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ICT基盤のレベルを「見える化」し、ビジネスのグローバル化を支える「あるべき姿」へのロードマップを策定

パンチ工業株式会社様のロゴパネル

パンチ工業株式会社様 導入事例


パンチ工業様は、金型用部品の製造・販売を手がける企業です。早くから中国に進出し、現在、中国でのシェアはトップを誇ります。さらなる成長を目指して、東南アジアへの拠点拡大を計画していた同社は、それを支えるICT基盤に課題を抱えていました。構築から10年以上が経過していた既存ICTシステムは、複雑化・サイロ化がすすみ、全体が見えづらくなっていたのです。そこで、富士通の「MetaArcグランドデザインサービス」を活用してICT基盤全体を"棚卸し"し、これからのビジネスを支える新しいICT基盤の姿を明確化し、構築へのロードマップを策定することに成功しました。

[ 2018年3月16日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 製造業
導入サービス: MetaArcグランドデザインサービス
導入の目的: ICT基盤全体の把握と新しい基盤構築へのロードマップ策定
選んだ理由: ICT基盤のロードマップ策定からシステム設計・構築までを富士通が一貫して実施可能な点
採用のポイント: 富士通への信頼
【課題と効果】
1 複雑化・サイロ化し、全体を把握するのが困難になっていたICT基盤 arrow2-c.gif 業務仕分けによるICT基盤全体のレベルの明確化
2 ビジネスの拡大を支えるICT基盤整備の必要性 arrow2-c.gif ICT基盤の「あるべき姿」の明確化と、その実現に向けたロードマップの策定
3 海外拠点におけるICT基盤の基準が曖昧 arrow2-c.gif 明確になった国内のICT基盤を基準に海外ICT基盤展開に活用

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導入の背景

ビジネスの拡大・グローバル化に対応するため、ICT基盤の複雑化・サイロ化の解決が急務に

1975年設立のパンチ工業様は、金型用部品の製造・販売を手がけている企業です。金型用部品の国内シェアは2位で、8000社の顧客基盤を持つ中国ではシェアトップを誇ります。最大の特徴は、その高い技術力を活かした特注品の製造に強みを持っていることです。2017年には「パンチアカデミー」という企業内大学を新設し、これまで培ってきた熟練技術者の高い技術を若い世代へ伝承する取り組みにも力を入れています。
同社は、2013年に中期経営計画「バリュークリエーション15」を発表。その中で「グローバル化」「新市場の開拓」「高収益事業モデルへの転換」の3つを重点経営課題として掲げました。ただし、それを支えるICT環境は、必ずしも十分とはいえない状況でした。執行役員 情報システム室長 藤澤宏 氏は、当時のICT環境が抱えていた課題を次のように説明します。

パンチ工業株式会社 藤澤 宏 氏の写真

藤澤 宏
パンチ工業株式会社
執行役員
情報システム室長

「当時は、会社の規模も大きくなり、業務も変化していました。ところが、既存のICTシステムは導入から10年が経過し、システムの肥大化や複雑化、サイロ化によって全体が見えづらくなり、保守性も低下していたのです」(藤澤氏)

また、グローバル化を迅速にすすめるうえでも、国内のICT基盤全体を見直す必要があったと、藤澤氏は次のように続けます。

「弊社は中国には早い時期から進出していましたが、ベトナムやマレーシアなどの東南アジアには、はじめて進出する計画でした。当然、現地でもICT環境が必要になりますが、ネットワークなどのインフラやセキュリティも含めたICT環境は、国内を参考に検討する必要がありました。そこで、まずは国内のICT環境を見直し、整備することで、グローバル展開における一つのものさし(基準)を確立する必要があったのです」(藤澤氏)

そこで同社が検討したのが、自社のICT環境のレベルを客観的に評価して「現在の姿」と「あるべき姿」を明らかにし、「あるべき姿」へのロードマップを描くことでした。

導入の経緯

ICT基盤全体の見直しに、富士通の「MetaArcグランドデザインサービス」が適合

国内ICT基盤全体の見直しを検討しているとき、同社の目にとまったのが、富士通の「MetaArcグランドデザインサービス」でした。
これは、要求されるサービスレベルやセキュリティ要件などの複数の観点から企業の業務システムを分類し、レベルごとに標準化を徹底する「業務仕分け」を適用することで、ICT基盤の「現在の姿」と「あるべき姿」を明確にし、「あるべき姿」の実現に向けたロードマップを策定するサービスです。さらに、その後のシステム設計や実際の構築まで、富士通が一貫して実現可能なことが、大きい特徴となっています。
富士通から「MetaArcグランドデザインサービス」の説明を受けた同社は、さっそく導入を決定。その理由を、藤澤氏は次のように説明します。

「まずは、ネットワークも含めた自分たちのICT環境を棚卸しして、全体を把握したいと考えました。さらに、他の会社と比較したとき、自分たちのICT環境がどのレベルにあるのかを客観的に知りたかったこともあります。MetaArcグランドデザインサービスは、そのための"ガイド"として有効だと判断しました」(藤澤氏)

パンチ工業株式会社 中島 潤 氏の写真

中島 潤
パンチ工業株式会社
情報システム室(北上)
担当課長

こうして同社は、2013年11月から2014年1月までの3か月間、「MetaArcグランドデザインサービス」を利用しました。実際のプロセスについて、情報システム室(北上) 担当課長 中島潤 氏は、次のように説明します。

「富士通の専門チームと我々が複数回のセッションを通じて、現行ICT環境とあるべき姿の確認、ロードマップの策定などを行いました。まずは弊社がやりたいこと、理想とする姿を、コストを度外視してお話しし、それを受けた富士通側が、我々に最適なレベルを提案し、そのギャップをお互いに詰めていくというプロセスでした」(中島氏)

パンチ工業株式会社 坂村 純 氏の写真

坂村 純
パンチ工業株式会社
情報システム室
係長

たとえば、データセンターの移設もその1つでした。具体的なやりとりについて、情報システム室 係長 坂村純 氏は、次のように説明します。

「あるシステムをデータセンターに移設し、24時間365日の保守、障害時は1時間以内に復旧したいと我々が理想を話します。しかし、それだとコストが高くなります。そこで、富士通の専門チームが、我々の話を聞いたうえで、より現実的な提案をしてくれるのです。そういった議論を繰り返すことで、理想と現実をすりあわせていきました」(坂村氏)

導入の効果

ICT基盤の現在のレベルを明確にし、「あるべき姿」に向けたロードマップを策定

こうして同社は、自社ICT基盤全体の「現在の姿(AsIs)」と「あるべき姿(ToBe)」を明確にし、さらに「あるべき姿」の実現に向けて、最も優先順位が高い以下の4つの項目を抽出しました。

  1. サーバ設置環境/UNIXシステム移行・統合/事業継続・災害対策実現
  2. 情報漏洩対策
  3. ネットワーク最適化
  4. PC・スマートデバイス運用

そして、項目ごとに実現に向けたロードマップを策定し、以後、具体的なシステム設計・構築へと移っていきました。中でも、最も大規模かつ時間を要したのがシステムのデータセンター移行でした。

「これまで弊社のサーバは、すべて岩手県北上市にある北上工場内に設置していました。このため、万が一の場合はすべてのシステムが停止するリスクがありましたが、今回、全サーバを富士通のデータセンターに移行したので、その心配はなくなりました。また、移行に当たっては、はじめて仮想環境を導入しましたので、十分な時間をとって動作検証しました」(中島氏)

このデータセンター移行を成功に導いたのも、それに先行して実施された「MetaArcグランドデザインサービス」の成果に他なりません。中島氏は、「MetaArcグランドデザインサービス」の成果を次のように説明します。

「自分たちのICTがどのレベルにあるのかが分かったこと。そして、これからやらなければならないことが、しっかり見えてきたことが最大の成果です。また、情報システム部門として、経営層に説明する根拠ができたことも大きいと思います。たとえば、経営層から『ウチのセキュリティは大丈夫か?』と聞かれても、根拠を持って説明できるようになりました」(中島氏)

さらに、海外のICTを検討するうえでも、「MetaArcグランドデザインサービス」を利用した意義は大きかったと、藤澤氏は次のように説明します。

「国内のICT基盤のレベルを確認できたことで、海外でシステムを構築する際に、ネットワークやインフラも含めて、どのレベルで構築するかを検討しやすくなりました。その意味では、グローバルでICTを構築する"ガイドライン"を手に入れることができたと思っています」(藤澤氏)

今後の展開

今後もICT基盤の「現在地」と「目的地」を明確にするサービスとして期待

現在、パンチ工業様は、新たな中期経営計画「バリュークリエーション2020」のもと、「販売5極体制の確立」「お客様サービスの向上」「高収益事業の推進とR&D強化」「働き方改革」の4つのテーマを掲げ、さらなるビジネスの拡大を推進しています。
もちろん、「MetaArcグランドデザインサービス」を起点にスタートしたICT基盤の整備・強化は、それを支える不可欠な取り組みであり、現在も継続中です。
たとえば、中国では新たに富士通のセキュリティソリューション「IT Policy N@vi」が導入されました。これは、多数の営業拠点を抱える中国におけるセキュリティ強化の取り組みの1つです。
また、将来に向けたグローバルでの共通基盤整備も始まっています。それが、商品マスターのグローバル統合です。

「弊社のビジネスにとって、商品マスターは非常に重要です。現在は国内、中国、東南アジアなどの地域ごとに管理方法がバラバラであるため、その統合に着手したところです。ただし、細かい違いまで考慮すると、その点数は数千万にもなりますので、5年、10年を見据えた長期のプロジェクトになると思います」(藤澤氏)

海外展開を加速し、さらなるビジネスの成長を目指すパンチ工業様にとって、「MetaArcグランドデザインサービス」は、自らのICTの"見える化"であり、目指すべき方向を見定める"羅針盤"のような役割を果たしたといえるのではないでしょうか。坂村氏は、その価値を次のように評価します。

「時代が変われば技術も変わります。いまはクラウドが主流ですが、将来はもっと便利な仕組みが登場するかもしれません。セキュリティについても、現状維持だとレベルは下がりますし、セキュリティを強固にする画期的な技術が生まれるかもしれません。したがって、MetaArcグランドデザインサービスのようなサービスを定期的に受けて、自分たちの現在位置と目指すべき方向を確認することは、大きい意義があると思います」(坂村氏)
MetaArcグランドデザインサービスの活用と、その後のデータセンター移行、システム構築によって、パンチ工業様は新たな成長の土台を手に入れられました。同社の中期経営計画「バリュークリエーション2020」で掲げられた目標の実現に向けて、さらに大きく飛躍されるのは間違いないでしょう。

富士通担当者のコメント

パンチ工業様の中期経営計画“バリュークリエーション2020”達成に向け、今後も、同社が必要とするICTの技術・サービスを積極的に提案・提供し、同社の成長を全力で支えていきます。

富士通株式会社 井上 大幹、長島 瑶、菊地 直彰の写真
写真左から富士通株式会社 井上 大幹、長島 瑶、菊地 直彰

パンチ工業株式会社 坂村 純 氏、藤澤 宏 氏、中島 潤 氏の写真

写真左からパンチ工業株式会社 坂村 純 氏、藤澤 宏 氏、中島 潤 氏

【パンチ工業株式会社様 概要】
所在地 東京都品川区南大井6丁目22番7号 大森ベルポートE館 5階
代表 代表取締役 社長執行役員 最高経営責任者(CEO) 武田雅亮
創業 1975年(昭和50年)3月29日
従業員数 連結 3,959名(2017年3月末現在)
事業内容 金型用部品の製造・販売
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パンチ工業株式会社様のロゴマーク

【ご紹介したサービス】

【導入事例(PDF版)】

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