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導入事例 医療法人社団アルデバラン 手稲いなづみ病院様

医療法人社団アルデバラン 手稲いなづみ病院外観写真

他社オーダリングシステムからのスムーズなリプレースを実現し信頼性と操作性を向上


電子カルテへの展開も視野に入れたシステム選定で重度障害者などの診療を高いレベルでサポート

北海道札幌市の手稲いなづみ病院は、JR稲積公園駅から徒歩8分、医療依存度の高い重度障害者や重度意識障害者への医療を提供する80床の病院です。同院は、2010年4月、事業譲渡によって齊藤 晋氏を理事長・院長として、新たなスタートを切りました。それを機に、以前から導入されていた他社製のオーダリングシステムの見直しを実施し、富士通のHOPE EGMAIN-LX(オーダリング適用)へと移行しました。齊藤理事長は、「きわめてスムーズに移行でき、その後もノントラブルで稼働しています」と高く評価しています。

 診療のコンセプトと地域での役割  | システム導入の経緯と採用のポイント | 導入メリットと今後の展望

 診療のコンセプトと地域での役割

急性期から慢性期医療への橋渡し役として医療・介護の両面で患者さんを支援

小規模多機能で内科全般をカバーする病院をめざす

Q:病院の概要と診療の特色をお聞かせください。

齊藤氏:当院は、重度障害者や重度意識障害者などの患者さんを積極的に受け入れている病院です。超急性期・急性期の治療を終えたものの、医療依存度の高い、人工呼吸器からの離脱が困難な患者さん、医学管理の必要な意識障害・透析を含む重度障害の患者さんを他院から受け入れ、医療と介護の両面から支援しています。一般病床ではありますが、ICC、CCUに準ずるような高度な医療が必要な患者さんに対する医療を提供しています。また、外来では消化器、呼吸器、肝、腎臓内科、糖尿病、甲状腺などの専門外来を設けています。

齊藤 晋 理事長・院長

齊藤 晋
理事長・院長

  地域には、救急医療を含めて急性期医療に特化した医療機関や、慢性期医療を担う施設は多くありますが、その中間の医療依存度の高い患者さんを引き受ける施設が必要とされています。われわれは、急性期から慢性期医療への橋渡し的役割を担っています。このよ うな患者さんに必要なのは、全人的な医療です。しかし、現在、医療は専門化しており、内科ひとつとっても縦割りに細分化され、内科全般を 見る医師や病院が少なくなっています。当院では、これに対応するため、小規模多機能で内科をオールマイティにカバーできる病院をめざして います。

Q:なぜそのような方向性を目指しているのでしょうか。

齊藤氏:出身である自治医科大学の教えが大きいと思います。自治医科大学は、へき地医療や地域医療を担う医師の育成を開学の目的としていますが、へき地医療に求められるのは、専門分野に特化した医療ではなく、総合的な医療です。自治医科大学では即戦力となる臨床医の養成をめざし、高度で充実した教育システムを提供し、卒業後は9年間郷里の地域医療への従事が義務づけられています。私は北海道出身ですから、道内の稚内や利尻島、美深町などで勤務し現在に至ります。

  急性期から慢性期医療への橋渡しというのはニッチであり、大変厳しい領域です。治療と介護の両方の機能が求められ、医師はもちろん看護師にも幅広い能力が求められます。それでも当院は、私の考え方に共鳴してくれる若いスタッフによって支えられています。

 システム導入の経緯と採用のポイント


電子カルテへの発展性とベンダーの信頼性でHOPE EGMAIN-LXを選択

“ブラックボックス”だった旧システムをリプレース

Q:システム更新に至った背景を教えてください。

齊藤氏:2010年の事業譲渡によって、病院の設備を含めて運営を引き継ぎました。病院情報システムは、他社のオーダリングシステムが導入されていたのですが、前法人のスタッフによって独自にカスタマイズされており、いわば“ブラックボックス”のような状態になっていました。

伊辺 昌章 医事課係長

伊辺 昌章
医事課係長

伊辺氏:私が当院に勤務したのは2011年1月ですが、現場で入力されたオーダなどの情報がどのように処理されて、医事会計システムに引 き渡されているのか、その仕組みがまったくわからない状態でした。その担当者はすでに退職していて引き継ぎもなく、確認もできませんでし た。オーダリングシステムの開発元に問い合わせても、ここまでシステムが変更されていると正確に把握できないし、責任も持てないとの返答 でした。医事会計システムに反映されていないと思われるデータもあり、出力される数字が信頼できない状況では、このまま使っていくこと はできません。2012年度の診療報酬改定も迫っており、2011年度中にはシステムの刷新が必須となっていました。

Q:システム選定と導入作業はどのように進められましたか。

伊辺氏:2011年6月から具体的な選定作業に入り、既存システムのベンダーと富士通を含めた3社による院内デモンストレーションを行いました。8月には、ベンダーを変更して富士通のHOPE EGMAIN-LXを採用することを決定。10月には構築作業に入り、2012年3月1日から稼働開始しました。構築期間中にタイの大洪水によるハードディスクの供給不安などが発生しましたが、短期間の導入にもかかわらず、富士通ならびに地元の代理店でシステム構築を担当してくれたエイチ・アイ・ディの協力もあって、スケジュールどおり進めることができました。

システムとサポートの信頼性でベンダーを変更

Q:HOPE EGMAIN-LX 採用の理由をお聞かせください。

伊辺氏:導入前の院内デモンストレーションには、各科の医師も参加しましたが、先生方からはユーザーインターフェースを含めた操作性が好評でした。以前のシステムや大学の医局などでさまざまな電子カルテを使った上での評価は高いポイントになりました。

齊藤氏:デモンストレーションも好印象でした。以前のシステムが病院とベンダーの責任の所在があいまいで混乱を極めただけに、新しいシステムの導入に当たっては、保守や拡張にも責任を持ってお願いできるベンダーにお願いしたいと考えました。

  また、HOPE EGMAIN-LXは中小病院向けに最適化されており、パッケージの規模も当院レベルの大きさにぴったりでした。さらに、急性期と慢性期の橋渡しを役割とする当院としては、地域の医療機関とのネットワークも欠かせません。導入施設の多いシステムであることと、地域医療ネットワークへの連携対応も評価となりました。

 導入メリットと今後の展望

電子カルテシステムに拡張し、院内をペーパーレスに

優れたレスポンスと信頼性の向上

Q:稼働後の評価をおうかがいします。

齊藤氏:HOPE EGMAIN-LXの導入で、ベンダーを切り替えることになりましたが、前システムの検査結果や帳票などを含めてデータの移行も問題なく行えました。操作性の違いや院内の運用の変更など、ベンダーが替わることのハードルは思っていたよりも簡単にクリアできました。新たに信頼できるパートナーを見つけることができたと喜んでいます。

伊辺氏:ベンダーが替わって、こちらの要望に対する対応がスピーディになりました。パッケージシステムですから、外からわからない部分はありますが、病院側とベンダーで領域をきちんと分けて運用できることで、信頼性が高まりました。

齊藤氏:システムの機能としては、診療カレンダーや病棟マップなどの機能が使いやすいですね。診療カレンダーでは、過去の投薬や検査の内容、今後の予定など4週間分を表示できます。病棟マップは、病棟のベッドの配置図を実際のレイアウトイメージで表示でき、ドラッグ・アンド・ドロップで部屋の移動や配置をシミュレーションできます。また、マルチカルテビューワでは、利用者の環境に合わせてバイタルグラフや検査結果、画像などの情報を自由に構成して配置でき、一覧性の向上と効率的な作業が可能になっています。

HOPE EGMAIN-LX 診察室 HOPE EGMAIN-LX 人工透析室
HOPE EGMAIN-LX 病棟 HOPE EGMAIN-LX 事務部門
手稲いなづみ病院におけるHOPE EGMAIN-LX の運用風景。
A 診察室 B 人工透析室 C 病棟 D 事務部門

ステップを踏んで電子カルテシステムへ

Q:システムの今後の展開をお聞きします。

齊藤氏:当院は医師を含めて若いスタッフが多く、院内の電子化については、理解を示していました。そこで、一気に電子カルテシステムにすることも検討しましたが、今回は診療報酬改定への対応が迫っていて時間的な余裕がなく、オーダリングのリプレースのみにとどめました。ただ、電子カルテシステムへの拡張が前提となっており、それもあってHOPE EGMAIN-LXに決定しました。今はオーダリングシステムまでの使用となっていますが、スムーズに電子カルテシステムへとステップアップできると思います。

  現在、2015年の完成予定で、病院の増改築を進めています。このタイミングで電子カルテシステムに拡張し、院内をペーパーレスにする、これが最終的な目標です。電子カルテがあればあらゆる看護記録も集約できます。新棟ができると、看護師の導線が長くなりますが、物理的な紙カルテのやり取りに煩わされることもありません。

Q:最後に読者へのアドバイスはありますでしょうか。

齊藤氏:システム刷新の際、同じベンダーにするのが当たり前と考えている方が多くいますが、私は思いきって富士通に切り替えて成功しました。検討されている病院関係者は、まずデモンストレーションを見られることをお勧めします。当院のスタッフ、エイチ・アイ・ディ、富士通のチーム力で、不安なくスムーズに切り替えができたと思います。北海道では、当院がHOPE EGMAIN-LXの導入1号機 と聞いています。その後、道内の各病院へ導入が確実に進んでいます。今後、ICTでつながる医療にますます期待しています。

手稲いなづみ病院のHOPE EGMAIN-LXシステム構成図
手稲いなづみ病院のHOPE EGMAIN-LXシステム構成図
[図を拡大する]Open a new window

(医療法人社団アルデバラン 手稲いなづみ病院の「HOPEEGMAIN-LX」導入については株式会社エイチ・アイ・ディ様Open a new window のご協力をいただきました)

施設概要

医療法人社団アルデバラン 手稲いなづみ病院

  • 所在地: 〒006-0813  札幌市手稲区前田3条4-2-6
  • Tel: 011-685-2200
  • Fax: 011-685-2244
  • URL: http://www.inazumi.or.jp/Open a new window

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