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導入事例 横浜市立みなと赤十字病院様

日本赤十字社 横浜市立みなと赤十字病院外観写真

処方カレンダの導入により医療安全向上とチーム医療を実現


タブレット端末も導入し、病棟業務の効率化を促進

横浜市立みなと赤十字病院は、2005年4月の開院時からHOPE EGMAIN-FXを導入し、ペーパーレス、フィルムレスでの診療を開始しました。ただし処方については一部が紙運用となっており、使い勝手のよい処方システムへの機能向上が待たれていました。2011年にHOPE EGMAIN-GXにリプレースし、その後のバージョンアップにより、2014年から使えるようになった処方カレンダ機能を即時導入。加えて、病棟業務にタブレット端末を試験導入し、ベッドサイドでの服薬指導や実施入力に活用しています。

 病院の背景と処方の課題  | 処方カレンダ導入のメリット | タブレット端末導入の効果

 病院の背景と処方の課題

院内各部門が待望した処方カレンダ機能

新規開院とともに電子カルテを導入

Q:貴院の特徴をお聞かせください。

日本赤十字社 横浜市立みなと赤十字病院集合写真

写真前列左から谷文恵課長、山本晃血液内科部長、猪股克彦薬剤部長、後列左から小泉敬一係長、医療情報課大堀理奈氏、井口恵美子薬剤部副部長、薬剤部男全昭紀氏

山本氏:当院は、300床規模の2病院を統合し、2005年に開設された新しい病院です。“断らない救急”を理念に救急に力を入れるとともに、がん・心臓病などのセンター化を進めて地域の急性期病院として高度医療を提供しています。
  開院時から電子カルテを導入しているのも特徴です。当時は電子カルテを見たこともないスタッフも多く、試行錯誤を重ねましたが、今では電子カルテもフル稼働しています。

Q:処方については、どのような課題がありましたか。

山本氏:注射や指示簿はカレンダ形式で表示されましたが、処方だけは、電子カルテや薬袋でチェックするマンパワー頼みの状態でした。ヒューマンエラーによる配薬忘れや処方忘れをなくすため、一目でわかる処方カレンダの導入は、課題として常に議論してきました。

井口氏:7日分の処方は「7日分」という文字でしか確認できず、処方の切れ目や開始日の重複などの情報が非常にわかりづらい状態でした。また服薬指導を行うに当たっては、薬剤部門システムで薬歴を確認する作業が必要でした。

 処方カレンダ導入のメリット

医療安全と多職種チーム医療に貢献

実績を示すことで理解を得てマスタ整備を実施

Q:導入にあたって苦労した点は。

谷氏:医師によって書き方が異なる服用指示などを標準化するためのマスタ整備には、相当な時間と労力を使いました。医師のオーダから、薬剤部での指示受け、患者さんへの与薬など、あらゆる業務でうまく機能するかを全職種ですり合わせ、確認していきました。運用開始後は、使い方などの問い合わせに対し、薬剤部がきめ細かく対応してくれたことで、軌道に乗せることができました。

小泉氏:導入のポイントとしてマスタの整備が重要です。過去の実績を基に見直しを行うことで、実運用に合ったものにすることができました。

一目でわかる高い視認性が業務効率と医療安全に寄与

Q:導入によって各部署の業務はどのように変化しましたか。

山本氏:従来は臨時処方も定期処方も、それぞれ独立して処方していましたが、いまはカレンダを見ながら足りないところを埋めていけばよいので、一目瞭然でわかりやすくなりました。処方が切れる時を把握しやすく、処方漏れもなくなりました。

男全氏:以前は、電子カルテで日にちごとに各処方を1つずつ確認しなければならず手間がかかりましたが、処方カレンダでは一目で把握できます。医師への疑義照会をしやすいこともメリットです。中止処方についても、以前は処方されている複数の薬の中から、中止する薬を特定するのに時間を要しましたが、カレンダではすぐに特定できます。

井口氏:情報を探す時間が短縮し、業務は格段に効率化されたと思います。また、薬がいつ出るか、どこで変わるかがカレンダ上でわかるので、服薬指導のタイミングをつかみやすくなりました。まさに薬剤部が求めていた機能と言えます。

谷氏:看護師は従来、複数の処方せんから、その時に与薬する薬を読み取り、実施記録として紙に捺印していました。処方カレンダにより、与薬すべき薬を簡単に絞り込め与薬忘れを防ぐことができ、実施入力もその場でできます。与薬時間や頓用薬の与薬といった情報を、医師や薬剤部と共有できるようになった点は大きいと思います。
  運用の変更は現場の負担にもなりますが、医療安全上の意義を理解してもらえれば、納得の上で協力してくれます。標準化により指示が明確になりますし、電話での確認も各部門が同じ画面を見ながら話せるので、確実性が向上します。

Q:部署間連携への効果は。

猪股氏:電子カルテでは、すべての職種が情報を共有できますが、日々の業務では各部門に集中してしまいがちです。処方カレンダの導入により、全職種がここを入口として情報にアクセスするようになるので、多職種連携によるチーム医療には、大いに寄与していると思います。

 タブレット端末導入の効果

ベッドサイド業務を改善し患者の満足度も向上

タブレット端末の機動性が病棟業務に効果を発揮

Q:タブレット端末を病棟業務に導入した経緯を教えてください。

谷氏:病棟で手軽に電子カルテを携帯できないかと考え、看護師や薬剤師に処方カレンダも含めてタブレット端末を試験運用してもらっています。いまはパソコン用の画面を表示しているため操作性や視認性に課題もありますが、富士通に改善してもらっているところです。

大堀氏:スマートフォンを使っている方も多いので、端末の操作は比較的すぐに覚えてもらえました。ただ人数が多いので、導入時は2週間ほどサポートのため立ち会いました。

Q:タブレット端末のメリットは。

猪股氏:薬剤師はベッドサイドでの業務が多いため、タブレット端末の機動力が効果を発揮しています。服薬指導では事前準備が必要ですが、ベッドサイドでカルテを確認できるので、準備作業をいくつか省略でき、指導中にカルテ確認に戻ることもありません。時間が短縮され、指導件数の増加につながっています。

薬剤部では、ショルダー式のタブレット端末を服薬指導などに持参している。

薬剤部では、ショルダー式のタブレット端末を服薬指導などに持参している。

男全氏:服薬指導では、薬の画像を拡大して説明できますし、カルテで医師の考えを確認しながら指導することができます。さらに、受診や検査の予定などの急な質問にもその場で答えられるので、患者さんの満足度も上がっていると思います。

谷氏:タブレット端末ならワゴン移動時の騒音もなく、病室の奥まで持って入ることができるため、特に夜間のベッドサイド業務においてはメリットとなります。業務の実情にマッチした運用方法で導入することで、より効果が上がると思います。

Q:今後の計画をお聞かせください。

山本氏:当院では緩和ケアチームや褥瘡のチームなどを編成し、各病棟を回診しています。タブレット端末で電子カルテの病棟マップを確認できれば、効率良く患者さんを回診でき、加算も算定できます。また、褥瘡や皮膚科の疾患、病理などでカメラ機能を活用するなど、いろいろな展開を検討しています。


処方カレンダ画面
処方カレンダ画面

施設概要

横浜市立みなと赤十字病院

  • 所在地: 〒231-8682  神奈川県横浜市中区新山下3-12-1
  • Tel: 045-628-6100
  • URL: http://www.yokohama.jrc.or.jp 新規ウィンドウが開きます
  • 診療科目: 36科目
  • 病床数: 634床

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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