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導入事例 独立行政法人 国立病院機構 名古屋医療センター様

独立行政法人 国立病院機構 名古屋医療センター外観写真

クラウド対応の次世代型コンセプトを評価して新しい電子カルテを導入


テンプレートやウィジェットの活用で看護や地域連携など診療を支援

名古屋医療センターは、1878年に開院し国立の医療機関として地域に根づいた診療を行ってきた長い歴史を誇る医療機関です。同センターでは、2009 年に富士通の電子カルテシステムHOPE EGMAIN-GXを導入しました。そして、今回、従来の使い勝手や看護支援システムの評価をベースとしてシステムの更新に踏み切り、2016年2月から新しい電子カルテシステムHOPE LifeMark-HXが稼働し、大幅に強化された各機能の有用性を実感されています。

 電子カルテ更新と導入の経緯  | 導入後の評価 | 今後の展開

 電子カルテ更新と導入の経緯

ネットワーク指向の新電子カルテを採用

現場スタッフの声によりHOPE LifeMark-HXを選択

Q:貴院の特徴をお聞かせください。

佐藤氏:東海地区には数多くの病院がありますが、中でも当院は地域に根づいた医療機関としての認知度が高い病院です。紹介率76.3%、逆紹介率83.5%という数字は年々上昇しており、地域連携パスの事務局としても機能するなど、地域連携を重視して診療を行っています。
  また国立の病院として、国民のために難病治療などにも取り組む使命を持つとともに、研究の分野でも成果を国民に還元しなければならない立場にあります。

Q:これまでの院内ICT化の経緯をお聞かせください。

独立行政法人 国立病院機構 名古屋医療センター集合写真

左から、山田隆史経営企画係長、大羽和代事務部企画課、佐藤智太郎医療情報管理部長、漆畑久子副看護部長、和田一樹地域連携看護師長

佐藤氏:2009年に電子カルテシステムHOPE EGMAIN-GXを導入しました。システムの選定では、看護部の看護診断の導入も視野に、柔軟性が高く使いやすいシステムをという要望がポイントになりました。電子カルテの導入と同時に、地域連携システムを運用し、2013年には災害対策のための共同遠隔地バックアップ機能なども構築しています。

Q:HOPE LifeMark-HX導入の経緯を教えてください。

佐藤氏:システムの更新時期とOS(Windows XP)のサポート切れ問題もあり、電子カルテのリプレースは既定路線だったのですが、安定した技術を安価で導入することとして早い段階でHOPE EGMAIN-GXでの更新が決定していました。しかし、富士通の新しい電子カルテが発表され、改めて職員の意向を確認したところ、新システム導入が多数を占めました。研究志向で新規性を望む当院の気質が出たのかもしれません。HOPE LifeMark-HXの“ネットワーク”を指向したコンセプトが、当センターの診療スタイルや今後の医療動向にもマッチすると考え導入を決定しました。

ワークフロー確認のためリハーサルは重要

Q:導入作業はどのように行われましたか。

佐藤氏:2015年4月に電子カルテ運用WGを組織して、2016年2月の稼働まで活動しました。運用WGは、診療系WGでは医師や薬剤師が薬剤や検査、手術などを担当し、病棟WGや地域連携は看護部、パスやDPCは医事課と振り分けて作業を進めました。

Q:リハーサルは何回行われましたか。

佐藤氏:全体では事前リハーサルと200人以上参加の総合リハーサルを1回ずつ行っています。今回は、運用の大幅な変更はないので問題はないと思っていました。実際にはさまざまな課題が見つかりましたが、全般的にHOPE EGMAIN-GXからの更新で、データ移行も含めて問題なく進めることができました。

和田氏:地域連携室では、紹介状などの文書管理を紙からスキャン運用に変更したのですが、リハーサルではスキャン後の紹介状の参照の方法やスキャンした後の紙の扱いなど、具体的な運用で混乱しました。これは実際にやってみないと気がつかないことです。

 導入後の評価

データベース統合で情報連携を強化

テンプレートを活用して入力と共有を効率化

Q:HOPE LifeMark-HXの導入後の評価をお聞かせください。

佐藤氏:画面デザインも内部構造も大きく変わって、見やすく使いやすくなっていますが、操作性はHOPE EGMAIN-GXと共通性があるため戸惑いはありませんでした。

和田氏:個人や部署ごとに初期画面を設定できるダッシュボードは、使いこなすと使い勝手が大きく向上します。看護部でも、例えばベッドコントロールが必要な病棟看護師長ならば入退院情報や転棟情報などを表示できますし、病棟担当の看護師ならば入院患者の情報を中心に画面構成するなど、業務内容や必要とされる情報に応じた設定が可能です。検索機能も強化されていて、ユーザーごとに条件を設定でき使い勝手が向上しました。

山田氏:HOPE LifeMark-HXではテンプレートの機能が強化されており、異なるテンプレートでも同じ入力項目同士を紐づけることで情報を共有できるようになりました。1回の入力データを複数のテンプレートで共有でき、二重入力の手間を省きデータの二次利用などが容易に可能になると感じています。

漆畑氏:看護情報でも、電子カルテの患者プロファイルと看護プロファイルを共有しています。医師や看護師、その他のメディカルスタッフが入力した情報が、多職種間で共有できるようになりました。そのほか、看護部では退院調整時の帳票や褥瘡の記録など、同じ項目の入力が必要なフォーマットが多いのでテンプレートの機能には期待しています。

大羽氏:システムを管理する企画課の立場としては、マスタメンテナンスが格段に楽になったことが大きいですね。以前は、マスタ管理をExcelで行い修正後にはシステムにアップする必要があったのですが、HOPE LifeMark-HXではシステム上で修正、管理が可能で、修正者や更新日も記録され1台の端末でできるようになりました。

和田氏:地域連携は以前はHumanBridgeでしたが、HOPE LifeMark-HXでは、その機能が電子カルテに組み込まれたため、画面を行ったり来たりすることなくシームレスに使えるようになりました。連携先との連絡はレスポンスが重要なので、助かっています。

部門の情報も一括管理できるデータウェアハウス

Q:DWHはどのように活用されていますか。

佐藤氏:HOPE LifeMark-HXでは、DWHも電子カルテ・医事と部門システムを統合してデータが管理されており、抽出や分析のツールとあわせて強化されていると感じています。HOPE LifeMark-HXでは検索機能も強化されているので、臨床ではインターネットのような用語やキーワードによる絞り込みなどの検索機能が使いやすいかもしれませんが、研究目的ではDWHの機能は重要です。複雑なデータ抽出をサポートするBI(Business Intelligence)ツールを含めて活用されていくことを期待しています。

大羽氏:これまでと違い、部門システムの情報もすべてHOPE LifeMark-DWHに蓄積されるので、できることが飛躍的に増えたと思います。今は薬剤部との協働で、がん化学療法を受けている患者さんに対して治療の前後にB型肝炎の検査を実施しているかどうかのデータを出し、それを基にPDCAサイクルを回す取り組みをしているところです。

 今後の展開

次世代医療を視野に電子カルテを活用

医療情報のビッグデータ化にも対応できると期待

Q:今後の展望をお聞かせください。

漆畑氏:病棟にはHOPE PocketChartを導入し、スマートデバイスを利用して指示の確認や患者認証などを行っています。従来のPDAに比べて、軽量で持ち運びやすく、安価で病棟ごとの導入台数も多くなり、看護師はみな大いに期待しています。

佐藤氏:今後、医療の分野ではAI化が進むと予想されますが、看護と医事の仕事は残るでしょう。病院にとって非常に重要な部署ですから、ベンダーにも看護と医事を重視した電子カルテの開発をお願いしたいと考えています。
  HOPE LifeMark-HXへのリプレースにより、いわばフィーチャーフォンからスマートフォンに進化したような印象で、アプリケーション次第で容易に機能拡張できそうな期待感があります。「医療情報のビッグデータ化への対応」が医療界の今後10年のキーワードだと考えていますが、始めからネットワーク指向で開発されているHOPE LifeMark-HXには、その面でも大いに期待しています。


施設概要

独立行政法人 国立病院機構 名古屋医療センター

  • 所在地: 〒460-0001  愛知県名古屋市中区三の丸4-1-1
  • Tel: 052-951-1111
  • URL: http://www.nnh.go.jp/ 新規ウィンドウが開きます
  • 診療科目: 32科目
  • 病床数: 740床

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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