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新たな未来の到来

ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ

2017年3月1日 更新


今、私たちは大きな変化の時代の中にあります。テクノロジーの急速な進化と経済のグローバル化は、従来の競争環境を根底から変えると同時に、かつてない大きな機会をもたらそうとしています。その影響は、消費行動の変化や新しいコミュニケーションスタイルの浸透など、私たちの日常生活にまで及んできています。

人だけでなく、様々なモノがインターネットでつながり、そこから流れてくる膨大な情報が瞬時に分析され、人の判断を支援していくことが可能となってきたのです。このような先進技術が、人々の生活や産業、そして社会全体を大きく変えるイノベーションを生み出していく可能性を持ち始めました。

あらゆるものがつながっていく新たな世界

これからの世界では「つながること」、すなわち「コネクティビティ」が重要なキーワードです。そこでは、人々が組織の垣根を越えてオープンにつながります。人だけではありません。人に加えて、車やエアコン、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジと言った多種多様なモノがインターネットにつながっていくのです。

これらインターネットにつながるモノは、2013年の100億個から、2020年には500億個以上にも増加すると予測されています。「ハイパーコネクテッド・ワールド」の出現です。この新たな世界を生み出す原動力が「Internet of Things(以下、IoT)」と「ビッグデータ」です。そこを流れる膨大な情報(ビッグデータ)から、ビジネスや社会に有益な新たな知識が生み出され、大きな経済価値が創出されます。そして、従来の業種の壁も崩れ、産業融合が起っていきます。

こうした大きな機会が広がる一方で、新たな課題も浮かび上がります。「情報セキュリティの確保」と「個人のプライバシー保護」です。近年高まるサイバー攻撃の脅威に対する防御をしっかりと講じるとともに、人々が信頼して情報をやり取りする仕組みの構築が重要です。

この「ハイパーコネクテッド・ワールド」で、企業が競争優位性を築く鍵は何でしょうか。富士通は、この答えを「人」だと考えています。これまで、最新のテクノロジーや設備を自社に保有しておくことが競争優位性をもたらしてきました。しかし、様々なテクノロジーがネットワークを通じて自由に活用できるようになり、あらゆるモノがつながる世界では、この優位性は崩れていきます。そこでは、人がどのようにテクノロジーを使ってイノベーションを生み出すかが鍵なのです。今まさに、人を重視するヒューマンセントリックな時代へと、大きなパラダイムシフトが始まろうとしているのです。

新たな変革へのアプローチ「ヒューマンセントリック・イノベーション」

では、これからの時代にどうすればイノベーションを生み出していけるのでしょうか?オーストリアの経済学者シュンペーターは、「イノベーションとは、経営資源を新たに結合することから生まれる」と論じています。かつて日本の高度成長期、「ヒト・モノ・カネ」を経営資源とし、これらを新たな形で結合させることによってイノベーションが生み出されてきました。しかし、これからのつながる世界では、革新を生み出す方法とスピードも変化していきます。良いアイデアがあれば、誰もがイノベーションを起こせる時代がやってくるのです。

このような特性を持つハイパーコネクテッド・ワールドで重要となる経営資源は、「人・情報・インフラ」の三つだと富士通は考えています。それぞれに、どのように「人をつないで力づける」のか(ヒューマン・エンパワーメント)、どのように「情報から知を創造する」のか(クリエイティブ・インテリジェンス)、そして、どのように「ビジネスや社会基盤全体をつなげて最適化する」のか(コネクテッド・インフラストラクチャー)という取り組むべき課題が導き出されます。

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[図1 ヒューマンセントリック・イノベーション]

これからの時代に於けるイノベーションへの新たなアプローチは、「人・情報・インフラ」の三つの経営資源を融合させるソリューションやサービスを通じて、ビジネス・社会の価値を実現していくことです。富士通はこれを「ヒューマンセントリック・イノベーション」と呼んでいます。ICTを活用してこの三つの経営資源を融合したビジネス・モデルを構築することにより、「業務の卓越性」、「商品競争力」、あるいは「顧客との親密性」を向上させ、競争優位性を築くことが可能となります。

オープンなエコシステムによる、価値の共創

ハイパーコネクテッド・ワールドでは、複数の組織が新たな価値を共創することが容易となります。一つの閉じた組織による価値創造への取り組みより、多様な知識や知恵を持った人々の垣根を越えた協働に、より革新性の高いアイデア創出が期待されます。これからのイノベーションは、多彩な人々あるいは多様な企業の共創によって生み出されるのです。この共創を媒介していくものが「情報」です。

ヒューマンセントリック・イノベーションも、一つの企業や組織に閉じるものではなく、分野や業種の壁を越えて、オープンなエコシステム(生態系)から生み出されます。オープンなエコシステムを形成するメリットは「規模」と「多様性」です。これまでのような、川上・川下といった固定的なバリューチェーンを通じて商品やサービスが提供されるのではなく、業種の壁を越えて複数の企業や組織がつながり、「情報」という資源を共有し、開かれたバリューチェーンを通じて、様々な価値を提供するようになるのです。

かつては、商品やサービスは、大量消費市場を狙った標準化された低付加価値・低コストのものか、あるいはニッチ市場を狙った高付加価値・高コストのもののいずれかでした。しかし、この新たなビジネス形態は、エコシステムがもたらす「規模」と「多様性」を活用することにより、一人ひとりのユーザーの異なるニーズに合った高い付加価値を低コストで提供することを可能にします。これは非常に大きなビジネスの革新と言えます。

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[図2 エコシステムにおける価値の共創]

エコシステムにおいて、「人・情報・インフラ」を業種の垣根を越えてつないでいく役割を果たすのがクラウドです。クラウドは、コスト削減や効率化といった役割だけでなく、すべてをつなぎ、価値を創出するためのプラットフォームとしての役割が期待されます。

富士通は、クラウドをベースとしたビジネス・プラットフォームを提供して、お客様と共にビジネスや社会のイノベーションを起こし、新たな価値を共創していきたいと考えています。ICTを活用して人のために価値を共創するバリューチェーンを巡らせていく活動をお客様やパートナーと共に行うことを通じて、より安全で豊かな、持続可能な社会を築くことが可能となります。これが、富士通のビジョンである「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」です。富士通はそのために必要なテクノロジーやサービス(下図)を中期的に開発・強化し、グローバルに提供していきます。

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[図3 富士通が提供するテクノロジーとサービス]

富士通は、ICTがビジネスや社会のイノベーションにどう貢献していくかについての考えを「Fujitsu Technology and Service Vision」として発表し、「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」の実現に向け様々な企業活動に取り組んでいます。


真栄城 正

富士通株式会社
グローバルマーケティング本部 グローバルビジネス推進統括部
統括部長代理

1993年、富士通株式会社入社。海外通信事業者向け通信インフラのマーケティング、中国現地法人駐在を経て、グローバル戦略、プロダクトマーケティングに従事。2012年よりポートフォリオ・マネジメントおよびFujitsu Technology and Service Visionの制作を担当。

ビッグデータ活用を成功に導く

ビッグデータ活用を検討する場合、「データありき」ではなく「データを活用しどのように経営に貢献するか」といった目的の明確化がポイントとなります。富士通は、ビッグデータ関連商品やサービスを体系化しお客様のビッグデータ活用の最適化を実現します。

IoTがもたらす新たなるビッグデータ

様々な企業が新技術やサービスを企画しているIoTですが、現場で発生する大量のデータはまだまだ活用されていないのが現状です。富士通ではこれら多くのデータを活用するため、クラウドと現場の処理を融合させ、ドラスティックな解決技術を提案します。

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