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  7. 【セミナーレポート】デジタルビジネス最前線 ~イノベーションの先進事例と、それを支える技術・プラットフォーム~

【セミナーレポート】
デジタルビジネス最前線
~イノベーションの先進事例と、それを支える技術・プラットフォーム~

【セミナーレポート】デジタルビジネス最前線 ~イノベーションの先進事例と、それを支える技術・プラットフォーム~" title="【セミナーレポート】デジタルビジネス最前線 ~イノベーションの先進事例と、それを支える技術・プラットフォーム~

2016年10月25日、東京都内で開催された「Oracle Cloud Days Tokyo 2016」において、富士通 統合商品戦略本部 本部長の水野浩士が、「デジタルビジネス最前線~イノベーションの先進事例と、それを支える技術・プラットフォーム~」と題する講演を行いました。先に発表された、オラクル社とのクラウドビジネスの加速に向けた戦略的提携に関する話を交え、企業のデジタル革新をサポートする、FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(メタアーク、以下、MetaArc)とOracle Cloudについて説明しました。


【目次】 富士通とオラクル社との協業 | 富士通の考えるデジタル革新の形
デジタル革新に向けた富士通の取り組み | Oracle Cloudとの連携

富士通とオラクル社との協業

講演の冒頭、水野はオラクル社との協業の歴史が1980年代にまで遡ることを説明しました。30年以上の長きに渡る、オラクル社の優れたソフトウェア技術と富士通の先進的なハードウェア技術の協業に触れ、あわせて、富士通がオラクル社のデータベース取り扱い件数で国内トップクラスであり、「ORACLE MASTER Cloud」有資格者数で国内1位 (注1)であること、さらに最上位のDiamondパートナーに認定されていることを説明。その信頼が今年の7月6日に発表したクラウド分野での協業につながっていると強調しました。

続けて、オラクル社とのクラウド協業における3つのポイントを説明しました。1つめは日本初となる、Oracle Cloudの国内データセンターへの設置です。2つめは、富士通が提供しているクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5(以下、K5)」のサービスメニューとして、Oracle Database Cloud Serviceを提供すること。3つめは、人材管理/タレントマネジメントサービスであるOracle HCM Cloudを富士通グループで採用すると同時に、その知見やノウハウをリファレンスとして提供していくことです。

(注1)(株)富士通北陸システムズにおける「ORACLE MASTER Cloud Oracle Database Cloud Service」の有資格者数

オラクル社とクラウドで協業 Oracle Cloudを富士通の国内データセンターに設置 Oracle Database Cloud Serviceを富士通のクラウドサービス「K5」のメニューとして提供 Oracle HCM Cloudを富士通グループで採用し、リファレンスとして提供" title="オラクル社とクラウドで協業 Oracle Cloudを富士通の国内データセンターに設置 Oracle Database Cloud Serviceを富士通のクラウドサービス「K5」のメニューとして提供 Oracle HCM Cloudを富士通グループで採用し、リファレンスとして提供

富士通の考えるデジタル革新の形

さらに水野は、現在、様々な領域でデジタル革新への取り組みが始まっていることについて触れ、代表的な例としてシェアリングエコノミーを挙げました。こうしたデジタルビジネスを成功に導くポイントとして、「情報」「理解」「判断」「行動」の4要素が揃い、デジタルの世界と現実にあるビジネスの世界が融合していくことを指摘。ICTベンダーとしての役割は「4要素が有機的に機能する基盤を提供すること」であり、そのために「必要なことはデータ連携である」と強調しました。

また、デジタル革新を成功させたお客様について事例を挙げて説明しました。

出版社におけるデジタルマーケティングの事例

雑誌、Webなど複数のメディアで展開しているある出版社では、デジタルマーケティングの施策を最適化するために、メディアごとに分散されていた顧客情報を、富士通のデジタルマネジメントプラットフォーム(DMP)によって、一元管理分析できる体制を構築。さらにBIツールによって、顧客の多様なニーズの見える化に成功しました。顧客属性や行動履歴の分析によって、新創刊した専門誌では従来の2倍の申し込みの獲得を達成しました。

工場における製造工程の可視化の事例

ある電子機器メーカーでは、IoTを活用した新工場設立にあたって、リアルタイムな製造工程の視覚化の実現に取り組みました。富士通のインテリジェントダッシュボードを活用し、従来は10分かかっていた工程をほぼリアルタイムに把握できる仕組みを構築しました。

デジタル革新を妨げる要因は時間とコスト

富士通が行ったアンケート調査によると、デジタル革新を実現できている企業は全体の約3分の1に留まるということがわかっています。その調査では「検討から実証に時間がかかりすぎて、途中で頓挫」「既存システムの運用コストが、 新分野への投資を圧迫」という企業の悩みも見えてきました。

これらのお客様の悩みに対する答えとして、「デジタル革新の検討・実証プロセス短期化」「既存システムのクラウド移行」という、デジタル革新に向けた富士通の取り組みを紹介しました。

デジタル革新に向けた富士通の取り組み

富士通は、2015年にデジタルビジネス・プラットフォーム「MetaArc」を発表しています。水野は、「情報、理解、判断、行動の4要素がつながり、データが連携する仕組みをMetaArcで実現したい」と述べ、「MetaArcによって、お客様のデジタル革新を支えるモバイル、IoT、分析、AI、セキュリティなどを提供する」と特長について説明しました。

さらに、クラウドサービス「K5」の開発にあたって、オープンソースを積極的に採用していることを紹介。IaaS領域ではOpenStack Foundation、PaaS領域では、Cloud Foundry Foundationなどの主要コミュニティに参画しています。「OpenStack Foundationでは2016年1月にボードメンバーになり、Cloud Foundry Foundationでも国内ベンダートップの貢献を果たしている。そのコミュニティの開発力、エコシステムの広がりを取り込んでいきたい」と考えを示しました。

デジタル革新においては、前段階となる、検討や実証プロセスの短縮化が課題となります。水野は「SoE(Systems of Engagement)においてデジタル革新が進まない理由に、PoC(Proof of Concept)に時間がかかりすぎることがある」と説明し、「それを短縮するのが富士通の取り組み」と語りました。SoEとはIoTやAIなどの新技術を活用したシステムのことで、デジタル革新を推進するものです。

富士通では、実証プロセス短縮化のために、「1情報を集める」「2 知恵を出し合い、アイディアをまとめる」「3 試作・検証を繰り返す」という3つのステップで進めることを提案しています。

情報収集段階では、業種、業務別の成功事例をベースに、8分野23テーマの「デジタル革新オファリング」を用意し、これをベースに展開します。アイディアをまとめる段階では、「現在の状況」と、「ありたい姿」である将来構想を整理し、そこへの道筋を踏まえて、「短期事業施策」をアイディアにします。試作・検証段階では、短期間でPoCを繰り返すために、さまざまな業種や業務に特化したPaaSや、モバイル、IoT、ビッグデータ、AIなどのテクノロジーPaaSを用意しています。

一方、デジタル革新を推進するうえでポイントになるのは、ICT全体最適化を実現するためのグランドデザインです。富士通では300社への実績に基づいたMetaArcグランドデザインサービスを用意し、既存システムのクラウド移行を支援しています。

[図] 300社へのICT全体最適化実績に基づくMetaArcグランドデザインサービス

MetaArcグランドデザインサービスは、既存システムの業務内容、セキュリティレベルの違いを仕分けして、お客様のインフラへの投資を最適化、かつ短期間でクラウド移行を実現する取り組みと言えます。

さらに富士通は、ニーズに合わせて、ハイブリッドクラウド、マルチクラウドの活用を推進するMetaArc Hybrid IT Serviceにも注力しています。複数のクラウド環境を組み合わせて活用するマルチクラウドを有効に利用するには、様々なサービスを提供するパートナーとの連携が必要です。水野は「パートナーと協業して、お客様に最適なICT環境を提供できるのが富士通の強み。そしてオラクル社はその強力なパートナーです」とアピールしました。

[図] 富士通のクラウド戦略

Oracle Cloudとの連携

続いて水野は、オラクル社との連携には「SoR(Systems of Record)領域を強化したサービスを提供したい」という思いがあったと説明しました。SoRとは、これまで企業の事業を支えてきた基幹系、情報系システムを意味します。お客様の重要な資産であるSoRは、これまでオンプレミスでの構築が中心でした。

すでにオラクル製品は、数多くのお客様で大切な業務システムを担っています。そのシステムをクラウドに移行したいというニーズも多くあります。富士通のMetaArcからOracle Cloudを呼び出せるサービスを実現するためには、長年に渡る実績と確かな技術力を持つオラクル社との連携が必要不可欠でした。

「ハイブリッドクラウド、マルチクラウドという強みに加えて、お客様のデータベース利用の選択肢を増やすことで、幅広いクラウド移行のニーズに応えたい」と両社の協業の意義を語りました。

[図] 富士通国内DCのOracle Cloud提供イメージ

Oracle Cloudを富士通の国内データセンターに設置

富士通は、PaaSとしてデータベース「Oracle Database Cloud Service」、Java実行環境「Oracle Java Cloud Service」、データベースバックアップ「Oracle Database Backup Cloud Service」、システム間連携「Oracle SOA Suite Cloud Service」、アプリケーション開発「Oracle Application Container Cloud」の提供を予定しています。

[図] 富士通が提供するOracle Cloud(PaaS)※予定

Oracle Database Cloud ServiceをK5のメニューとして提供

富士通の国内データセンターでは、富士通のクラウドサービスK5とOracle Database Cloud Serviceが一体となって提供されます。利用する際は、Oracle Database Cloud ServiceはK5ポータルのメニューの一つとして利用できます。

水野は「K5上にお客様の資産、アプリケーションを載せると同時に、そこからOracle Databaseを呼び出してご利用可能です。すべてはこのK5からコントロールできる操作性の良さがポイント」と、そのメリットを強調しました。

K5とOracle Cloudの連携のメリットとして、「ハイブリッドクラウドによる柔軟なクラウド環境の利用」と「ワンストップサポートによる安心運用」の2つを挙げました。

1つ目のメリットとして、K5ポータルの画面から、K5の環境もOracle Cloudも自由に組み合わせて、いつでも利用し、追加することが可能です。2つ目のメリットとして、万が一トラブルが発生した際、アプリケーション、データベース、ネットワークなど、全体をサービスとして提供する複合型クラウドの場合は原因の追及が非常に難しくなりますが、富士通がワンストップでスピーディに対応いたします。

Oracle HCM Cloudを富士通グループで採用/提供

富士通は、SaaSとして人材管理/タレントマネジメントサービス「Oracle Human Capital Management Cloud」、の提供を予定しています。また、富士通グループは、グローバルの社員約16万人を対象とした人事システムにOracle HCM Cloudを採用します。まず、タレントマネジメントから始め、他の分野へ順次拡大していく計画です。

国内のお客様からは、人事情報は国内のデータセンターで管理したいとの要望が寄せられています。富士通においても、セキュアな国内の富士通データセンターでのOracle HCM Cloudの適用を進めています。 そして、「プロジェクトで得た知見やノウハウを、来年の早い時期を目処に提供できるよう進めている」と水野は説明しました。

現在、多くの企業がSoR、SoEにとどまらず、デジタルビジネスを成功させるために邁進しています。水野は「富士通とオラクル社は、お客様のビジネスパートナーとして、デジタル革新の共創に取り組んでまいります」と述べ、講演を締めくくりました。


登壇者

水野 浩士

水野 浩士(みずの ひろのぶ)

富士通株式会社
総合商品戦略本部 本部長

(注)掲載している所属や役職名は講演当時のものです。

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