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導入事例 市立藤井寺市民病院様

市立藤井寺市民病院外観写真

在宅ターミナルケアなど地域に密着した医療を提供する市立病院に電子カルテシステムを導入


病院リニューアルを機にHOPE EGMAIN-LXのパッケージ導入でスムーズな構築と運用を実現

「地域密着」はこれからの病院運営の重要なキーワードですが、市立藤井寺市民病院は入院時の主治医が往診し、ターミナルケアを含めた在宅医療を行うなど、地域に根ざした医療を実践してきました。同院では、患者サービスの向上をめざした病院リニューアルを機に、患者様との対話の時間を増やし、さらに安心・安全な医療を徹底するため、富士通の電子カルテシステムHOPE EGMAIN-LXを導入しました。2012年1月に稼働し、スムーズに立ち上がり安定した運用が実現され、同院の個々の患者様に寄り添う、きめ細かな医療の実践を支援しています。

地域での役割とシステム導入の背景システム導入の経緯と採用のポイント | 導入メリットと今後の展望

 地域での役割とシステム導入の背景


地域に根ざした市立病院としてリニューアル、HOPE EGMAIN-LXで電子カルテ化に取り組む

病院リニューアルを機会に電子カルテシステムを導入

Q:診療の特徴を教えてください

笹川 修 院長

笹川 修 院長

笹川氏:1950年の開設以来、この藤井寺の地で60年余りにわたって、地域密着型の医療を提供してまいりま した。公立病院として、病院の規模は大きくありませんが、地域の診療所、病院と連携し機能分担を図って地域の中核病院としての役割を果たしています。また、1996年からターミナルケアを中心にした在宅医療にも注力しており、入院患者様の退院後には入院時の主治医が往診するなど市民の皆様の身近な病院となっています。

Q:病院のリニューアルについておうかがいします。

笹川氏:建物の老朽化・狭隘化が長年の課題でしたが、2009年から病院のリニューアル工事に着手し、新館の増築および既存棟の耐震補強と改修工事を行い、2011年3月に完成しました。病床を108床から98床に減らし1床当たりの面積を広げ療養環境の向上を図ると同時に、医療機器の整備も行い、最新のMRIの導入や内視鏡室の拡張など診療機能の強化を図りました。

Q:電子カルテシステム導入の経緯をお聞かせください。

笹川氏:電子カルテシステムの導入は時代の要請であり、このリニューアルの機会を逃すと導入は難しいと考えて決断しました。オーダリングまでの導入という考え方もありましたが、看護部門、事務部門からの強い要望や、先行導入病院の事例から電子カルテシステムの導入としました。電子カルテシステムは、スタッフ間の情報共有だけでなく、患者様に検査結果を説明するツールとして、また、安心・安全な医療を徹底する上で、欠かせないツールです。

 システム導入の経緯と採用のポイント


中堅の公立病院として多くの実績に基づく安定性と高いメンテナンス性を評価

ハードとソフトをトータルにカバーする安定性

Q:導入の検討が開始されたのはいつごろからでしょうか。

内本氏:システム導入を検討する委員会が発足したのが、2009年5月です。公立病院ですから、システムの選定については最終的には入札になりますが、その仕様書づくりのために前提となる条件や重要項目の洗い出しを行いました。

内本 佳功 事務局医事担当

内本 佳功
事務局 医事担当

Q:電子カルテシステム採用のポイントはどのような点がありましたか。

内本氏:システムの条件を委員会で検討を重ね、次の3点を要求事項としてまとめました。1つ目は「システムの安定性」です。病院が利用するシステムは安心と安全が担保されていなければなりません。病院にあわせた電子カルテシステムを作り込んだり、パッケージを基にカスタマイズするベンダーもありますが、われわれとしては安定性を最も重視しました。2つ目は「メンテナンスのしやすさ」です。この規模の病院ではシステム部門もありませんし、情報担当の専任者を置くこともできませんので、職員が運用管理を兼務することになります。その兼務職員においても負荷なくメンテナンスできることが条件でした。3つ目は「ソフトとハード両面から保守」ができることです。ソフトだけ、あるいはハードだけの保守ではなく、両方をしっかりとカバーしてもらってトラブルが起きた時に的確に短時間で対応していただくことが、病院情報システムでは必須のことです。

  これを条件に入札を行い、選定されたシステムが富士通の中堅病院向けに開発されたパッケージシステムであるHOPE EGMAIN-LXでした。今回は電子カルテシステムを中心に医療事務システム、再来受付機、放射線システム、検査システムなどを全面的に導入しました。以前からの医事システムの導入ベンダーが富士通エフ・アイ・ピーであり、今回のシステム導入の窓口にもなっていただきましたので安心感はありました。

パッケージによる導入でスムーズにトラブルなく稼働

Q:導入初期の混乱はありませんでしたか。

森重氏:電子カルテシステムの導入は初めての経験でしたので、パッケージとして基本的なマスタやワー クフローを参考にできたのは助かりました。導入時には、リハーサルや研修を行ったこともあってスムーズに使い始めることができました。入力でも早い遅いはありますが、操作できないスタッフはおりません。初めは不安もありましたが、スタッフ同士で教え合うなどの前向きな取り組みで、稼働時には思った以上に操作することができました。

森重 文子 看護部長
森重 文子 看護部長

笹川氏:スムーズに導入でき、ほとんど不具合もなく稼働しています。稼働当初は、患者様の診療を優先し て、1人の医師が担当する外来患者の受付枠を少し絞り、その分医師の定員を増やすことで対応しました。医師は、比較的戸惑いなく使っていますが、その理由の1つは大阪市立大学医学部附属病院からの医師が多いこともあるでしょう。同院では富士通の大規模病院向けの電子カルテシステムが稼働しており、同じ富士通の電子カルテシステムの利用経験者がいることも大きな要因です。

内本氏:LXは、多くの病院で培ってきたノウハウが必要十分に網羅されている印象です。導入にあたっては、ベンダーにすべてお任せするのではなく、私が病院側とベンダーの折衝役、橋渡し役として、病院側の意見をまとめてベンダー側に伝えるようにしました。さらに、自分自身がシステムの機能を理解し、病院側のスタッフに伝えていくような活動をしました。導入直前の数か月は大変でしたが、2012年1月にスケジュールどおりカットオーバーを迎えることができました。

市立藤井寺市民病院におけるHOPE EGMAIN-LX の運用風景
市立藤井寺市民病院におけるHOPE EGMAIN-LX の運用風景
病棟における看護師による入力(左)、病棟での医師のカルテ作成(中)、診察室での電子カルテシステムの利用(右)と、各部門での情報共有と安心・安全の医療の実践に貢献しています。

 導入メリットと今後の展望


電子カルテ化による情報共有とネットワークで地域住民の要望に応える医療を展開

電子化で事務作業を大幅に削減し、診療の質が向上

Q:導入効果をお聞かせください。

笹川氏:検査結果を患者様と同じ画面を見ながら説明でき、説得力が向上しました。安心と安全性を担保でき、単純な転記ミスがなくなりました。一方で、電子カルテシステムでは、入力しただけでは“指示”が伝わりにくいという側面があります。医師が入力しても、看護師などが気づいてくれなければ意味がありません。できるだけ一声かけるようにし て、コミュニケーションが希薄にならないように心掛けています。

森重氏:看護師としては、それまでの紙運用から電子カルテシステムに変わったことで、非常に多くのメリットがあると感じています。最大のものは紙カルテに関するさまざまな“雑務”からの解放です。紙カルテを探す、運ぶ、書き写す、判読する、伝票を起票するなどの作業がなくなりました。この空いた時間を、看護師の本来業務である患者様へのケアに費やすことができます。当院の特徴である地域密着型医療をさらに実践し、患者様中心の医療を提供するためのひとつの鍵になるのが看護力だと考えています。これを支援するツールが電子カルテシステムだと期待しています。

内本氏:事務管理の面から見ても電子カルテシステムのメリットは大きいですね。伝票の転記がなくなって、作業が楽になりましたし、転記ミスの危険性も減りました。また、今まですべて紙に頼っていたカルテや各種伝票、放射線画像をほぼ電子化できましたので、保管スペースにかなり余裕が出てきました。紙カルテを探す手間がなくなりました。

笹川氏:リニューアルによって、病床稼働率が上がり入院患者数が増えています。一方で、外来は少しセー ブしましたので、減ってはいますが収支に影響がでるほどではありません。いずれにせよ、電子カルテシステムの導入は直接病院の収入を増やすものではありませんが、計数化できない導入効果もあります。病院としての情報共有や効率化に加え、将来的に必要不可欠な地域医療連携などに向けたインフラとして、トータルに評価することが必要でしょう。

在宅医療など地域連携への発展を期待

Q:今後のシステムに期待することは何ですか。

笹川氏:今後、期待しているのは、モバイルの活用です。在宅医療は当院の大きな特徴の1つでもあり、地域密着型医療のミッションとも考えています。往診時にも病院の電子カルテシステムを利用して診療支援ができるようなモバイルシステムが欲しいですね。


内本氏:これからは、地域の医療連携が進み、電子カルテシステムは必要不可欠になると思います。それだけに、共通のマスタなど診療情報の標準化をより一層進めて欲しいですね。


Q:今後の展望をお聞かせください。

笹川氏:公立病院の置かれた状況は厳しく、まさに“生き残り”をかけた運営が必要になります。その中で 当院の特徴、「売り」は何かと言えば、やはり地域に寄り添う医療の展開です。幸いにも地域の方からも信頼をいただいて、最後までお世話になりたいという声をいただいています。そういった住民の方々の要望に応えて、最善の医療を提供していくことが必要です。電子カルテシステムはまさに、われわれの医療の実践を支えてくれるインフラであると期待しています。



市立藤井寺市民病院におけるHOPE EGMAIN-LX システム構成図
市立藤井寺市民病院におけるHOPE EGMAIN-LX システム構成図
[図を拡大する]Open a new window

(市立藤井寺市民病院のHOPE EGMAIN-LXの導入については、富士通エフ・アイ・ ピー株式会社様Open a new window のご協力をいただきました)

施設概要

市立藤井寺市民病院

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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