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導入事例 名古屋大学医学部附属病院様

高性能サーバとDBに対応したアプリケーションの.NET化で
大規模データからの超速表示と将来を見据えたIT環境を構築

[2013年2月18日掲載]

名古屋大学医学部附属病院外観写真

名古屋市にある
名古屋大学医学部附属病院

1871年の開設以来、診療、教育、研究の中心として、東海地方のみならず世界的なレベルで医学医療に貢献している名古屋大学医学部附属病院様。富士通システムズ・ウエスト(以下、FWEST)は長年、名古屋大学医学部附属病院様の電子カルテシステム「NeoChart」を含む病院情報システムの構築に携わっており、今回で第6次の更新となります。第5次で、高性能サーバ 「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」と大規模データ検索に強いデータベースを導入したのに続き、今回はアプリケーションの改修に取り組み、VBを.NETに書き換え最新化することで、さらなるレスポンスの向上を実現。まさに“カルテをめくる感覚”を実現しました。これにより、Webアプリケーションやクラウド化といった将来を見据えた最新の環境の整備に至りました。

【課題と効果】

導入前の課題   導入後の効果
長年蓄積された電子カルテデータの表示・更新レスポンスが悪くなってきている。
データを整理して表示するアプリケーションの言語をVBから.NETに書き換えることで、これまで表示に1分かかっていたが約10秒に短縮。
第5次更新で余裕のできたサーバ資源の有効活用を図りたい。
サーバの仮想化により、コスト削減やエコへの配慮を実現。
電子カルテに蓄積された過去の膨大な情報を活用した、新しい医療システムの構築に取り組みたい。
Hadoopを利用したビッグデータ処理による先進研究を開始。電子カルテを活用した新たな医療システム構想の実現に向け、共同研究プロジェクトを実施中。

2007年に高性能サーバとデータベースを導入しシステムを抜本的に更新

病院長補佐 メディカルITセンター長 准教授 吉田 茂 様

病院長補佐
メディカルITセンター長
准教授
吉田 茂 様

名古屋大学医学部附属病院様の電子カルテへの取り組みは早く、既に2003年からFWESTがその開発に携わり、「NeoChart」と呼ばれる電子カルテシステムがスタート。しかし当時はサーバやデータベースの性能が低く、膨大なデータの処理に時間がかかり、表示レスポンスが遅く担当者も不便を感じていました。「電子カルテが稼働して1年後の2004年夏頃に赴任してきたのですが、あまりにも性能が悪く…。部分的に手直しをしたのですが結局だめでした」とメディカルITセンター長の吉田 茂様。そこで、システムの抜本的な見直しが行われました。

2007年の第5次の更新では、大量複雑なデータ検索に強いデータベースに置き換えるとともに、データベースサーバは医療業界で初めて高性能機PRIMEQUESTを、さらに部門システムにブレードサーバを導入。その結果、処理速度が約3倍に向上し、レスポンスの早さが大幅に改善されました。さらにFWESTは、名古屋大学医学部附属病院様が独自に開発した「名大の森」と呼ばれるシステムと、電子カルテを連動させることで、より使いやすいシステムを構築しました。この第5次更新をわずか7か月という短期間で本稼働させました。

アプリケーションを.NETに書き換え最新化。“カルテをめくる感覚”を実現

メディカルITセンター 技術補佐員医療情報技師 朝田 委津子 様

メディカルITセンター
技術補佐員医療情報技師
朝田 委津子 様

第5次電子カルテシステムは安定稼働していたものの、「当院での受診歴が長く、電子カルテのレコード数が1万件を超えるような患者さんは、表示に1分以上かかることもありました」(吉田様)という指摘に代表されるように、今回第6次の更新では、さらなるレスポンスの向上を追求しました。

FWESTは様々な角度から検証を行った結果、データを整理して表示するアプリケーションが原因で処理が遅くなることがわかり、これまでVBで開発してきたアプリケーションを.NETに書き換える改修をご提案。「せっかく安定稼働しているのに、敢えてリスクを冒して開発言語を変えるなんて無謀という声もありましたが、現状のままでは朽ち果てていくだけ。最新のデータベースとサーバ環境に対応する最新のアプリケーションが必要と考えました」(吉田様)。そこで、思い切ってアプリケーションの最新化を行うという決断に至りました。

ユーザーインターフェースは、23インチワイドモニターの採用により広々と視認性に優れたトップ画面を提供。マルチウィンドウ化による複数作業の同時進行も容易にするなど操作性も向上させました。そしてレスポンスの速さは、大量のデータを持つ患者さんの情報でも“一瞬でカルテをめくる感覚”で表示が可能となり、大幅なレスポンスの向上にご満足いただきました。「アプリケーションの改修にともない多少のバグはありましたが、それは大きな問題ではありません。常に新しいことに挑戦するのが当院のNeoChartの思想です」と吉田様。「導入当初のトラブルにも迅速・適切に対応していただき、安心感がありました」とメディカルITセンターの朝田 委津子様。

サーバの仮想化によりコスト削減とエコにも配慮

今回の更新の狙いはレスポンスの向上だけにとどまりません。前回、サーバとデータベースを入れ替えたことにより、サーバの一元管理が可能となり、負荷も大きく軽減しました。「CPUの負荷率がマックスでも30%程度」(吉田様)とかなり余裕が出たので、仮想化してリソースを有効活用することで、サーバルームの省スペース化によるコスト削減、電源や設備の削減などエコにも配慮しました。また、「今回仮想化することで、将来的にプライベートクラウドから外部クラウドに向けての取り組みへの可能性も視野に入りました」(吉田様)。

「サイバー・コンシェルジュ」構想や「生涯カルテ」構想の実現にも期待

名古屋大学医学部附属病院様では電子カルテを活用した先進的な医療システムの構想をお持ちです。その一つがサイバー・コンシェルジュ構想。これは、NeoChartに蓄積される膨大な電子カルテのデータと、知識データベースを組み合わせることで、診断や処方のサジェスチョンを行うというもの。また、生涯カルテ構想は、ネットの航空写真地図のように、患者の電子カルテに蓄積された生涯にわたる膨大な診療情報を、様々な時間軸でズームインし短時間で見つけ出せるシステムです。今回のシステム更新を終えて、吉田様は「今回の大規模データから超速表示を可能にした技術によって、生涯カルテとしての全データ保存の実用化にも目処がつきました」と評価。

FWESTは、Hadoopを利用したビッグデータ処理解析による、新たな電子カルテ活用法の研究に取り組むため、名古屋大学医学部附属病院様と共同研究プロジェクトをスタート。今後も先進のITで医療に貢献していきます。

システム概要

名古屋大学医学部附属病院様

名称 名古屋大学医学部附属病院
開設 1871(明治4)年
所在地 愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65番地
病院長 松尾 清一
医療従事者数 1,752人(2012年7月1日現在)
病床数 1,035床
ホームページ 名古屋大学医学部附属病院 ホームページ

名古屋大学医学部附属病院外観写真

1871(明治4)年、名古屋藩評定所跡に公立の仮病院が設置されたのが始まり。以来140年以上にわたり中部地区の医学・医療の中心として地域に貢献しています。

名古屋大学医学部附属病院外観写真

2009年5月に新外来棟がオープン。病棟、中央診療棟と続いてきた再開発が完了。2010年3月には病院エントランスと周辺環境も整備されました。入院患者数は年間32万3,000人(1日平均881人)、外来患者数は年間57万4,000人(1日平均2,353人)にのぼります。


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