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開架冊数2倍を目指す大規模改修に先立ち、
自動貸出機など最新の機能を備えたシステムにリプレイス

山形県立図書館

山形県立図書館様 導入事例


山形県の知の拠点として、明治の時代から活動を続けてきた山形県立図書館様。2018年度より「県民が集い・学ぶ 本のまち」をコンセプトに、開架冊数を約2倍にするなど様々なプランを盛り込んだ大規模改修を行います。これにより山形県立図書館様ではさらに多くの利用者の読書活動や学習、研究を手厚くサポートする次世代の図書館運営を目指しています。それに先立ち、2017年に館内の業務システムをリニューアル。同時にWebポータルサイトサービスやICタグによる自動貸出機なども導入し、利用者の利便性や業務効率を一段と向上しています。

[ 2018年10月3日掲載 ]

お客様の声

最新の表示方法による蔵書の横断検索や、スマートフォン対応のウェブポータル環境、ICタグによる貸し出し返却や自動貸出機などのシステムを構築しました。提案から構築、サポートまで、ICTに馴染みの薄い我々にも分かりやすく丁寧な富士通の対応はありがたく、信頼を寄せています。

【導入事例概要】
業種: 文教
ソリューション: FUJITSU 文教ソリューション iLisfiera V3
FUJITSU 文教ソリューション Ufinity for Public
FUJITSU 文教ソリューション iLiscomp V3
【課題と効果】
1 横断検索の結果表示の迅速化、他図書館との情報連携など、利用者サービスの向上のために実現したい機能が増えてきた 業務システムを文教ソリューション iLisfieraにリプレイス。利用者を待たせない逐次検索による横断検索など、最新のサービス・業務管理機能を提供
2 図書館のウェブサイトをスマートフォン対応とし、利用者の利便性を向上させたい ウェブポータル環境をSaaSで提供するUfinity for Publicを導入、図書館スタッフの独自デザインによるスマートフォン対応ウェブサイトを構築
3 貸し出し返却時の業務簡素化や、蔵書管理の効率化を目指したい iLisfiera との連携でIC図書館システムを実現するiLiscompにより、ICタグ自動貸出機などを新設

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導入の背景

施設の規模とサービスを大幅に充実させる、大規模改修を計画中

1910(明治43)年開館という長い歴史を持つ山形県立図書館様。山形市内の閑静な文教エリアに位置し、中庭が望めるゆったりとした施設で利用者は年間約20万人を数えます。約80万冊の蔵書のほか、山形県の歴史や文化を伝える図版や和装本など貴重資料のデジタルライブラリー、さらに歌人で医師の斎藤茂吉や国際司法裁判長を務めた安達峰一郎など山形県出身者の功績を伝える「縣人文庫」の展示も行っています。

この山形県立図書館様では、2018年度より大規模改修を行います。山形県立図書館活性化基本計画に基づいた事業で、コンセプトとして「県民が集い・学ぶ 本のまち」を、キーワードとして「新たな本との出会い『ときめく』図書館」「気軽に相談『たよれる』図書館」「ICTで幅広い情報と『つながる』図書館」「人の輪が『ひろがる』図書館」の4つを掲げています。その改修について、山形県立図書館企画主幹で、今回のシステム改修のプロジェクトマネージャーを務めた矢野茂氏は次のように語ります。「開架などの図書館スペースが現在の3,390㎡から約5,000㎡に拡大されます。それに伴って、約18万の開架冊数を約36万冊と2倍に、また閲覧席数も約3倍に増やす予定です。本の森をイメージしたエントランス、子供用エリア、カフェレストランやショップ、読書や学習に集中できるサイレントエリアなど設備も充実させます。こうしたことで様々な利用者様により多くの本と出会い、お一人お一人に応じたスタイルで本に接していただける空間をご提供できるようになります」。大規模改修の作業は2018年4月よりスタート、2019年度中にリニューアルオープンを予定しています(2018年1月取材時)。

導入の経緯

さらなる利用者サービス向上を目指し、システムをリニューアル

山形県立図書館様では、2017年3月より富士通構築による新システムが稼働しています。新システム構築に至った経緯を、山形県立図書館企画課運営企画専門員で、システム導入のプロジェクトリーダーを務めた豊田一寿氏が説明してくれました。「以前のシステムは時代のニーズに合わなくなってきており、それが大きな課題でした。例えば県内の他図書館蔵書や資料をまとめて検索する横断検索は、データ検索が完了しないと結果を表示しない解決表示だったため、検索結果を得るまで時間がかかっていました。現在では検索結果が得られ次第、次々に表示する逐次表示が標準的となっており、これであればご利用者様をお待たせすることなく、サービス向上につながります。また、ウェブサイトをはじめネット経由のサービスが増えていますが、当時はPC用しかありませんでした。これをスマートフォンに対応させることでもっと気軽に、ご利用のチャンスや回数を増やしたいと考えました。そのほか、ICタグによる図書管理や市町村図書館との連携機能などシステム全体の各機能や仕様をアップデートし、さらなるサービス向上や図書館運営の効率化につなげていきたいと考えました」。

導入のポイント

“顧客に寄り添う”富士通の姿勢と提案を評価

システム構築は2015年度の予算要求に始まり、翌2016度年に総合評価による一般競争入札と業者選定を経て、同年度第2四半期から開発着手、2017年3月に稼働を開始しています。今回新たに導入されたのは、図書館業務システムとして富士通文教ソリューションiLisfiera V3、ウェブポータルサイト環境を提供するUfinity for Public、IC図書館システムを可能とするiLiscomp V3です。

選定理由のひとつとして豊田氏は、富士通の“顧客に寄り添う姿勢”をあげています。「我々は普段、ICTに馴染みが薄く、使われる用語はどうしても難しく感じてしまいがちです。その点、富士通は難しい用語や内容も我々に分かりやすい言葉に代えて説明してくれました。おかげで提案の内容やメリットなどもより具体的に理解できました。さらに提案内容も、図書館運営をさらに円滑化、効率化させる独自提案を頂きました。こうした富士通の利用者サイドに寄り添う姿勢は、一般競争入札の総合評価でも評価されたポイントでした。私も、富士通とならより良いサービスを利用者様にご提供できそうだと感じました」。

導入の効果と今後の展望

横断検索や自動貸し出しなど、すみずみにわたり業務を刷新

新システム導入に合わせ、窓口ではICタグによる貸し出し返却が可能になり、館内にICタグと連携した自動貸出機、検索用端末が設置され、業務システムと合わせ順調に稼働を続けています。

懸案だった横断検索は逐次表示によりスピードアップされ、読みたい本や資料がよりスピーディに探せるようになりました。その状況を山形県立図書館企画課主事 土方秋穂氏が説明してくれました。「横断検索はご利用者様だけでなく、私たちもかなり使っています。窓口には『この本はどこに行けば見られますか』といったお問合せが寄せられることがしばしばあり、その際も新しいシステムならご希望の本をすぐに探し、必要以上にお待たせすることなくお答えできるようになりました」。

さらにICタグによる図書管理について土方氏は次のように語っています。「当図書館の貸し出し限度はお一人様10冊までですが、限度まで利用される方が多くいらっしゃいます。ご家族4人がそれぞれ10冊ずつ借りる場合もあり、一度に処理する冊数が10冊以上となる時もあります。以前のバーコードリーダーですと、貸し出し返却に1冊あたり1〜2秒としても10冊になると20秒以上かかってしまいます。ICタグでしたら10冊まとめて貸し出し返却作業が完了しますから、ご利用者様をお待たせしません。窓口のスタッフも心に余裕を持ってご対応できます」。また、ICタグによる自動貸出機に関して豊田氏は次のように評価しています。「導入当初から若い方はもちろん、ご高齢の方も特に問題なくスムーズにご利用いただいています。窓口の業務効率の向上のほか、ご利用者様のプライバシー保護の観点からも、この自動貸出機は意義があるといえます」。

また、新システム構築を機に、山形県立図書館様のウェブサイトもスマートフォン対応サイトとしてリニューアルされています。図書館のスタッフが話し合い、山形県にある木をイメージした茶色をベースに見やすくデザインされています。利用者自身のスマートフォンやPCから、画面上のボタンを押すだけで貸し出し期間延長ができる機能も実装され、利用者から好評です。新システムを利用した他図書館との情報連携も運用開始に向けて準備が進められています。

大規模改修と併せ、さらに充実した図書館サービスの提供へ

「新システムにより、ご利用者様にとってさらに身近に、使いやすい図書館として設備を整えることができたと思っています。今後予定している大規模改修により蔵書も施設も大幅に拡充されれば、より多くのご利用者の幅広いニーズにお応えできる図書館に進化できるでしょう。今後とも富士通にはICTの側面からのアドバイスやサポートに期待しています」と、矢野氏は今後の展開を語ります。

また豊田氏は、貴重資料のデジタルアーカイブ化を次の課題としてあげます。山形県立図書館様には現在公開している以外にも数多くの絵図や資料を収蔵しており、逐次、有識者の鑑定を経てデジタル化を進めています。2015年には和装本67点(133冊)、2016年には資料140点をデジタル化し、公開しています。「このデジタル化は館内のスキャナを利用してPDF化していますが、大きな絵図は現状の機材ではデジタル化できません。収蔵中の貴重資料を良好な状態で保存し、また必要とする方に遠方であっても資料として詳細にご覧いただくためには、やはり最新技術を活用したアーカイブ化が不可欠です。その面からも富士通に期待しています(豊田氏)」。

山形県の歴史や風土に根ざし、進化と発展を続ける山形県立図書館様。富士通はその活動を総合力と先進の技術力で支援していきます。

自動貸出機自動貸出機

エントランスホールイメージエントランスホールイメージ

(お話を伺った皆様)
山形県立図書館 企画主幹兼企画課長 矢野 茂 氏
山形県立図書館 企画課 運営企画専門員 豊田 一寿 氏
山形県立図書館 企画課 主事 土方 秋穂 氏

【山形県立図書館様 概要】
所在地 〒990-0041 山形県山形市緑町1-2-36
総蔵書数 828,869冊(2016年3月末日現在)
ホームページ 山形県立図書館 ホームページOpen a new window

【導入事例(PDF版)】

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