Webサイト運営担当者やマーケティング担当者が知っておくべき、デジタルマーケティングやWebマーケティングに関する今さら聞けない基礎用語を富士通総研 田中 秀樹がわかりやすく解説します。
Webサイト運営担当者やマーケティング担当者からは、日々の更新業務に追われて忙しいという声がよく聞かれます。コンテンツ作成者と原稿や画像をやり取りし、制作会社に指示を出して仕上がったWebページをチェックし、その合間に問い合わせ対応が割り込み…。
実際、Webサイト運営担当者やマーケティング担当者へのアンケートで今の課題を選んでもらうと、「アクセス増や集客が難しい」、「技術進歩への対応が難しい」といった項目を抑えて、「担当者数が少ない」が毎回トップになります。
このような日々の更新や問い合わせ対応は大切な業務です。しかし、Webサイトを開設した原点に立ち返ると、「ターゲットの見込み客を集める、売上に貢献する」といった目的があったはずです。この目的を達成するために、コンテンツやサービスの企画[PLAN]や掲載[DO]があり、それらが目的通りの結果を出しているかを効果検証[CHECK]し、新たな施策を検討して更新[ACTION]する。日々の更新業務は目的を達成するためのPDCAサイクルの一部であることは、意外と忘れられがちです。
Webサイト運営担当者やマーケティング担当者は、日々の更新業務だけでなく、PDCAサイクル全体を効率的に回す仕組み作りに取り組む必要があります。それを踏まえて、ここではWebサイト運営担当者やマーケティング担当者が知っておくべき、デジタルマーケティングやWebマーケティングに関する今さら聞けない基礎用語をわかりやすく解説します。
株式会社富士通総研 ビジネス調査室 田中 秀樹
マーケティング戦略支援コンサルティング業務に従事。ネットビジネス領域では、ビジネストレンドと生活者動向を踏まえた上で、ECビジネスや企業のWebサイト活用を支援。
著書に『インターネット広告実践法』(共著)の他、『インターネット白書』等、寄稿も多数。