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導入事例 医療法人財団 正明会 山田記念病院様

医療法人財団 正明会 山田記念病院外観写真

救急から慢性期まで東京・下町の医療を支えるケアミックス型病院で電子カルテを構築


大規模病院でのノウハウを生かしたLXで、高機能で使いやすいシステムを短期間で導入

東京の下町、墨田区で開院した山田記念病院は、2004年に同じ町内に新築移転し、病床数140床のケアミックス型病院へと生まれ変わりました。急性期に特化していた旧病院の特徴を残しつつ、高齢者の慢性期からリハビリテーションまで一貫した医療を実践しています。同院では、2011年に、富士通がHOPE EGMAIN-GXで培った技術を基本として中堅規模病院向けに新たに開発したHOPE EGMAIN-LXを導入しました。短期間でのスムーズな導入を実現し、医療の質の向上、情報共有に大きな効果を上げています。

 ICT化のねらいと導入の経緯  | システム選定と導入準備 | 導入メリットと今後の展望


 ICT化のねらいと導入の経緯


140床のケアミックス型で、HOPE EGMAIN-LXを導入して一気に電子カルテ化を実現

救急からリハビリテーションまで、一貫した医療を提供

Q:貴院の特徴と、地域での役割を教えてください。

中村氏:当院は、移転前には急性期医療を中心としていましたが、これからの時代のニーズを考えた結果、ケアミックス型の病院を選択しました。現在の病棟構成は、急性期病棟56床、一般病棟(障害者施設等)42床、療養病棟42床です。東京の区東部(墨田区・江東区・江戸川区)にあり、基幹病院と位置づけられる都立墨東病院や同愛記念病院に囲まれる環境にあります。その中で当院は140床規模の地域病院として、急 性期にも慢性期にも対応できるよう体制を整えてきました。高齢化に伴う骨折患者も増加傾向にあり、リハビリの重要性を考慮しスタッフの充実を図ってきました。常に地域のニーズを考えた病院づくりが必要と考えています。

中村 能史 院長

中村  能史 院長

医事会計システムのリプレースを機に、電子カルテを導入

Q:電子カルテ導入のきっかけは何でしたか。

中村氏:2004年に新病院の建築に伴い、オーダリングシステムとしてHOPE Dr'noteを導入しました。2007年にはPACSによるフィルムレス化を図るなど、ICT化を進めてきました。次のステップとしては電子カルテ化ですが、当初は医事会計システムがリプレースの時期を迎えていたため、段階的な導入を考えていました。しかし、新たにグレードアップされた電子カルテシステムができるということで、医事会計システムと電子カルテならびに看護支援システムをまとめて導入する計画を立て、2011年6月より取り組みました。


 システム選定と導入準備


導入過程をオープンにして、スタッフの不安を解決してスムーズな導入を達成

豊富な導入実績をベースにした富士通製品の信頼感を選択

Q:機種の選定はどのように行われたのでしょうか。

中村氏:選定に当たっては、医師をはじめ各スタッフが使いやすい機種であることが第一の条件です。また。経営的には費用がリーズナブルでメンテナンスが容易であることも重要です。

西尾 正和 事務長

西尾  正和 事務長

西尾氏:常勤医師や主な非常勤医師に各大学病院や派遣先病院などでの評価を確認しました。業界のシェアも含めた評価は富士通が1番高かったですね。富士通を含めた複数の会社にデモをお願いしました。結果として電子カルテの内容、看護支援システム、リハビリテーションシステムなどを含めた統合的な構築と運用が行えるシステムとして、HOPE EGMAIN-LXを採用しました。

Q:導入準備は、どのように進められたのでしょうか。

西尾氏:パートナーを組む富士通やパートナー会社であるエヌコムの方々のアドバイスをいただきながら、院内の推進母体として「電子カルテ構 築委員会」を設置しました。その下に部署ごとのワーキンググループ(WG)を置き、実務経験を重視したスタッフを配置しました。電子カルテ導入のキーになるのは、やはり医師の賛同が得られるかどうかです。所見の記述やオーダ入力など作業が増加する医師への気配りが必要です。当委員会とWGでの審議事項を一覧表に整理して、常に現在の進捗状況を明らかにすることで、各スタッフの疑問や不安を先回りして解決してきました。それは現在も継続して行っていますが、そのような方法がスムーズな導入につながったと考えています。また、構築の過程で電子カルテ化できない患者さんの承諾書などの書類が多くありました。内容を分類し、必要によりスキャンして電子カルテ内に取り込むなどの対応を講じています。

溝渕氏:当院では、看護支援システムの導入は初めてであり、当初は不安でしたが、「なぜ電子カルテを導入するのか」などの必要性について、構築委員会での説明を聞き理解を深めていきました。各部署の看護スタッフには、毎日、朝礼などを通じて構築委員会やWGでの進捗状況を話しました。方向性が常に明示されていたことや問題点が出れば、その都度対応したことなどが、混乱もなくスムーズな導入につながったと考えています。本番稼働から1週間ぐらいで病棟、外来などの各部署のリーダー看護師が「部屋持ちさん編」や「リーダーさん編」といった電子カルテのマニュアルを独自にまとめ てくれたり、課題を話し合って疑問が出れば「申し送りノート」を使って周知するなど、導入後の進め方もうまくいっています。

溝渕 佳代子 看護部長

溝渕  佳代子 看護部長

稼働直前のミニリハーサルで、スタッフの習熟度がアップ

Q:リハーサルはどのように行われましたか。

西尾氏:2011年6月のスタート時に、エヌコムの方からのアドバイスであらかじめ本番予定日やリハーサル日を決めて構築にかかりました。1回目のリハーサルでは多少の混乱がありましたが、専任医師の全員が参加しました。リハーサルによって、 個人の習熟度に開きがあることなどが判明し、院内で検討した結果、3週間の稼働延長を決めました。この3週間をどう使うかがポイントでしたが、部署ごとのミニリハーサルを繰り返し行うことで、スタッフの電子カルテに取り組む姿勢が変わり、習熟度も急激に上がりました。また、オペレーションに不安のあるスタッフをピックアップして再履修を実施したことも効果がありました。当院では、大がかりな全体リハーサルを行うより、ミニリハーサルを繰り返し行うことで理解が深まったと考えています。


診察室 外来処置室
病棟 リハビリテーション室
診察室a 、外来処置室b 、病棟c 、リハビリテーション室d での運用風景
富士通が大規模病院向けのシステムで培ってきたノウハウを結集して、中堅規模病院向けに開発されたHOPE EGMAIN-LXが活用されています。診療・看護・オーダリング機能を統合して、チーム医療の推進、情報共有に効果を上げています。

 導入メリットと今後の展望


ペーパーレス化によるコスト削減と情報共有による医療の質の向上を実感

ペーパーレス化と請求漏れの抑止で業務とコストを削減

Q:HOPE EGMAIN-LXの導入によるメリットはいかがですか。

中村氏:患者さんの情報を各診療科やコメディカルのスタッフ間で共有できることは大変良いと思います。また、当初考えていたよりスムーズに導入でき、稼働後も大きなトラブルはありません。

西尾氏:事務レベルでは、新たな紙カルテが発生せずペーパーレスになったことが大きなメリットですね。また、本番後、参考として3か月間はカルテ搬送を行っていましたが、現在は、カルテ搬送がなくなり医事会計課スタッフの業務量が軽減しました。医療収入面からは当初、他病院の例から不慣れによるオーダの減少から収入が下がることを予測していましたが、むしろ収入は増加しました。退院時請求では、これまで伝票を集めて集計していましたが、医事会計システムと電子カルテシステムの画面を開き、オーダ内容や当日に食事が出たかどうかなどを確認しながら作業ができます。請求漏れも容易にチェックできますので作業効率もアップしました。

情報の共有によるチーム医療で看護の質が向上

Q:看護部ではどのような効果が出ていますか。

溝渕氏:看護部では、以前より外来や急性期、回復期、慢性期の各病棟などでの業務統一を行い、看護師がどの部署に勤務しても戸惑わずに看護に当たれるよう業務の標準化を進めてきました。今回の電子カルテが混乱なく導入できたのは、その点も大きな要因と考えています。紙カルテの場合、栄養科や薬剤科スタッフがどのように指導したのか、リハビリは今どのような状況なのかなど、直接問い合わせて情報を集めなければなりませんでしたが、今回電子カルテを導入したことで、画面を開けば全員で情報を共有でき、チーム医療が実現できるようになりました。これまで看護計画はほとんど看護師しか見ませんでしたが、今では他職種のスタッフに見られることを意識するようになり、看護の質も向上しています。空床管理では空き状況や予約状況などもリアルタイムで誰でもが把握でき、入院手続きもスムーズに行えるようになっています。

初代院長の山田正明氏が軍医として乗り組んだ日本海軍駆逐艦「初霜」の錨。同院のシンボルとして病院玄関脇に飾られています。

初代院長の山田正明氏が軍医として乗り組んだ日本海軍駆逐艦「初霜」の錨。同院のシンボルとして病院玄関脇に飾られています。

Q:今後の展望についてお聞かせください。

溝渕氏:看護部は、電子カルテの恩恵を最も受けている部署です。これからもさらにシステムを有機的に活用していきたいと考えています。なかなか難しい課題ですが、例えば「看護目標」などについて患者さんと一緒に画面を見ながら情報を共有し、看護計画にフィードバックしていくような検討も進めていきたいと考えています。

中村氏:当院では、第1世代の電子カルテシステムであり、未分化な部分が残っています。DICOMに対応していない画像診断機器などもあり、これらを徐々に置き換えていくことが必要です。これから第2世代に向けた取り組みとして、ダイレクトに共有データを蓄積できるシステムを拡充していきたいと考えています。常に現場のニーズを考えながら、さらに使いやすい電子カルテシステムをめざして、富士通やエヌコムの方々とのより良いパートナーシップを図っていきたいと考えています。

Digital Imaging and COmmunication in Medicine の略。医用画像機器間の通信プロトコルを定義した標準規格。


山田記念病院のHOPE EGMAIN-LX システム構成図
山田記念病院のHOPE EGMAIN-LX システム構成図
[図を拡大する]Open a new window

山田記念病院のHOPE EGMAIN-LX の導入については、株式会社エヌコム様Open a new windowのご協力をいただきました。

施設概要

医療法人財団正明会 山田記念病院

  • 所在地: 〒130-0011  東京都墨田区石原2-20-1
  • Tel: 03-3624-1151
  • Fax: 03-3624-1156
  • URL: http://yamada-kinenhp.jpOpen a new window

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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