めることとなりました。端末のサイズは、実際に触って比較したうえで、携帯性を重視して6インチに決めました。

褥瘡などの状況を写真で容易に記録

Q:タブレットの活用状況は?

尾崎氏:現在は、看護部や薬剤部などで使用しています。スモールタブレットに代わってまだ5か月程です。長年使用していたPDAに慣れていた看護師も多く、ストレスなく使える道具になるのはまだまだこれからですね。PDAと大きく違うところは、タブレットにカメラが搭載されているところです。褥瘡や皮膚炎の状況など写真で記録したい場合、簡単に撮影してカルテに取り込めます。

小笠原氏:スモールタブレットでは、カメラ機能を用いた患者認証も行います。しかし、従来のバーコード(一次元)では、明るさや腕に巻かれたリストバンドの湾曲の程度により認証に時間がかかる場合があります。カメラでも読み取りが容易な二次元バーコードの使用を検討していただいているところです。

患者IDバーコード   点滴製剤のバーコードによる確認
スマートタブレットを用いた認証の様子。患者IDバーコード(左)と点滴製剤のバーコードによる確認(右)

 今後の展望

リアルタイム入力でスタッフ連携をより強化

チーム医療など部門を超えたスタッフとの情報共有に期待

Q:今後の展望をお聞かせください。

小笠原氏:タブレットは活用方法を拡大できる可能性がありますので、WGでは全職種に対してヒアリングや説明会を実施しました。動作スピードの向上や端末性能がより強化されると、例えば研修医が持つポケットバイブルのような参考書籍をインストールしておいて情報参照をする、またテンプレートによる簡単な情報入力など、さまざまな部門から利用したいという声が上がるのではないでしょうか。

寺西氏:現場では患者さんのケアが最優先になるので、後回しになってしまいがちな看護記録がリアルタイムに入力できて、医師をはじめ各スタッフと情報共有が速やかにできるようになるといいですね。

尾崎氏:看護スタッフは電子カルテの入力操作などの時間をもっと患者さんのケアに充てたいと考えています。当院では、経過記録は紙カルテの時からフローシートを使用しています。認証はもちろん、タブレットによって記録業務の効率化が実現できていくといいですね。

岸氏:当院は、現在「医療の質と患者安全」の医療施設評価であるJCI(Joint Commission International)の受審に向け準備を進めています。JCIでは、診療上の判断や実施などについてさまざまな記録を残すことが求められるので、テンプレートがかなり役に立つと考えています。タブレットの画面サイズに合わせたテンプレートを充実させるなど、携帯端末の機動性が生きるような工夫を進めていきたいですね。
  また、100周年事業の一つに“日赤愛知災害医療センター棟”の建築計画があります。災害に強い免震構造の棟に電子カルテのサーバを入れて、機動性の高いタブレット端末を災害時の診療に活用できるような体制を整えていけたらと考えています。

タブレットを活用するためには機能の絞り込みが大切

Q:スモールタブレットの導入を検討されている施設へアドバイスをお願いします。

岸氏:当院では、携帯性を重視して6インチサイズのスモールタブレットを導入しました。Windowsタブレットは従来のPDAと比べて多くの機能を搭載することが可能なので、導入検討時に機能を欲張ってしまいがちです。ですが、使いやすさまでを考えるとノート端末の完全な置き換えにはなりません。導入を検討する際には、タブレットで最も頻繁に行う業務は何か、レスポンスが求められる操作は何かといった視点で、必要な機能をランク付けして考えることをお勧めします。



施設概要

日本赤十字社 名古屋第二赤十字病院

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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