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導入事例 日本赤十字社 葛飾赤十字産院様

日本赤十字社 葛飾赤十字産院外観写真

クラウド型電子カルテの導入で設置スペースや導入コストを抑え安定稼働を実現


高度周産期医療に対応し将来的な病院移転時の負担軽減まで見据えたシステム構築

葛飾赤十字産院は、日本赤十字社が運営する唯一の産院であり、東京都の区東北部ブロック(荒川、足立、葛飾)の地域周産期母子医療センターの役割を果たしています。同院では、2016年8月にクラウド型電子カルテシステムのFUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE Cloud Chartを導入しました。日本赤十字社の医療機関でも初のクラウド型の採用となった同院では、クラウドによって院内のサーバ設置スペースやBCP対策といった課題をクリアすると同時に、将来的な病院移転時の負担軽減も見据えた導入となっています。

  電子カルテ導入の動機  | 機種選定と導入までの経緯 | 導入後の評価と今後の展望

 電子カルテ導入の動機

クラウド型の採用で設置スペースの問題をクリア

都区東北部の地域周産期医療センターの役割果たす

Q:貴院の特徴をお聞かせください。

林 瑞成 第一産科部長

林 瑞成
第一産科部長

林氏:当院は、産婦人科、小児科を標榜し、許可病床数113床のうちNICU(新生児集中治療室)12床とGCU(継続回復室)18床を設け、高度な周産期医療を提供しているのが特徴です。母体搬送が年間約150件、分娩数は約2000件と全国でも有数の件数があり、東京都区東北部ブロックの地域周産期母子医療センターの役割を果たしています。

星 敏博 医事課課長

星 敏博
医事課課長

星氏:当院では、医事会計システムとしてHOPE SX-Rが稼働していたものの、電子カルテは未導入でした。院内の情報共有の必要性と、また、当院の新築移転計画が持ち上がったこともあり、2013 年ごろに電子カルテ化の検討を行いましたが、現在の病院施設にはサーバ室などを設ける余地がなかったためいったんは断念しました。
  その後、サーバを外部のデータセンターに置くクラウド型の電子カルテシステムが登場したことから、各社のデモなどを見て再検討したところ、これは「何とかなりそうだ」という実感を得て、クラウド型による電子カルテシステムの導入に踏み切りました。
  また、赤十字病院として災害発生時のBCP対策は大きな課題であり、診療データがクラウドにあれば、たとえ病院が被害を受けてもネットワークが確保されれば診療が可能です。さらに、病院の移転時にもサーバ移動が必要なく、手間やコストが軽減できることも期待して、日赤グループでの導入実績が多い富士通の電子カルテシステムの中でも、クラウド型のHOPE Cloud Chartを導入しました。

 機種選定と導入までの経緯

約4か月の短期間導入で安定稼働を実現

スタッフ同士が運用を確認することでクリア

Q:電子カルテの導入に不安はありませんでしたか。

林氏:以前勤務した病院で富士通の電子カルテシステム(HOPE EGMAIN-GX)と産婦人科専用システムの構築を経験していましたので、電子カルテ化には不安はありませんでした。スタッフにも、他施設で富士通製電子カルテの経験者が多かったので問題はありませんでした。

一木 邦彦 小児科副部長

一木 邦彦
小児科副部長

一木氏:小児科の医師代表として、システムの導入に携わりましたが、それまで周産期医療に特化した診療とワークフローを、紙カルテをベースにしたローカルルールで運用してきた部分がありましたので、院内には電子カルテに対する抵抗感が少なからずありました。ただ、稼動してまもなくすると、病棟もスムーズになり作った運用がうまく回っていると感じました。

Q:実際の導入作業はいかがでしたか。

林氏:2016年5月に導入プロジェクトがキックオフ、2回の全体リハーサルを経て8月22日に本稼働という約4か月の超短期間の導入でしたが、問題なく立ち上げることができました。実は稼働1か月前に行った最初のリハーサルでは運用が十分詰められておらず、うまくいきませんでした。そこで、改めて各自が危機感を持ち、部門間の運用の取り決めを現場で直接話し合うことで一つ一つ進めてクリアしました。

星氏:短期間で導入できたのは、一つには日赤グループの中で同じようなシステムを運用している施設のマスタを参考にできたことが大きかったと思います。また、医事会計システムについても、HOPE SX-Rのデータもクラウドにスムーズに移行できました。

Q:電子カルテの操作についてはいかがですか。

一木氏:医師は大学病院やほかの赤十字病院で富士通の電子カルテの使用経験があり、とまどうことはありませんでした。そのほか、病院のスタッフに対しては富士通エフ・アイ・ピーが運用面のアドバイスや操作の研修などを行ってくれたので、その点でも助かりました。

 導入後の評価と今後の展望

将来的な病院移転時の負担軽減も期待

院内の設置スペースや管理コストをかけずに安定稼働

Q:稼働後の状況はいかがでしたか。

星氏:以前、別の施設で携わった電子カルテ導入では、稼働1週間以内に負荷の集中からトラブルがあり心配していたのですが、今回はまったく問題はありませんでした。

Q:クラウド型のメリットを教えてください。

星氏:オンプレミス型では、100床クラスでもサーバラック数本と空調や電源などの設備が必要ですが、クラウドでは中継サーバがあるだけで特別な設備投資は必要ありません。障害時はコールセンターに連絡してリモートでの対応になりますので、院内には常駐のスタッフなどはおらず、メンテナンスのコストや手間という面でも負荷は少なくなっています。

Q:電子カルテ導入による効果は。

一木氏:さまざまな記録を残すという作業が効率化されたこと、また、その記録された情報をいつでもどこからでも参照し、共有できることです。紙カルテでは、新生児のお母さんの情報を把握するには手間がかかったのですが、電子カルテでは産科のカルテをすぐに参照できるようになりました。そして、院内のローカルルールや運用全体の見直しができたことも貴重な経験でした。

星氏:医事課としては、カルテの記載内容がどこからでもすぐに把握できること、オーダを誰が出したかが記録され、責任の所在が明確になることはメリットとして実感しています。

クラウドによって病院移転時の負担軽減にも期待

Q:病院の移転計画についておうかがいします。

星氏:2021年中に葛飾区新宿三丁目に新築移転することで葛飾区と基本協定を締結しました。病床は104床、診療科は現在と変わりませんが、周産期医療の中核病院としての機能の強化、災害時対応などを図ることが計画されています。今回、クラウド型の電子カルテを導入したことで、移転時の作業負荷やコストの軽減、災害時のBCPの点でも効果を期待しています。

Q:今後の展望をお聞かせください。

一木氏:現状では、一般撮影や超音波などの画像診断装置の画像がリンクしていないので、そこが電子カルテと接続して参照できるようになるとより診療に役立つと思います。

Q:電子カルテ導入を実現するポイントをおうかがいします。

林氏:院内のスタッフが密にコミュニケーションを取って、共通認識を持つことが重要です。現場で意見をぶつけあって課題を共有し、後は強いリーダーシップの下で連携しながら運用を決めることがコツです。運用が決まればあとはスムーズです。



葛飾赤十字産院電子カルテシステム構成図
葛飾赤十字産院電子カルテシステム構成図


葛飾赤十字産院のHOPE Cloud Chartの導入については、富士通エフ・アイ・ピー株式会社様 新規ウィンドウが開きます にご協力をいただきました。

施設概要

日本赤十字社 葛飾赤十字産院

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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