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マイナンバーカードによる図書館利用で住民の利便性向上
全国初の図書自動貸出機対応、複数自治体共通利用を実現

姫路市立図書館様 外観の写真

姫路市立図書館様 導入事例


姫路市様はマイナンバーカードの多目的利用を推進し住民の利便性向上を図るため、2016年11月、マイナンバーカードの公的個人認証(JPKI)の利用者証明用電子証明書を利用した方式では全国初となる図書貸出サービスを開始。2017年10月には、地方認証プラットフォームを利用し図書自動貸出機でのマイナンバーカード対応も実現。また播磨圏域連携中枢都市圏の図書館サービスにおいて、全国初の複数自治体でのマイナンバーカードの共通利用を実現し、播磨圏域130万人の住民サービスの向上に貢献しています。

[ 2018年2月14日掲載 ]

お客様の声

「2016年5月に構築を開始し2016年11月にサービスをスタートするという短期間構築を実現できました。姫路市のマイナンバーカード普及に対する主旨や考え方を理解いただき、図書自動貸出機への対応など本市の要望を製品の中で具現化していく富士通の技術力とサポート力を高く評価しています」

【導入事例概要】
業種: 文教
ソリューション: FUJITSU 文教ソリューション iLisfiera V3
FUJITSU 文教ソリューション WebiLis
FUJITSU 文教ソリューション iLiscomp V3
【課題と効果】
1 マイナンバーカードの多目的利用の1つとして図書館での利用を実現したい マイナンバーカードの公的個人認証(JPKI)の利用者証明用電子証明書を利用した全国初の図書貸出サービスを実現。図書館の運用を変えることなく住民の利便性を向上
2 図書自動貸出機でのマイナンバーカード対応を実現したい LGWAN(総合行政ネットワーク)を介して電子証明書の有効性確認ができる地方認証プラットフォームを利用し、図書自動貸出機でのマイナンバーカード対応を実現
3 播磨圏域連携中枢都市圏の図書館でマイナンバーカードの共通利用を行いたい 姫路市様の依頼により富士通が開発したシステムを富士通の公共図書館パッケージ「iLisシリーズ」の機能として提供。複数の自治体図書館を1枚のマイナンバーカードで利用可能

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導入の背景

住民が日常的に利用する図書館でのマイナンバーカード活用

兵庫県姫路市のシンボルといえば、1993年に日本で初めて世界遺産に登録された国宝「姫路城」です。水面から飛び立つシラサギに例えられ、別名「白鷺城」とも呼ばれる美しい姿は、築城から400年を経過した現在も変わることはありません。姫路城を中心とする姫路公園は市民の憩いの場であるとともに、多くのドラマのロケ地となっている姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」、赤レンガが印象的な姫路市立美術館など、歴史と文化が香る観光スポットも豊富です。同公園内に佇む市政100周年事業の一環として設立された日本城郭研究センターは、国内外の城郭の総合的な調査研究施設と、姫路市立図書館の中央図書館機能を持つ城内図書館からなるユニークな複合施設です。

自然と歴史、文化が息づく姫路市様はICTの活用にも積極的に取り組んでいます。2016年11月、同市はマイナンバーカードの公的個人認証(JPKI)の利用者証明用電子証明書を利用した全国初の図書貸出サービスを開始。その背景について姫路市 総務局 情報政策室 情報政策担当 課長補佐 原秀樹氏はこう話します。

姫路市 総務局 情報政策室 情報政策担当 課長補佐 原 秀樹 氏の写真原 秀樹
姫路市 総務局 情報政策室
情報政策担当
課長補佐

「姫路市ではマイナンバーカードの多目的利用を推進し住民の利便性向上を図るため、2016年1月にサービスを開始したコンビニなどにおける証明書交付サービスとともに、図書貸出サービスでのマイナンバーカードの利用を検討していました。姫路市立図書館の有効登録者数は約9万人です。マイナンバーカード普及の観点から、住民が日常的に利用する行政サービスである図書館サービスでの導入を実現したかったのです」。

同市が目指したのは、住民が手軽にマイナンバーカードを利用でき、なおかつ市や図書館の事務負担が増えることなく導入できる仕組みでした。

導入の経緯

全国初のマイナンバーカードによる図書の自動貸出を実現

現在、図書館でのマイナンバーカードの活用を実現する場合、「1.市役所の窓口でICチップの空き領域に図書館利用者番号を書き込むカードAP方式」「2.利用者証明用電子証明書の発行番号(シリアル番号)のみを抜き出し、図書館の利用者番号と紐付けて登録するID連携方式」「3.マイキープラットフォームを活用する方式」の大きく3つの方法があります。いずれもマイナンバー(個人番号)や個人情報へのアクセスや使用を一切することなくICチップ領域内の情報を活用するもので、一度登録しておけばマイナンバーカードでの利用が可能となります。同市が採用したのは、2番目のID連携方式です。その理由について姫路市 総務局 情報政策室 松本唯希氏はこう話します。

「検討を始めた当時、多数の申請が見込まれるマイナンバーカードへ、図書館の利用者番号などを書き込むカードAP方式は、行政の窓口への負担も大きくなることが想定されたので、図書貸出サービスではID連携方式を採用することにしました。ID連携方式では、暗証番号を入力することなく利用者証明用電子証明書の発行番号を読み出すことができますが、姫路市では、利用者に暗証番号を入力してもらう運用としました。マイナンバーカードの券面で利用者認証(本人確認)が行えるため、図書の貸し出しの際に利用者証明用電子証明書の有効性確認(失効確認)は行っていません」。姫路市は、図書館サービスでのマイナンバーカード利用を開始して約1年後の2017年10月、図書自動貸出機をマイナンバーカードに対応しました。「窓口とは違い、無人での利用となるため、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)がサービス提供する地方認証プラットフォームを利用しコンビニ交付と同様に、LGWAN(総合行政ネットワーク)を介して電子証明書の有効性確認を行うことでサービスを実現しています。証明書交付サービス以外の業務でこの地方認証プラットフォームを利用したのも全国初になります」(松本氏)。

姫路市 総務局 情報政策室 情報政策担当 松本 唯希 氏の写真松本 唯希
姫路市 総務局 情報政策室
情報政策担当

「図書自動貸出機でマイナンバーカードを利用する場合には暗証番号入力が必要となりますが、窓口でも暗証番号を入力してもらう運用でしたので、利用者は混乱することなく自動貸出機を利用いただけます。またマイナンバーカードの利用において多くの市民が抱いている情報漏えいなどの不安を払拭するために、姫路市ではキャッシュカードと同様、図書館でのマイナンバーカードの利用時は暗証番号を入力するという統一した運用になりました」(松本氏)。

インターネットに接続しないセキュアな環境でのマイナンバーカードの活用や、図書館システムとは別のシステムとしてカウンター端末で動作するため、図書館システムの改修が最小限に抑えられるという点も特長です。

システムイメージシステムイメージ

導入のポイント

マイナンバーカードによる図書館利用を播磨圏域連携中枢都市圏に拡大

姫路市立図書館 萩原 浩 氏の写真萩原 浩
姫路市立図書館

同市のマイナンバーカードを活用した図書貸出サービスは、全国初のマイナンバーカードの複数自治体共通利用を実現したことでも注目を集めています。その背景について姫路市立図書館 萩原浩氏はこう話します。「人口減少や過疎化、高齢化が進む中で、姫路市が中心となって形成している播磨圏域連携中枢都市圏(8市8町)の圏域全体での住民サービス向上に向けた取り組みの一環として、図書貸出の相互サービスを行っています。その延長線上でマイナンバーカードによる図書貸出サービスの播磨圏域内への拡大を目指しています」。

複数自治体共通利用での利用者のメリットについて「従来、8市8町の図書館(計37館)を利用するためには16枚の図書館利用カードが必要でしたが、全ての自治体が対応すると、マイナンバーカード1枚で対応可能となります。例えばショッピングやドライブなど生活シーンに合わせて自治体の枠を超えて1枚のカードで自在に利用できることから、播磨圏域130万人の住民の利便性向上に貢献します。2017年10月の時点で姫路市を含む2市2町の図書館でサービスを開始しました」(萩原氏)。

全国初の様々な取り組みにチャレンジした今回のプロジェクトのパートナーとして、同市が選択したのが富士通でした。「今回、マイナンバーカードの対応は富士通にとってもチャレンジだった思います。2016年5月に構築を開始し2016年11月にサービスをスタートするという短期間構築を実現できました。姫路市のマイナンバーカード普及に対する主旨や考え方を理解いただき、図書自動貸出機への対応など本市の要望を製品の中で具現化していく富士通の技術力とサポート力を高く評価しています」(原氏)。

今後の展望

既存図書館システムの運用を大きく変えることなく周辺自治体にサービス拡大へ

マイナンバーカードによる図書貸出サービスの運用面について「システム上での処理のため既存の図書館貸出カードの運用と変わりはなく、図書館側で苦労したことや業務負荷の増大もほとんどありません。ただ暗証番号は3回連続で間違えるとロックがかかり利用できなくなるため、そうしたシーンを見かけた時には職員が注意を促すようにしています。情報政策室のサポートにより、職員がマイナンバーカードによる図書館利用の仕組みを理解し、チラシやPOPなどを使ったPR活動を実施したこともスムーズな普及の一因です」(萩原氏)。

今後の展望について原氏は次のように話します。「播磨圏域の8市8町への展開を進めていくとともに、もっと多くの方にマイナンバーカードの利便性を実感していただけるように広報・啓発にも力を入れていきます。今回、今後の広域連携施策へのマイナンバーカード活用の道を拓くことができました。富士通には播磨圏域の図書館に対しての導入支援はもとより、マイナンバーカードのさらなる多目的利用に向けた提案も期待しています」。

館内でマイナンバーカードによるサービスを掲示館内でマイナンバーカードによるサービスを掲示

職員はマイナンバーカードによる図書貸出サービス開始をデザイン化したバッチを着用し広報活動を実施職員はマイナンバーカードによる図書貸出サービス開始をデザイン化したバッチを着用し広報活動を実施

姫路市様と富士通が共同開発したシステムは、暗証番号入力可否のパラメータ設定など汎用性に配慮し、富士通の公共図書館パッケージ「iLisシリーズ」をはじめとする様々なソリュ-ションとの連携機能として提供します。

これからも富士通は図書館でのマイナンバーカード活用の普及を通じて住民サービスの向上に貢献していきます。

館内のセルフ(自動)貸出機館内のセルフ(自動)貸出機

【姫路市立図書館様 概要】
所在地 〒670-0012 姫路市本町68番地258 日本城郭研究センター内(本館の城内図書館)
総蔵書数 約132万冊
有効利用登録者数 約9万人
図書館数 15館
ホームページ 姫路市立図書館 ホームページOpen a new window

【導入事例(PDF版)】

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