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Fujitsu

Japan

コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社(現・コニカミノルタ株式会社) 様

人の手から「省力化・高精度化」へITガバナンスでセキュリティ強化

[2013年9月9日掲載]

情報機器から機能材料、光学デバイス、ヘルスケアにプラネタリウムまで多彩な事業を展開するコニカミノルタグループ様の、管理・間接業務を集約したシェアードサービスを提供するコニカミノルタビジネスエキスパート株式会社様(以下、コニカミノルタBE様・現コニカミノルタ株式会社様)。社内の情報セキュリティ管理体制の強化に向けて、富士通システムズ・ウエスト(以下、FWEST)がご提案するITガバナンスの統制支援ツール「IT Policy N@vi」を導入いただきました。

「必ずやる」日常チェックをオールインワンで一元管理

経営統括部 IT推進部
課長
長岡 晋作 様

経営理念の「新しい価値の創造」をグローバルに実践し続けるコニカミノルタグループ様で、コーポレート・ガバナンスを担う共通機能会社として企業価値の向上に挑み、事業推進業務を支援してきたコニカミノルタBE様。今回、自社を含めたグループ会社4社(以下、BEグループ様)において、国際規格ISO/IEC27001を満たすISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の日常管理業務を負担軽減・高精度化するべく、ITガバナンス強化プロジェクトをキックオフしました。

「ISMSのセキュリティチェック項目は、情報端末の紛失対策や情報漏洩防止策として『必ずやらねばならない』ことです。ただ、管理すべき情報の収集・報告など業務量は増える一方で、これ以上人の手で運用することは難しい状態でした。加えて、ユーザーの自己申告に頼るだけでなく、管理者サイドからも状態を把握できるセキュリティ管理にしたいと悩んでいた時に出合ったのが、『IT Policy N@vi』でした」と語るのは、プロジェクトの推進事務局を務めた長岡 晋作様。

ITガバナンス強化を支援する『IT Policy N@vi』は、マルチデバイス対応のオールインワンクラウドサービスです。ご提案とともにFWESTはすぐにデモンストレーションを実施しました。従来のセキュリティ管理は、ウィルスチェックやUSB制御などを個別に管理することが主流でしたが、『IT Policy N@vi』なら、お客様独自のITポリシーに基づいた管理ができます。「しかもWebダッシュボードの管理画面で、遵守状況をほぼリアルタイムで可視化できますし、きっと評価をいただけるはずだと考えました」(FWEST高木 知弘)。

高木の提案は、長岡様に新鮮な驚きとして届きました。「洗練された画面をひと目見て、『これだ!』と。管理サイドの省力化はもちろん、セキュリティチェックの自動化などユーザーにもわかりやすく、メリットが大きいことも決め手でした」。

「上手な使い方」を教わってお客様流の「いい仕組み」に

第一印象から高評価を得た「IT Policy N@vi」は、お客様との定例会で「もっとこうしたい」「こうはできないか」とアイデアのキャッチボールを繰り返しながら、進化を遂げていきます。

「どんなに性能が良いシステムも、運用次第。バージョンアップの自動配信など、一貫して『コニカミノルタ流』にアレンジいただけたことで、どんどん使いやすい仕組みに変わりましたし、一緒につくり上げた実感も持てました」(長岡様)。

また、BEグループ様の情報端末約1,200台を管理する「月次棚卸」機能で、さらにスムーズな運用が実現しました。全端末がどこにあって、誰がどんなソフトウェアを使っているのか。管理台帳上の数合わせではなく、端末情報の「いま」が具体化し、ユーザーが簡単な操作で自ら棚卸をすることで、確認や督促など管理者のメンテナンス作業の大幅な負担軽減にも成功しました。これらはFWESTにとっても貴重なモデルとなりました。「管理者とユーザー、それぞれの視点に立って機能と運用を磨くことで、セキュリティをはじめ、運用など各種ポリシーに基づくガバナンスの杵き方を学びました」。(FWST 井内 利昭)

減り続けるインシデントは安全への意識が高まった証

2012年4月、BEグループ様で稼働を開始した「IT Policy N@vi」は1年後、コニカミノルタグループ様のISMS責任者会議において、長岡様から省力化とセキュリティ管理のレベルアップの成果報告として発表されました。

「セキュリティ事象やインシデントの発生が右肩下がりとなり、いまでは1,000台を超える端末で1日に数件程度です」(長岡様)。
当初、セキュリティチェックの自動化がユーザーの無関心を招くのでは、と懸念する声もあったと明かす長岡様。「でも、むしろ意識が高まったんですよ。右肩下がりの曲線は、自動チェックで事象やインシデントに気づいたユーザーが、自ら解決へ行動を起こした証。今後はグローバルも意識した提案に期待しています」。

失念にうっかりミス、人間に「完璧」はないからこそ、「IT Policy N@vi」を使って良かったな、と思っていただけるように――。FWESTはこれからも、幅広い経営課題に対応するITガバナンスの実現を支援してまいります。

※管理策の不具合やコンピューターウィルス感染など、情報管理・システム運用においてリスク発生につながる要素

システム概要


 

コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社(現・コニカミノルタ株式会社)様

グループ各社様の企業運営に不可欠な管理・間接業務を集約し、シェアードサービスを提供するとともに、コーポレート・ガバナンスをグループ内に浸透させています。

名称 コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社様
設立 2002年10月1日
所在地 本社/東京都八王子市石川町2970
代表者 谷田 清文
従業員数 約400人
事業内容 コニカミノルタグループ内へのエンジニアリング、環境・安全、その他各種シェアードサービスの提供
※いずれも「IT Policy N@vi」導入時のデータ
(2013年4月1日より、コニカミノルタ株式会社様の技術開発・事業推進の支援部門)
ホームページ コニカミノルタ株式会社様ホームページ

東京の新たな人気スポットにオープンした「コニカミノルタプラネタリウム“天空”in東京スカイツリータウン®」は、2012年度「グッドデザイン賞」を受賞しました。

立体的な映像と音楽、アロマの香りを組み合わせた“天空”は、ダイナミックな迫力と臨場感に溢れ、心地よさも味わえる「新感覚のプラネタリウム」を実現しています。

関連情報

ご紹介した商品

  • FUJITSU セキュリティソリューションIT Policy N@vi

事例紹介(PDF版)

以下より、PDF版の事例紹介をダウンロードできます。
事例紹介 コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社 様
日本語版 (950 KB) ・ 英語版 (810 KB)

お問い合せ先

株式会社富士通システムズ・ウエスト
ビジネスソリューション本部 スマートコンテンツソリューション事業部
電話: 06-6920-6050
E-mail: contact-itpolinavi@cs.jp.fujitsu.com


本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。