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市民の読書ニーズに応える、所蔵点数200万・市内7図書館にまたがったシステムをリプレースし次の時代を見据える

仙台市図書館様 外観の写真

仙台市図書館様 導入事例


人口100万人を超える政令指定都市であり、200万点以上の資料を所蔵する仙台市図書館様。市内に7つある図書館のほか、分室や移動図書館によって市民からの読書ニーズに対応しています。また、先の東日本大震災の書籍や資料を集めた「3.11震災文庫」を市民図書館に設置し、復興を進める市民の情報拠点としての機能も持っています。仙台市図書館様では、市内7か所の各図書館をネットワーク化して業務システムを構築、10年以上にわたり利用してきましたが、この度、富士通の図書館ソリューションでリプレース。業務効率の改善を始め、次の時代の図書館ニーズを見据えた基盤を構築しています。

[ 2018年7月11日掲載 ]

お客様の声

図書館の業務は、安定性と継続性が最も重要です。多くの蔵書があり、複数の拠点にまたがったシステムリプレースで、富士通マーケティングは効率的に構築の作業を完了させました。その総合的な技術力と、我々の要望への対応力を高く評価しています。

【導入事例概要】
業種: 文教
ソリューション: FUJITSU 文教ソリューション iLisfiera
FUJITSU 文教ソリューション Ufinity for Public
【課題と効果】
1 従来の図書館機能を継承しながら、業務の効率化を推進したい 業務システムを文教ソリューション iLisfieraにリプレース、蔵書管理、統計処理などで効率的な機能を実現
2 図書館の情報発信の体制を強化したい ウェブポータル環境をSaaSで提供するUfinity for Publicを導入、クラウドによる安定的な運営、CMSによる容易な情報発信
3 トラブルなくスムーズに新システムに移行したい 情報共有環境の整備や、デモ環境の長期稼働提案など、きめ細かなプロジェクト進行でスムーズな移行を実現

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導入の背景

市内5地区館、2分館、10分室、2台の移動図書館で運営

仙台市は人口108万人(2015年国勢調査)の政令指定都市。仙台市図書館様は、仙台市の中心部に位置する市民図書館のほか4地区図書館と2分館、さらに市民センターに設置された10の分室、2台の移動図書館で運営されています。これら施設全体で約196万冊の蔵書と、約8万6千点の視聴覚資料を所蔵する大規模図書館です(2016年3月末日時点)。市民一人あたりの蔵書数は約1.9冊、蔵書20万冊を超える図書館が5館あり、このデータはいずれも政令指定都市の平均を上回っています。

この仙台市図書館様で中央館的な役割を持っているのが、仙台市が運営する複合文化施設「せんだいメディアテーク」内の3フロアで運営されている市民図書館です。日本を代表する建築家の一人、伊東豊雄氏設計によるこの施設は、2001年度グッドデザイン賞を受賞。ガラス張りによる明るい館内、透明なチューブに支えられた開放的な空間など、市の中心部とは思えない落ち着いた雰囲気の中、読書や調べ物に集中できる環境となっています。

東日本大震災からの復興を、資料の面から支援

仙台市民図書館 館長 武者 元子 氏の写真武者 元子
仙台市民図書館 館長

2011年3月11日の東日本大震災では、仙台市図書館様も建物の被害や資料散乱により全館休館を迫られましたが、いち早い復旧とサービス再開を果たしています。震災から6日後には一部の分室で臨時開館、以降各館で臨時窓口の設置や業務の暫定的な再開を経て、震災から2か月後には市民図書館の業務を再開、その他の館や分室も同年11月までに再開しています。この震災を機に、甚大な被災状況について後世に伝えるとともに、その復興や生活再建を支援することを目的に、震災後の5月から関連資料の収集や保存を始めています。その所蔵数は1万点を超え(取材時)、「3.11震災文庫」として公開されています。各図書館においても震災関連資料のコーナーを設けており、当時のことを振り返り館長を務める武者 元子氏はこう話します。「震災では図書館も大きな被害を受けて1か月以上の閉館を余儀なくされましたが、再開したときは本当に多くの利用者に喜んでいただきました。まち全体が被災した中で、市民が必要な情報を得るために、さらには「日常」を取り戻すためにも、図書館が大きな力を発揮したと思います。震災資料の収集と保存、提供については、今後も息長く取り組んでいくべきテーマだと考えています」。

導入の経緯

業務効率の改善と、次の図書館業務を見据えてシステムをリプレース

2018年1月より富士通のiLisfieraを適用した新システムが稼働。このプロジェクトでマネージャー役も務めた市民図書館 副館長の髙橋 泰氏は、リプレースに至った経緯を次のように話します。「以前のシステムは10年以上にわたってアップデートや機能追加を繰り返して使い続けてきました。しかし、情報環境の変化への対応やサービス追加、さらに運用コストの面など、今後の図書館事業を考えたとき、図書館業務を総合的に支援するシステムの必要性が出てきました」。

2014年からリプレースの検討を開始、2016年の入札公告で選ばれたのが、富士通マーケティングがご提案したFUJITSU 文教ソリューションiLisfiera、ウェブポータルサイト構築Ufinity for Publicによるシステムです。

スムーズな移行に向けて構築時点からきめ細かに富士通マーケティングが対応

システムは富士通マーケティングが中心となって、2016年10月より設計・開発をスタートし、2018年1月にカットオーバーしています。Web型情報共有ツールを仙台市図書館様と富士通マーケティングの双方で利用し、情報や大容量ファイルの共有環境を整え、迅速なプロジェクト進行につなげました。

また、システムのデモ環境を7つの図書館に設置し、約8か月間稼働させています。これによって各図書館の職員が事前に新システムに触れる機会が増え、習熟も進みました。また本番移行にあたっては、新システム用として通信回線を既存システムとは別に用意。旧システムと別の回線を使うなど、リスクに備えて対応したためスムーズな稼働に結びつきました。

市民図書館 主任の今田 雄氏は開発を振り返って次のように語ります。「仙台市の要求に対して、富士通マーケティングからは適切な提案を頂き、それによって効率的に開発が進みました。また、長期にわたるデモ機の設置で職員の習熟が進み、リプレース後の円滑なサービス提供につながりました」。

導入の効果と今後の展望

業務効率化のほか、ホームページによる積極的な情報発信も実現

新システムの機能により業務の効率化が進みました。イベントなどの展示用資料管理のために、MyBOX機能で展示用の蔵書をあらかじめグルーピングしておくことができます。さらに一時変更復元機能により、グルーピングした資料の使用場所や状態の情報を一括で変更、復元することもできます。これらの機能により、図書館でのイベントのために行われる蔵書管理の時間短縮に効果を上げています。このほか、検索のヒントを表示するキーワード・サジェスト機能や、様々な検索の切り口を表示する絞り込み検索のファセット・ブラウジングなど、高度な検索機能を備えたOPACも好評です。図書館要覧などの資料作成では、統計資料の作成に情報を必要に応じて編集し出力できる汎用集計表が活用されています。

また、Ufinity for Publicによるウェブポータルも高く評価されています。「これまで図書館のホームページは仙台市所有のサーバ上にあり、点検時などは停電によりサービス停止し、利用者からお問い合わせを頂くこともありました。新システムではクラウドに移行したため、このような心配は不要になり、365日いつでも情報を提供できます。加えてCMSにより容易にホームページの更新ができるようになりました。今後、イベント開催など必要な情報を積極的に発信し、利用者の満足につなげていきたいと考えています」(今田氏)。

利用者拡大など、次の図書館運営の新たな基盤整備ができた

「図書館業務は、安定した継続性が一番だと考えています。毎日提供していたサービスがある日止まったり、問題が起きたりするようなことはあってはなりません。今回、図書館全体のシステムを大きな問題なく更新することができました」と、髙橋氏は今回のリプレースを評価しています。

また髙橋氏は今後の図書館運営に関して、利用者を増やすことを課題に挙げています。「政令指定都市である仙台市はエリアが広く、それらをカバーし利用者ニーズに応える施策が重要となっています。市民センターなど、身近な既存施設を活用したサービススポットの設置を進めていますが、ここでもWeb利用が有効と考えています。図書館利用状況のデータによれば、全体で約78万件ある予約受付件数のうち、Web予約がおよそ7割を占めています。そのための基盤としても、今回の新システムに期待しています」。

政令指定都市の大規模図書館として次の一歩を踏み出している仙台市図書館様。その活動を富士通マーケティングはこれからも、総合力と技術力で支援していきます。

日差しが降り注ぐブラウジングコーナー日差しが降り注ぐブラウジングコーナー

解放感のある館内解放感のある館内

「3.11震災文庫」「3.11震災文庫」

(お話を伺った皆様)
仙台市民図書館 館長 武者 元子氏
仙台市民図書館 副館長 髙橋 泰 氏
仙台市民図書館 主任 今田 雄 氏

【仙台市図書館様 概要】
所在地 〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
総蔵書数 1,963,955冊(2016年度末現在)
ホームページ 仙台市図書館 ホームページOpen a new window

【導入事例(PDF版)】

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